今、クリエイティブ業界で話題なのは、プロ向けデザインツール「Affinity 3.0」の完全無料化です。
Affinityは、写真編集、グラフィックデザイン、DTPができる本格的なソフトウェアです。
これまで各アプリ約10,000円で(セールで5,000円程度になることあり)販売されていましたが、2025年10月末、突如として無料化が発表されました。
Adobe Photoshopや Illustratorに匹敵する機能を持ちながら、完全無料で使えるということです。
Adobe Creative Cloudは年間約10万円ほどかかりますから、その差は歴然です。
目次
Affinity 3.0 3つの革命
革命① 3つのアプリが1つに統合された衝撃
これまで別々だったPhoto(写真編集)、Designer(グラフィックデザイン)、Publisher(DTP)が、たった1つのアプリに統合されました。
UIに統合されて、3つのタブを切り替えるだけでそれぞれのアプリモードになります。(下の図は、現在Illustratorと対比されるベクターデザインのモード。

雑誌のレイアウトを作りながら、配置した写真をその場で編集し、ロゴをデザインできる。
この「シームレスさ」は、Adobe製品でさえ実現できていなかった領域です。
革命② 完全無料化という前代未聞の決断
プロ品質のツールが、永久に無料。買い切りでもなく、サブスクでもなく、完全無料です。
学生は学費を気にせずプロツールで学べ、フリーランサーは初期投資ゼロで事業を始められます。
「高額なソフトが買えない」という理由でクリエイティブを諦めていた人にとっては朗報です。
革命③ ケタ違いの高速動作
プロの映像制作現場では「Adobe製品と比較してケタ違いに高速」と評価されています。
メモリ8GBのパソコンでもサクサク動く軽量設計。起動も数秒。ストレスフリーな作業環境が、無料で手に入るわけですね。
さらに、ベクター画像トレース、ePub書き出し、メッシュグラデーションなど、V3で追加された新機能も見逃せません。
なぜ無料化したのか?
無料化の背景には、2024年のCanvaによる買収があります。
Canvaは「クリエイティブツールを全ての人に」というミッションを掲げており、Affinityの無料化はその第一歩なのです。
「デザインに興味はあるけど、高額なソフトは買えない」と諦めていた方、今がチャンスです。
Affinityなら、今日から無料でプロ級のデザインを始められます。
私も早速ダウンロードし、PhotoshopやIllustratorとの違いや使い勝手などを検証中です。
今後の作業は、Affinityで行っていくことになると思いますが、しばらく使ってみて、その確信が得られたら10数年続けてきたAdobeへの課金からようやく逃れられるだろうと思います。

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