iPad ProとApple Pencilを買ってからちょうど二ヶ月になります。
この二ヶ月で私は十分これらを使い尽くしてきました。そしてこれまでとは違ったライフスタイル、仕事のスタイルを手に入れることができた、と思っています。
その中から3つのことを紹介します。
これらはiPhoneやiPad miniでは実現できなかったことです。
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学級通信などのニュースレターを手書きメモアプリで書き連ねていく
これまでにも手紙ノートは存分に使ってきました。しかしiPad Proでの使用感と成果は別次元です。
これまではスタイラスペンを使ってノートアプリにメモをし続けてきました。
それはものすごく革命的なことでした。紙のノートの自由度には太刀打ちできませんが、紙のノートでは実現できないこと、すなわち、何十冊ものノートをひとつのiPadに入れて持ち歩くことができるのです。
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ところがApple Pencilを使うと、ほぼ紙のノートのような自由度を手に入れることができました。
それは、拡大鏡機能を使わずに、普通に紙に字を書く感覚で最初から清書クオリティのノートをとることができるということです。
これまでは、スタイラスペンで細かく書くのは難しいので、結構ざっくりとノートしていました。
自分があとからみてわかればいいのです。イラストなども簡単に添える程度。
ところが、Apple Pencilをつかえば、最初から精細に描くことができます。
それをPDFで書き出してそのまま高解像度で印刷して配布することができるのです。
ざっくり書いておいて後から細かく清書という段取りを取らなくても、書いたものが直接印字できるほど高いクオリティで書くことができる。
最初からニュースレターを最終の出力そのままの品質で描けるのです。
これはApple PencilとiPad Proの使用以前には考えられないことでした。
事実、それ以前と以後とでは、私が手書きノートアプリでとるメモのクオリティは全く違います。
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授業研究などの現場で威力を発揮する。
私たち教師は授業研究ということをやります。
自分の授業を公開し人に見てもらって批評してもらうことで、指導技術を高めていくのです。
このとき、その授業の企画書のようなもの、「指導案」といいますが、事前に配られたそれをノートパッドにはさみ、気づきを赤のボールペンなどで書き込みながら授業を参観するのです。
このノートパッドのかわりにiPad ProとApple Pencilが威力を発揮します。
ノートパッドのようにiPad Proをもち、そこにApple Pencillで気づきや考えを書き込んでいくことができるのです。
本当の鉛筆のように先が細くなっているApple Pencillだからできることで、普通のスタイラスペンだとこうはいきません。
なんどかためしたことがあります。先が丸くなっているのでペンを書く先の見当をつけにくく、字も大きくなり、つまるところざっくりとメモをとるという「出先」用途としてしか使えませんでした。
あとから清書をしなくてはならなかったのです。
Apple Pencilがないときはそのスタイルで別に何不自由しなかったのですが、Apple Pencilがある今、このような、実際に紙を挟んだノートパッドに書き込んでいくことと同じことができる万能感は筆舌に尽くしがたいものがあります。
紙のノートパッドではできないこと、例えば写真をその場で撮り、画面に貼り付け、それにコメントを加えるといったこと。これまでもしてきたことではあります。
でもノート画面をPDFで書き出して、イメージのまま印刷することができるくらい、最初から高いクオリティでノートを作ることができるようになったのは、iPad ProとApple Pencil以後です。
また、講師の似顔絵とかもののスケッチ、ちょっとしたラクガキなども最初から完成レベルで描けるの上、自在に色までつけられる。iPad miniでもできないことはないのですが、さすがにやろうという気持ちは起こりませんでした。
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リラックスノートのパワーアップ
さまざまなノートにリラックスノートを描いてきました。そのどれもよい媒体でした。リラックスノートは何に描いてもいいのです
それが、iPad Proで、Apple Pencillを使って描くことでパワーアップしたことがあります。
一つは、本当に紙のノートに書く感覚で描けますから、ノートそのものに描いたのと同じくらいリラックス効果があります。
それをiPad ProとApple Pencilだけでできるということは、場所を選ばないということです。
これまではリラックスノートをおいている家でしかかけなかったのですが、今は喫茶店でも旅行先でも描くことができるようになりました。
というより、これまでは家以外でリラックスノートを描こうという気持ちがありませんでしたから、iPad ProとApple Pencilは可能性を広げてくれたことになります。
二つ目は、ラクガキをそのまま質を高めたイラストに高めることができるということです。
「これちょっとしたイラストとしてつかえるぞ」という部分をなげなわで選択しコピー。絵描き専用のアプリを開いてそこに貼り付けて仕上げる。
わざわざPCを開かなくても完結するとてもよいフローが実現します。
それだけの絵をiPad Proで描くことができるということです。
このようにApplepencilとiPad Proとの組み合わせは、これまでとは違った高みへ私を連れて行ってくれているという感覚があります。
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