バレットノートで、全てをこの一冊のノートに書き出しましょう
全てを一冊に書くなんて無理。目の前にある紙だったら箸袋にだって書く!
だからコンテキストノート!
世の中には、コンテキストノートというものが存在します。
僕はその実践者であります。(僕が作ったんだもの)
「ノート術を決めないノート術」というなんだか変なやつで、あれこれ迷って一冊に決めきらない僕のような人のためのノートの書き方です。
あれこれ迷って一冊に決められないなんて、「全てを書き込む」バレットジャーナルとは対極にありますね。
バレットノート関連記事21記事目の今日は、ノート術を決めない「コンテキストノート」とバレットノートとの関係について考えたいた思います。
コンテキストノートとは
まずは、コンテキストノートについて説明しておきましょう。
コンテキストノートとは、書くノートを一冊に決められず、あれこれ書き散らす自分のノートの取り方を許すための概念です。
「あれこれ書いてもいいんだよ。一冊にまとめられなくてもいいんだよ」という考え方です。
下の記事に詳しく書いていますが、かいつまんで説明します。
- 入力の一元化は無理!
- 仕事の性質上、動き回るのでもともと一つになんか定められない!
- あれこれノートを使いたい!
- どんなノートに書いてもOK!
- 人間の脳は、そのノートを書いた時のコンテキスト(場所、時間、その時のシチュエーション)を覚えている!
- だから,書いたノートの置き場さえ変えなければ、ある内容を検索したい時にはその場所に行けばそこにある。
- コンテキストの検索を脳に任せ、あとはノートをあれこれつかってもOK!
このように「ノートを決めないで、何にでも書いていいんだよ。でも、書いたものの場所は動かさないでね」というようなノートのとり方ですね。
ですから、私は職場に五つのノートがあります。
一つは、職員室の机上に置いたままにしているA4のツバメノート方眼タイプ。
これが母艦としての役割を果たします。
大きいので余裕を持って書くことができます。
仕事上の要件のデータベースとして使っています。
これまでは、ただ開いて記録しているだけでしたが、バレットジャーナル形式に変えたことでインデックスができ、膨大なメモの検索に重宝しています。
二つ目は、持ち歩き用のシステム手帳。
これは、教室や運動場などに持って行き、リアルタイムで記録するものです。
校外学習などにも持っていきます。(校内用のリフィルは外して職員室に保管し、まっさらな状態で持ち出すことが大冊)
三つ目は、研修用のA5リングリフィルノート。
ハードカバーのリフィルノートで、外部で行われる研修会にはこれを持っていきます。
そして、四つ目がノートタイプではありませんが、ゼロ秒思考メモ書き用の紙の束。
職員室に置かれています。
そして五つめがポケットタイプのRollBahn。
ポケットに入れていて、手元に上のノートがどれも持ち合わせていない時に、緊急用に使います。
これだけあれば、あらゆるコンテキストに対応できます。
これらのどのノートにメモしたのか、ということは覚えているものです。
どこで記録したものかも覚えています。
だから、検索する時には、そのノートが置かれている場所に行ってノートをめくればそこに情報があるわけですね。
つまり、所定の位置から動かさないことが大事なルールとなります。
逆に言えば、ルールはそれだけです。
以上がコンテキストノートの概略です。
詳しくは上のリンクから記事を読んでくださいね。時間が経っているので、ノートについては少し変化があります。
バレットジャーナルとどう折り合いをつけるのか
それでは、
「なんにでも書いてもいいんだよ」
「一元管理なんで無理!」
というコンセプトのコンテキストノートと、
その対極にある,
「全てを書き込む」
バレットジャーナルとはどのような折り合いをつけたらいいのでしょうか。
それは、「バレットノートはコンテキストノートのシステムと一要素として稼働する」という形での運用で解決します。
上にあげたノートの例で言えば、職員室の机上のA4のツバメノートと、持ち歩き用のシステム手帳、そして研修用ノートがバレットジャーナル形式になっています。
三つともにラピットロギングで記入し、インデックスを備えています。
それぞれにプロジェクトや、資料ページを主としたコレクションページがあります。
基本的にそれぞれが独立していて、「移動」はありますが、同期されることはありません。
メモが書かれたコンテキストの記憶により、どの情報をどのノートに書いたのかは覚えているからです。
ポケットサイズのRallBahnは、メモであり、後からどのノートかに貼られるものですから、バレットジャーナルではありません。
ゼロ秒思考メモ書きも当然違います。
つまり,私の職場のコンテキストノートシステムは、
バレットジャーナル形式のノート3つ。
メモ二つ
という形で運用されているわけです。
すなわち,コンテキストノートという括りの一要素としてバレットジャーナルを運用しています。
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