※ 2020-9-20 大幅修正追記
ゼロ秒思考を身につけたいと思って、2015年の4月にはじめました。
ゼロ秒思考とは、さまざまな問題について即断即決できる能力のことで、訓練によって誰にでも身に付けることができるとのこと。
実際に始めてみて,1週間後には結構なやみがでてきました。
それは,あまりに時間がかかったり,メモ自体がへってしまったりといった悩みです。
しかし,継続していくことで解決することができました。
目次
ゼロ秒思考 やってみた
その訓練というのが、A4の紙に1日10枚メモを書くということです。
すごく簡単そう。
たったこれだけで,即断即決の力がみにつくのか・・?
しかし,そこはそれ,単に10枚書くわけではありません。
筆者が長年かけて、何万枚もメモを書いた結果つくりだしたもっとも効果的なメモの書き方のメソッドがあります。。
メモは、毎日10ページ書くことをお勧めしている。1ページ1分で書くので、毎日10分程度しかかからない。しかもまとめて書くのではなく、思いついた時にさっと書く。思いついたその瞬間に書き留めることで頭の働きを良くし、発想をさらに刺激するので、後でまとめて書こうとはしないほうがよい。107
私も0秒思考を身に付けたくて、毎日このメモで訓練をしようと思いました。
さっそくやってみました。
実際に紙に書くということがこの0秒思考メモの大事な約束事になっているので、それに従おうと思って一週間メモをとってみました。
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ゼロ秒思考は,単なるメモ書きではない 練習が必要だ
ところが、ゼロ秒思考は,アイデアを書き留めるといった単なるメモ書きではなく、ゼロ秒思考を身につけるための訓練としてのメモ書きですから、これはそのメソッドに従わって日々練習しなくてはなりません。
私自身が他のやり方を多数試し、今のやり方に落ち着いてから何万ページ以上も書き、工夫をしてかなり完成度の高い書き方になっている。そういう背景への理解なしにあれこれちょっとした工夫をすると、せっかく作り上げたノウハウがうまく働かないことにもなる。100
そのノウハウとは、A4を横置きにし、1行目にタイトルを描いて下線を引き、右上に2015/4/18のように日付を書くことです。
メモは、その下に4行から6行。それだけしかかかない。
これを10枚書くわけです。
メモを書く際は、A4用紙を横置きにし、左上にタイトルを書いて下線を引く。ノートではなく、パソコンでもなく、カードでもなく小さなメモパッドでもなく、A4用紙だ。しかも1ページにびっしり書くのではなく、わずか4〜6行のみ書いて終わりにする。76
ゼロ秒思考は同じテーマで何度でも書いていい
0秒思考は,同じテーマ,タイトルで何度も書いていいことになっています。
同じタイトルであっても似たタイトルであっても構わないので,何度も同じことを考えるわけです。
今日あるタイトルで書いても、明日またその言葉、あるいは似たような言葉・フレーズが浮かぶことがある。
そういう場合は躊躇なく、もう一度書く。
ある問題についてなんども考えていくことで、その問題についてはもう書くことがなくなる。こうなると、その問題については即断即決できるようになるわけだ。
ゼロ秒思考メモは見返さない
昨日どう書いたかなどと見返す必要はない。
見返さず、頭に浮かんだまま、また書く。3日後にまた似たようなタイトルが浮かんだら、それでメモを書く。振り返らずにひたすら書く。85
昨日と同じテーマがうかんだな,と思っても,昨日のメモを見返したりしません。
考えをまとめる目的ではなく,即断即決の訓練なのですから,また同じタイトルで書くだけのことです。
こうやって、ほとんど似たテーマでメモを5〜10ページ、あるいは20ページほど書いていくうちに、もうそのテーマについては考え尽くした感じ、書き尽くした感じがしてくる。心の中で大きな変化が起きている。その時点で、もう検討すべき、メモに書くべき課題ではなくなっている。87
私の仕事では、この即断即決ということがとても重要なので,なんとかその力を身につけたいと思って,最初の1週間はやっていました。
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ゼロ秒思考のメモ書きの悩み~1日10枚どころか1枚が精一杯
1週間経ってみると,一日10枚どころか、1日一枚が精一杯だったという結果になりました。
今こんなことについて書いてみたいということは頭に浮かぶのですが、それをその場でなかなかA4用紙にキャプチャできないんです。
机にじっと座って行う仕事ではなく、あちらこちらとせわしなく動き回りながら仕事をしているため、A4に手書きというのがとてもむずかしい。
その場でさらさらと書くことができるように、ファイルや紙のはさみ方の工夫などをいろいろしているのですが、やはりタイミングがあまりよくなく、思いついた時に思いついたことを書くことができていません。
訓練次第でできるようになるのだと思うので諦めずにキャプチャすることを継続したいと思いました。
これが,メモ書き初めて1週間目の悩みでした。
1分で書けないという悩みの解決はこちら
ゼロ秒思考を続けていくことが悩みの解決
さらに悩みが深まりました。
ゼロ秒思考がメモ書きの訓練であるということと,これまでとってきたアイデアをキャプチャするためのメモということが,どうしても共存できないという自体に直面したのです。
僕は、これまで年間4000個のメモをめざしていました。
そのためには1日11個のアイデアメモをキャプチャする必要があります。
この11個をなんとか達成するために,iPhoneもiPad miniも、カード型メモも、Shotnoteも付箋も、そして薄いメモ帳も、あらゆるものを使って今思いついたことをメモしてきたのでした。
ところがゼロ秒思考を始めてからは,ゼロ秒思考の書き方のメソッド(A4、手書き)に従おうとするあまり、いろんなことをキャプチャしそこなっていました。
そして,これまでやってきたアイデア11個メモ自体も、今紙がないからということで滞ってしまうことになっていました。
私のアイデアメモはそれはそれでさまざまな媒体を使ってどんどんキャプチャしていかないといけません。
ゼロ秒思考はあくまで訓練。
これまでやってきたアイデアメモとは分けて考えなくてはなりません。
こういうすみわけを含めて訓練なのだろうから、さらに1日10枚のゼロ秒思考メモを書くことを続けていきたいと思って,ひたすらメモを書いていきました。
それが,翌週には,2枚になり,次の週には3枚になり・・・
だんだんできる枚数が増えていきました。
まさに訓練ですね。
悩みの解決は,「続けること」でした。
追記 2015/5/8
ゼロ秒思考メモ 一ヶ月目に自分がどうかわってきたのかをまとめてみました。
ゼロ秒思考メモを始めて一ヶ月。私にあらわれた三つの変化 | 知的生活ネットワーク
また,2年8ヶ月後にどうなっていたのかをまとめた記事もあります。
かなり成果が現れていますので,ご確認くださいね。
ゼロ秒思考関連記事もいかがでしょうか?
🍏まずは,本ブログのゼロ秒思考に関する記事をまとめた記事です。これで,全容がわかります。
🍏 ゼロ秒思考のやりかたについては,こちらに詳しく書いています。用意するものなどについても。
🍏 ゼロ秒思考を始めてから,2年8ヶ月後までのレビューです。効果がどのように現れていくのかという実例を紹介しています。
- 1週間後 ゼロ秒思考をやってみて1週間目の悩みとその解決 /
- 1ヶ月後 ゼロ秒思考メモを始めて一ヶ月。私にあらわれた三つの変化 /
- 1年半後 ゼロ秒思考を始めて1年半。私のメモの取り方 /
- 2年後 ゼロ秒思考メモ書き2年~左脳のメモ書き 右脳のリラックスノート /
- 2年8ヶ月後 ゼロ秒思考のやり方の実例と,2年8ヶ月続けた効果 /
🍏 ゼロ秒思考最大の壁ともいえる「1分」をどう乗り越えたらいいのかということについてまとめています。
何度も同じテーマで書くことや,書くことを決めておくことによって,だんだんできるようになっていきます。
🍏 ゼロ秒思考メモ書きについての補足的なとりくみです。
更新履歴
2015年4月18日 公開
2015年5月8日 リンク追記
2020年9月20日 見出し,タイトル等修正
2023-08-28 追記
コメント
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