04 思考するスタイル

さまざまな一人ブレスト用のこころみを統合するための答えとしてのゼロ秒思考

投稿日:2016年3月5日 更新日:

これまで様々な一人プレスト用の仕組みを作っては試してきました。

思い付きをその場でキャプチャし,さらには考えを構築したり,でてくるままにアイデアを書き留めたりする仕組みです。

 

メモやノートから始まり,システム手帳,そしてiPhoneの登場によるアプリの使用へというこれまでの流れを書くと,それだけで長大な記事になりそうな歩みの積み重ねがあります。

 

一番長い歴史があるのは「カード型メモシステム」。1986年からもう30年にもなります。

名刺大の情報カードが入ったメモパッドがいつも胸ポケットに入っていて,なにかあるとさっとそこからだしてカードに書くのです。

2014年12月に薄いメモ帳を導入するまで,28年間ひたすら使ってきました。

 

iPhoneアプリの登場により,再利用可能なデジタルという形でキャプチャしたり,クラウドという形で場所やデバイスにかかわらずにキャプチャしたりできるようになりましたが,その中でも一番長く使ったのはPosteverというEvernote用Postクライアントアプリで,2011年の導入以来数年にわたって脈々と使い続けてきています。

DraftsやSimplenoteも使用頻度は低くなったとはいえ,まだまだ現役です。

 

手書きのメモや手帳ということであれば、2006年から始めて18000個のアイデアを出してきたアイデアマラソンがそれにあたります。

これは携帯用の薄型のシステム手帳に綿々と書き連ねてきたものですが、10年を経た今でも継続中です。

ここから仕事用のプロジェクトがいくつかうまれましたし,レポートやブログの記事など多くの知的生産を行いました。

 

その他に散歩用のMDノート、モレスキンなども様々なアイデアの醸成や構築のために使ってきました。これらふたつは,イラスト,挿絵など,絵にかかわることのキャプチャや,「お話し」のアイデア構築によく使っています。

 

マインドマップも長いですね。

2005年以来、もう10年間も描いてきました。

同じ頃からMindmanagerというマインドマップ作製ソフトも使ってきておりアナログ,デジタル両面から描き続けてきています。

デジタルという形では,現在iMindmapを主力で使っています。

これはiPhoneアプリとクラウドで統合しており,出先でコーヒーを飲みながら手のひらでアイデアだしをしたり,読書メモを取ったりしたものを,帰宅してからPC上でととのえ,アウトラインという形でWordにExportする,という流れが可能です。

手描きでは,MDノートやB5の無地ノートによく書いています。

 

このブログでもよく言及しているリラックスノートは,本来フリーライティングで行うものであり、描いている行為自体が脳を整理するという瞑想的なものであって、「このことを考えよう」という用途で使うものではないのですが、一人ブレスト用につかうこともありました。

 

 

さて,こうやってさまざまなしくみをつくり,継続していることに今更ながらにあきれ,おどろくわけですが,こういうことも同時に思います。

 

それは「で、結局どれよ」ということです。

 

これは今新しく思っているわけではなく,ある時からずっと思い続けてきたことです。

おそらくiPhoneの登場以降だと思います。アプリが次々に出てきたことでそれらをどう位置付けていくかということを考えるようになりました。

わたしとしてはそのようなことをあれこれ考えることはとてもわくわくすることで楽しいことですが,あまり生産的ではありません。

自分でも「あれこれためして書き散らしているだけじゃないの」と自問することがよくあったのです。

 

「で,結局どれよ」と。

 

しかし,実は私には本当にこのような考えに陥って、這いまわらずにすむものをもっていました。

それは,これらすべてを統合する,ある概念をもっていたことです。

これがあるかぎり,何を試そうとすべてはお釈迦様の手のひらのなかであれこれやっているだけ。何も迷わないで済むのです。

 

それが「山根式袋ファイルシステム」をコアとするインプットからアウトプットまでを貫くシステムです。

 

「山根式袋ファイルシステム」についてはこのブログでもずいぶん言及しているので,ここでは詳しくは述べませんが,角形2号の封筒をひとつの単位とするデータベースです。

書棚に専用のスペースをつくり,約500ばかりの封筒がずらっとならびます。

背のインデックスは50音順にならべられるので,必要な情報を検索するのに10秒いないで見つかります。

中にはA4の紙から,はがき,写真,パンフレットなど,入れられる大きさのものはなんでもいれられます。

 

これらさまざまな規格のものを角形2号という大きさに規格統一してしまい,簡単に蓄積,検索できるようにしたものです。

 

つまりよくいわれるように「その場にかくものがなかったから箸袋に書いた」というようなものであれ,「もらったけどどこにいれておこう」というような写真であれ,なんでも角形2号封筒に放り込んで適切なインデックスを打ち,50音順の場所に差し込めばそれでOK。

書くものが何であれ,最後はここにおちつくのだ,という安心感は迷いを生まないのです。

 

先ほどでてきた「カード型メモシステム」も「システム」と銘打っている通り,このアイデアのキャプチャ,構築,蓄積,生産し,すべてを統合する一大システムの入り口という意味をもったものです。

単体で機能しているものではありません。

ここで作られたカードは,あるものは,中期的に継続して使うためにシステム手帳に貼られるし,あるものは長期的に保存するために袋ファイルに放り込まれます。

「まず,書いてキャプチャ。それを,システム手帳など短期,中期,長期で振り分け,最終的には袋ファイルにいきつく。その一連の流れの入り口です。

 

これはiPhoneの登場によるデジタル情報の蓄積がはじまっても変わらない強固なシステムです。

すべてのデジタル情報はEvernoteで蓄積されるようになっていますが,すでにお分かりの通り,これは山根式袋ファイルシステムという一大データベースシステムの一部でしかありません。

Evernoteに蓄積されたデジタル情報であっても,それを印刷して利用することがあります。そしてそれは袋ファイルにいくのです。

 

 

さて,こうしてみると30年の間につくりつづけてきた「しくみ」は袋ファイルという一大システムに統合された強固なものに育っています。なにをためそうと何に書きつけようとそこにまよいはありません。

 

 

ところが,実はちょっとうまくいかないな,ということがあったのです。

それは,「情報」ではなく,「アイデア」としてキャプチャされてきたものを処理するためのシステムが少し弱いことです。

 

情報は蓄積され,適切に検索されて再利用されることで意味をもちますが,アイデアは単に蓄積されるだけでなく,どこかで醸成され,結び付けられ,なんらかの形に育てていかなければそのまま朽ち果ててしまうのです。

ところが,そのあたりが少し弱かったために,情報とともにいっしょに保存されたままになっているアイデアがいくつもあり,ときどきそれを掘り返していく作業が必要になってきます。

 

私は,「メタノート」づくりということでこのことを解決しようとしてきました。

年間に4000個のアイデアを生み出してEvernoteやシステム手帳に蓄積しているのですが,昨年の同じ月に保存されたアイデアを振り返り,1年たった今でも何らかの光を保っているものを拾い上げて「メタノート」をつくるのです。

メタノートは30年前に読んだ外山滋比古氏の思考の整理学に書かれていることです。

私はそれをデジタルにおいてはEvernoteで行ってきました。

 

しかし,Evernoteへのアイデアの蓄積は「蓄積したから安心。」に結び付く危険性があり,輝きは磨かれないまま朽ちてしまう可能性があります。

同じEvernote上でメタノートを作成しても,その後同じ道をたどる可能性は大いにあります。

 

Workflowyがでてから,Evernoteでメタノートづくりをするのはやめ,Workflwoyによるメタノートづくりをはじめました。

Workflowyでは動的です。

いろいろなものと結び付けるなどの思考の操作がしやすい。

Workflowyでは,キャプチャされたアイデアをうもれさせることなく,醸成,結合などのプロセスを経て生産へとつなげていくシステムをつくりやすいのです。

 

デジタルによるメタノートをWorkflowyで行うというしくみは,うまく私のシステムにはまってくれると思っていました。

 

しかしどうも違和感がのこります。それはいったいなんだろうか・・。

それがなんだかわからないまま,2年間ほどWorkflowyをシステムの中ではたらかせてきましたが・・・近頃ようやくその正体がわかってきました。

 

それは,「思考を鍛える」というプロセスが弱いということでした。

 

例えば、何をどうしたらいいか、という思いつきがあったとして、それが幸運なことにworkflowyにきちんと位置付けられたとします。

そしてそこから思考が始まります。

すでにworkflowy上に収めてある考えなどと科学変化を起こさせながら考えを育てていきます。

出てきた考えをさらに書き足していき、

 

ところが、どうしてもそこには「考え抜いた」感を持つことができないのです。

この記事はworkflowy(handyflowy)で書いていますが、考えを深めるということにおいてはまだ何か十分ではない感覚を持ちながら書いています。

 

何か1つ、ここに挟み込むひとステップがいる。考え抜くためのひとステップです。

 

実は私はその答えを持っていました。私はそれをこの一年やってきていました。

しかし、それは自分の思考を鍛えるためのものであって、アウトプットのために考えを鍛えるという位置付けをしていませんでした。

 

そう、ゼロ秒思考のセッションです。

 

様々な場所、デバイスでキャプチャしたアイデア。それをアイデアマラソン用のシステム手帳に書き付け、さらに一定期間を経た後メタノートとしてworkflowyに書き出し、生産のためのスタンバイをする。

 

この一連のアウトプットシステムのどこかにゼロ秒思考のセッションを位置づけることで「考え抜いた」感を持つことができるのではないか。

 

その何処かとは、ズバリ、あちこちでいろんな方法でキャプチャしてきたアイデアをアイデアマラソン用のシステム手帳に転記した後です。

 

workflowyにメタノートとして書き出す前に何度かゼロ秒思考のセッションを繰り返し、そこで鍛え上げられたアイデアがメタノートとしてworkflowyに抜き出されたら、それはもっと深く考えられたアイデアに育っていくのではないでしょうか。

 

そんなことを昨晩ゼロ秒思考のセッションを行いながら考えました。

 

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