毎日バレットジャーナルについての記事を投稿しています。
今日は、コレクションページについてのテクニックを学び直しましょう
目次
コレクションページとは
ライダーキャロルさんは、コレクションページの原理について次のように述べています。
「どんなに頭のなかを整理しようとしても 、人生には予想もつかないことが起こる 。
そうすると 、また頭のなかがごちゃごちゃになってしまう 。
バレットジャ ーナルでは 、こうした混沌と闘おうとするのではなく 、混沌を受け入れる 。
そのためにバレットジャ ーナルでは 、昔ながらのスケジュ ール帳のように直線状の構造ではなく 、 「モジュラ ー 」を利用している 。」
—『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』ライダー・キャロル著
http://a.co/5Iymg7W
モジュラーとは、つけ外しできるオプションのようなイメージがありますね。
ここでも、必要に応じてくっつけられる整理箱のようなイメージがのべられています。
次のように。
「それぞれのモジュラ ーは 、関連情報をまとめて整理できるテンプレ ートだ 。
こうして 、ひとつのモジュ ールに集めた情報を 「コレクション 」と呼ぶ 。
『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』ライダー・キャロル著
http://a.co/gIREyDA
関連情報をまとめて入れておく整理箱。
それがコレクションです。
読書リスト
習慣化トラッカー
旅に持っていくもの・・・
思いついたときはデイリーログに書かれているひとつ一つの要素。
読みたい本を思いついたり、旅でこれを持って行かなくちゃと思ったりなど、バラバラなことがデイリーログに時系列に書かれます。
これを同じグループでまとめて一つのページにしたものがコレクションです。
コレクションページは連続していなくてもいい
コレクションページを作ると、なんらかの形で一旦終わる時がきます。
- そのコレクションに取り組んでいることを忘れてしまった
- モチベーションがとぎれた。
- プロジェクトが一旦終了した。
- 再開しようとした時には、すでに次のページからはデイリーログが始まっていて、書き足せなくなった・・・。
大丈夫です。
コレクションページは、つながっている必要はありません。
バラバラになっていてもいいのです。
例えば、「読みたい本リスト」というコレクションページを24ページから始め、2ページほど取って次のページからはデイリーログを続けていた例を考えましょう。
読みたい本リストがさらに増えて、25ページまでのコレクションページでは足りなくなってしまいました。
しかし、大丈夫です。
デイリーログは51ページまで書かれていたとしてもその次の52ページを開き、トップに「読みたい本リスト2」と書けばいいのです。
そして、インデックページに、「読みたい本リスト2 52」と書く。
これでOKです。
インデックスページに「ここから再開したよ」ということが目明かされてさえいれば何も困ることはありません。
インデックスに戻ると解決。これがバレットジャーナルの良さでもあります。
ところが・・・
長くなりましたが、ここからが本題です。
スレッド処理でコレクションページをつなげる
コレクションページは、ノート内のあちこちに点在していて構わないことはわかりました。
インデックスページに全てのコレクションのページを書いておけばすぐにひつようなコレクションにアクセスできるからです。
しかし、めんどくさい!
いちいちインデックスを開いて「続きはどこかな?」などと探すのはとても面倒です。
そういう時に「スレッド処理」をすればいいのです。
スレッド処理の仕方
「読みたい本リスト」というコレクションページを24ページに始め、25ページまで使い、その次を52ページから始める例を上の項目で紹介しました。
このままでは、インデックスページを見ないと、続きが52ページにあるとわかりません。
そこで、一旦終わったコレクションページである25 ページの「25」の横に、飛んだ先のページ番号である「52」を書き加えるのです。
25→ 52
のように。
間の矢印は、右の方に新しいコレクションがあるよという意味の右矢印です。
なくても構いません。
これで、「読みたい本リスト2」のコレクションページは52ページにあることが分かりますので、いちいちインデックスページに戻らなくても、そこからとぶことができるのです。
逆に、「読みたい本リスト2」には、「1」に戻るためのスレッド処理を行います。
52ページから始まるのですから、
24←52
矢印は、左の方に前のコレクションページがあるとという意味の左矢印です。
飛び先ページ番号と先ほどとは逆の位置ですね。
ページ数同士の位置関係については、ライダーキャロルさんの本では左右逆になっていますが、これは年月日などの記入でも起こる文化の違いから来ているのかもしれません。
右、左どちらに書こうと決め事は書かれていませんので、自分に合った書き方をすればいいでしょう。
スレッド処理の意味
スレッド処理とは、元々プログラム上の用語です。
プログラムを書いている時、ある地点から別の処理に飛ばすことがあります。
ある処理と別の処理とを関連づける。これをスレッド処理と呼ぶのです。
バレットジャーナル上でこのスレッド処理を発案した方がソフトウェアエンジニアだったので、その考え方を用いて「スレッド処理」というプログラミング用語をあてはめたのです。
フランクリンプランナーでもお馴染み
この、参照元、参照先を記録するというやり方は、フランクリンプランナーでもお馴染みですね。
フランクリンプランナーでほ、続きをどこかのページに書く時、「参照先の日付」「参照元の日付」を書くような仕組みがあるからです。
フランクリンプランナーでは、デイリーページは1日1枚ですから、日付がページ数と同じ働きをするわけです。
この考え方による一連の動作を、ライダーさんはバレットジャーナル上でこれを発案したソフトウェアエンジニアの言葉を借りて「スレッド処理」との呼ぶことにし、本に書いているわけです。
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