※2006年に書いた記事を2020年9月23日に更新 14年ぶりの更新です
日記を付けていますか?
日記には様々な効果がありますが,その1つに「日々の行動のデータベースになる」ということがあげられます。
目次
32年間に及ぶ「行動のデータベース」を手にしている
僕は,今現在,32年に及ぶ,テキストで書かれた日記「行動のデータベース」をいつでも見られる形で手にしています。
月ごとのファイルにしていますので,かなり膨大なファイル数ですが,検索には困りません。
テキストですので,必要だったら全てをまとめて1つのファイルにおさめることもできますが,検索するのに特に必要感を感じてはいませんので,月のファイルのままにして収めています。
それは,「あのことがあったのは,◯年の◯月頃」という自分内インデックスがはたらくからですね。
調べたい行動があったら,日記を収めているフォルダに行き,その年月のファイルを開けばだいたい一発でその行動にあたることができます。
このように,膨大な行動のデーターベースを得ることができるというのが,毎日日記を書くことの効果でもあります
行動のデータベースとしての日記をPCで作り続ける
僕はPCで日記を書き出して18年になります。(2006年時点で) (追記 2020年時点で32年)
1988年に、まだwindowsマシンを手に入れる7年ほど前になりますが、
PC98という高価なビジネスマシンを買いました。
41万円という価格は今でも忘れません。
その年にカード型データベース「Ninja」というソフトを導入しました。
毎日の授業のこと、子供のことなどを書き出したのがPC日記のはじまりです。
日記自体は子供の頃から書き続けているのですが、
PCによる行動の管理ということに目覚めたのはそのときからでした。
当時、僕はデータベースの構築に大変興味を持っていました。
自分の専門教科(小学校の教師でも特に研究を続ける専門の教科があるのです。)の雑誌の記事のデータベース作りに取り組んでいました。
そのとき、日々の記録も立派なデータベースになることに気づきました。
それからは、Ninjaで行動のデータベースとしての日記をつけ始めました。
日記をテキストファイルで書くことで,後からの検索に備える
PCによる日記遍歴は様々な方法をたどりますが、
結局テキストファイルで一元管理をするのが一番有用であることがわかり、
1991年からの15年分(2006年時点で)の記録がテキストファイルの形で残されています。(2020年時点で31年分)
正確には途中でザウルスで日記を付けた時代があり、この数年間の分は残ってません。残念です。
テキストファイルとしてエクスポート使用としてできなかったためです。
現在(2006年)は特に日記用のソフトなど使わず、テキストエディタで記録しています。
その方がGREP検索が利くので後からの利用に便利です。
僕は、このブログの草稿も、日々の記録も、発行しているメルマガの草稿も、アイデアメモも、すべて同じテキストファイルにかきます。
月ごとに 2006-10.txt のようにファイルをつくり、なんでもかんでもそれに書き足していきます。
あとから検索しやすいようにかくことも大事です。
僕の場合は、
■授業案 ■今日の勉強 ■今日のプロデュース ■すきま時間リスト ■買った本 ■読んだ本
など、タグとして使えるように意識してタイトルをつけ、記事をかいています。
この草稿もポンペイ展へ行くバスの中で、シグマリオン3を出してテキストエディタ上でかいています
2020年現在の行動データーベース日記「ライフログ」
2006年の「シグマリオン」というPDA(今のポメラのようなもの)は開けばすぐにテキストを打てましたので,その後数年間,テキストで日記を書き続けます。
今で言うところのライフログを,すでに書いていたわけです。
Twitterで,感情のログが加わる
2009年にTWITTERをはじめて,書き方が大きく変わります。
行動だけでなく,感情のキャプチャも行われるようになりました。
行動ログだけでなく,感情やアイデアなど,行動に付帯する様々なことがネット上に積み重ねられていきました。
それを翌日一つにまとめて,Wordによるテキスト日記に追記されていきます。
Evernoteにすべてのログが蓄積される
2009年に同様に始めたEvernoteは,これらTwitterなどのログがどんどん勝手に積み重ねられ,現在の行動データベースは,Evernoteに10年分が蓄積されています。
iPhoneの登場で,アプリから直接どこででも行動の蓄積をすることができるようになりました。
1周回って,またテキスト日記で行動データベースをとる
一時は,Evernoteですべての行動ログを管理しようとしましたが,2014年から使い始めたWorkFlowyにより,環境がかわります。
アイデア,行動等,まずはWorkFlowyという入力の仕方になりました。
また,2020年になって運用が始まった RoamResearchは,始めから「日記かきなさいよ」といわれているようなサービスです。
こうやって,あれやこれやとさまざまなサービスで行動データーベースをつくる時代を経てきましたが,一貫して変わらないのが,「テキストファイルとして書き出し,もっておく」ということです。
最終的には,テキストファイルが手元にあるということは,安心感に繋がります。
更新履歴
2006年10月15日 公開
2020年 9月23日 全面書き直し
コメント
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