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男のバレットジャーナルは、知的生産のためである

知的迷走日記保管庫

バレットジャーナルに言及している方って,女性が多いじゃないですか。

そして,どれもきれいなページを描かれていますよね。

バレットジャーナル界に,もはや男性の居場所はないのでしょうか。

「バレットジャーナル 男性」と検索してみると,ほとんどヒットしないんですが,時にそられしい記事を見ると,

「男性でも大丈夫ですよ」

という言葉にあたります。

その文脈では,

「タスク管理や,スケジュール管理に最強!」

というような理由がほとんどです。

タスク管理やスケジュール管理ができるから,男性にも使えます!と言っているように見えます。

ほんとうにそうなんでしょうか?

ここでは,男性にとってのバレットジャーナルの意味ということについて考えてみたいと思います。

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男性の方は,ぜひ最後までおつきあいくださいね。

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男のバレットジャーナルはスケジュール・タスク管理だけじゃない

えっ!!

手書きによるタスク管理,スケジュール管理系なら,さらに20数年も前からフランクリン・プランナーがあります。

人生のミッションから考える,ライフ管理という大きな視点からのその緻密なシステムは、ルールに縛られているように見えますが、その実とても心地よいものです。

大きなものに委ねている、という感じです。

正直言って,いくつもの大きなプロジェクトを同時並行で進めていくには,フランクリンプランナーの方がいいと思います。

そのためのシステムですから。

ですから、男のバレットジャーナルの理由は、タスク管理、スケジュール管理だけではありません。

バレットジャーナルは、知的生産に向いている。

これが、男のバレットジャーナルの積極的な意味だとぼくは思います。

それは、フランクリンプランナーに比べて、バレットジャーナルの方が、知的生産に繋がりやすいからです。

なぜ、バレットジャーナルは知的生産に向いているのか

バレットジャーナルが知的生産に向いているもいうのはなぜでしょうか。

それは、三つです。

🍏一つは、手書き もしくは手描き。

🍏もう一つは、フォーマットを自由に作ることができる。

🍏材料道具を選ばない

この三つが理由です。

バレットジャーナルを書いていると右脳がざわつく

バレットジャーナルを書いていると、ものすごく右脳がざわつきませんか?

言い方を変えてみましょう。

  • ワクワク感。
  • クリエイティブな気持ちが出てくる。
  • どこまでも書いてしまう。
  • 集中。

こんな言葉が浮かんできます。

左脳の冷静な働きとは別に、つくりだしたい欲求がどんどん湧いてくるのです。

手書きが脳の活性化を促す

それは、自分の手を使って、筋肉に運動させて脳と活発に連絡しあっているからに他なりません。

  • 考えるという行動
  • 書くという行動
  • 読むという行動。

これらが同時に働いています。

これが「手で書く」という別の複雑な行動と連携し合うのですから、キーボードを打つのとは比較になりません。

以下の記事には、脳の機能と手書きとの関係がとてもわかりやすくまとめられています。

脳機能の低下防ぐためには手書きが有効

こうした根拠はいくらでも引いてくることができます。

そして、ここで,これでもかと根拠を述べなくても、みなさん、よくわかっています。

手書きは脳の機能を活性化させるということです。

それだけなら、それはフランクリンプランナーでも同じことです。

週次レビューでタスクやスケジュールのマイグレーションをしているとかなり集中します。

結構脳が活性化します。

では、フランクリンプランナーとバレットジャーナルの違いはなんでしょうか。

バレットジャーナルが知的生産に向いているという私の思いの根拠はなんでしょうか。

それは、フォーマットを自由に作れるということです。

フォーマットを自由に作ることができる

ノートを書いているとき、「こんなまとめ方をしたいな」と思うことがあります。

こんな表があったらいいな、とか、

新しいテンプレートとか。

そういうことを思いついたら、それをすぐに実行できること。

これがフランクリンプランナーとの大きな違いだと思います。

フランクリンプランナーにもフリーページがありますので、実はフリーフォーマットのページを作ることは可能です。

そして、それらのインデックスさえあるのです。

しかし、バレットジャーナルとフランクリンプランナーとでは、どうしてもそのワクワク度が違うのです。

自分で作っている、という土台が違うからだと思います。

バレットジャーナルは一から全て手作りなのに対し、フランクリンプランナーは、きっちり決められたルールに従う気持ちよさというマインドセットで行うからです。

そういう意味で、私はバレットジャーナルは生産に向いていると思うのです。

材料道具を選ばないからである

バレットジャーナルは、ノートを選びません。

また、ペンも選びません。

なにをどう使ってもいい仕組みです。

ここに創造性を喚起するものがあります。

フランクリンプランナーは、やりたいことをしようと思ったら、フリーリフィルを買わなければなりませんでした。

とは言いながら、こんな高級なバレットジャーナル用ノートが売られていますけどね。

そういうのもありでしょう。

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ぼくが使っているのはこれですけど。

セリアの百均手帳です。

男性は、知的生産という視点からバレットジャーナルを見つめてみようじゃないか

男のバレットジャーナル。

それは、

タスク管理、スケジュール管理ができる最強ノート!

ではなく、

「知的生産のためのノートである」

そう考えてみるのはどうでしょうか。

実際、3年前に1ヶ月バレットジャーナルに取り組んだとき、たくさんのアイデアがそこから生まれ、記事になりました。

生産にとってとても役立つツールとしての男性のバレットジャーナル。

見回したところ、そのような視点から男性のバレットジャーナルを論じた記事は見られません。(浅学なもので、もしありましたら教えてくださいね)

どのようにして、バレットジャーナルを知的生産に結びつけるのか。

それでは、3年前と、現在とで行った(ている)バレットジャーナルを使った知的生産の方法について述べます。

トップからのブレイクダウンで作る

一つ目は、大きなプロジェクトを作って、それをブレイクダウンしながらだんだん小さくしていき、デイリーログ名で落とし込むやり方です。

まさにプロジェクト管理で行われる方法ですね。

「電子書籍を書く」というのはとても大きなプロジェクトです。

いたから行き当たりばったり積み重ねて行って達成できるものではありません。

フューチャーログのどこかの月に

「電子書籍を出版する」

と華々しく宣言する。

そのためには・・・

そのためには・・・

とさか登ってタスクを設定する。

マンスリーログでは、さらにブレイクダウンして日付をつけて進捗を管理し、

デイリーログでは、時間に組み込んで実行させる。

まさに、スケジュール管理的な使い方です。

でも,この使い方なら、フランクリンプランナーでもできますね。

ボトムアップで生産する

ぼくは、この使い方がバレットジャーナルを知的生産に使うための大きな意味であると思います。

メモからツイートする

この記事も、もともとはバレットジャーナルのこのメモがスタートでした。、

「〃 」のところにはバレットジャーナルが入ります。
上の行にバレットジャーナルといえ言葉が書かれていたのです。

もとは、「男性」ではなく、「シニア」だったのです。

考えているうちにそこが膨らんできました。

この、考えを深めるところにバレットドジャーナルを使っています。

別にページを作って、そこに昼休みにガシガシと書いているんです。

すると考えがまとまり、下のようなツイートになりました。

Tweetという、小さな知的生産になったのです。(このTweetがいいか悪いかは別として・・)

Tweetからnoteへ

さらにこれではとまりません。

このTweetは

なぜ?

ということを突き詰めていき、

下のnoteになりました。

noteからブログへ

そして今、ノートでの思考はさらに磨きをかけられ,この記事になっています。

バレットジャーナルから、だんだん思考を駆け上がって、最後はブログの記事になる。

ボトムアップ的な生産です。

このように、バレットジャーナルでは、メモから生産につなげようとする気持ちが働きやすいのです。

すぐに別ページを立てて、心ゆくまで思考できるという仕組みがあるからです。

このようなボトムアップの生産がバレットジャーナルにはとても向いていると思います。

🍏何かアイデアをメモする。

🍏バレットジャーナルで思考を膨らませる

🍏思考がまとまったらTweetして、最初の生産をする。

ここまでをバレットジャーナルが受け持ち、後は、

さらに思考の階段を駆け上がり、メタ化により、note記事にする。

そして、さらに広がり深まりが見られるものはブログにする。

というように展開していきます。

男性のバレットジャーナルは、知的生産のためのノートである

はい。

再度書きました。

タスク管理、スケジュール管理、プロジェクト管理ならフランクリンプランナーがあるし・・・

とてもあんな楽しそうなノートを描く気にはならないし・・

そんな方は、バレットジャーナルは、知的生産を目指す男性のためにあるのだと考えてみるのかいかがでしょうか。

さあ、今日からバレットジャーナルで知的生産を!

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