Evernoteをめくり返していたら,10月13日のノートにこんなメモがあった。Posteverで放り込んだまま忘れていたものらしい。
KindleやKoboで本を読まなくなった。
– 実物をめくりながら読むほうが自分にあっている。
– 厚さから、あとどのくらい読めるのか、どのくらい読んだのかを、感覚で分かりながら本を読むほうが合っている。
– 読み終えた本を本棚に置いて、時々触るのが自分にあっている。
– 本に折り目をつけて、後から見返すことが自分にあっている。
– 半の重たさを感じることが自分にあっている。
そういえばそうだ。
一時期,何かにとりつかれたように電子書籍を買いまくり,iPhoneやAndroidのKindleアプリやKoboでよみまくっていた。
Androidは防水なので,よく風呂の中で分厚い「自助論」を何日もかけて読んだりもした。
PC版アプリではKoboがKindleにさきがけて書籍の内容を読むことができるようになった,ということもあり,Kobo用の電子書籍をたくさん買った。楽天ポイントが使えるからだ。
文芸春秋などの雑誌も買って読んでみた。
漫画もかったが,スマートフォンアプリやビューアーでは画面が小さすぎて快適とはいえなかった。(iPad miniではなんとか読めた)
一番読んだのは青空文庫。ここで寺田虎彦の著作をたくさんダウンロードして読んだ。
Kindleが日本に上陸し,Koboのサービスも始まった2012年の秋以来,2年にわたってたくさんの電子書籍を買って読んだのだが,2014年の夏ごろ以来,ぱたっとよまなくなった。
そしてまた,紙の本を買うようになった。
情報さえ頭にいれればいい,内容さえ理解できればいい,というような本ならおそらくKindleやKoboなどの電子書籍でよいのだろうが,味わって読みたい本もある。
それらはやはり紙の本で読みたい。
本をめくるということが好きだ。
本の厚さを感じることが好きだ。
読み終えた本が本棚においてあるのが好きだ。
ときどき本を出してぱらぱらとしてみるのが好きだ。
本に折り目をつけるのが好きだ。
本の重さを感じるのが好きだ。
もともとそんな人間なので,電子書籍で読むカテゴリーは今後どんどん絞られていくだろう。
啓発書とか,ブログの書き方などのハウツーもの,著作権の切れた小説を青空文庫で読む,などは,電子書籍でいいように思う。
反対に,詩集,歌集,全集もの,歴史書など,机上においてじっくりと読みたいものは,やはり紙の本がいい。
まとめ
実は,近頃,Kindle paperwhiteを買いたくなったのです。
3G付きだと17000円近くする。どうしようか,どうしようかと思っている自分に,「今は,まだ買わなくていいんじゃないの?」とささやきかけるようにこの記事を書きました。
まとめのまとめ
この記事はMemoflowyではありません。
EvernoteからWordpressのエディタに直接貼り付けて,そこで膨らませました。
こんな書き方もよくやります。
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