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マルチ・ポテンシャライトの働き方「アインシュタイン・アプローチ」を実現する「ほどよい仕事」とは

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マルチポテンシャライトの働き方,アインシュタイン・アプローチとは

アインシュタイン・アプローチ」とは、

生活を支えるのに十分な収入を生み出し、他の情熱を追求する時間とエネルギーを残してくれるフルタイムの仕事かビジネスに関わること

著者はそのように定義づけています。

マルチポテンシャライトにとっての働き方の1つで,アインシュタインの働き方に由来があります。

「ほどよい仕事」とは

そして、生活ができる程度の収入を得た上で、余力を残しておいてくれる仕事を「ほどよい仕事」と言っています。

「ほどよい仕事」は、忍耐が必要だったり、生活を支える収入を得られないものだったりする仕事ではありません。

覚えるのに忍耐がいり、何年も我慢したり、遅くまで拘束されるような仕事は「ほどよい仕事やとは言えません。

しかし、忍耐が必要でも我慢しているわけではなく、少しずつ向上していくのが楽しみだという場合があります。

また、遅くまでかかるけれども、拘束されているわけではなく、熱中して自ら遅くまで取り組んでいてのことだ、という場合もあります。

自分の自己実現や、向上のために忍耐を使ったり、遅くまで頑張ったりということがあったとしても、他の情熱のためのエネルギーを残すことができるならば、それはその人にとっては「ほどよい仕事」であるとも言えるわけです。

アインシュタイン・アプローチができる「ほどよい仕事」3つのポイント

著者は、「ほどよい仕事」として、次の3点をあげています。

  • 楽しい、やりがいや面白味がある。心から興味を持てる分野の仕事である。
  • 経済的な目標にかなう給料が出る。
  • 余力を残しておける。

この意味で、私の仕事は、午前3時に帰ることがあっても見事に「ほどよい仕事」出会ったのです。

ただし、問題は、1.のような仕事を見つけられるかどうかということです。

1.楽しい、やりがいや面白味がある。心から興味を持てる分野の仕事である。

アインシュタイン・アプローチを目指す人でなくても、誰でも、楽しく、やりがいがあって、興味の持てる分野の仕事がしたいでしょう。

そういう仕事が得られない人の方が多いのだと言えます。

このような大部分の人たちは、アインシュタイン・アプローチができないのでしょうか。

そういうことでもなさそうです。

というのも、著者は、ほどよい仕事のチェックポイントを挙げているのですが、それが100%満たされている必要はないと言っているからです。

ほどよい仕事のチェックポイント

例えば、次のようなチェックポイントがあります。

ポイント

  • 自らの目標にかなう収入が得られるか
  • 週に何時間費やすことになるのか?
  • クリエイティビティや感情、身体が疲弊しないか
  • 職場で学ぶチャンスをくれるか
  • 面白そうか
  • 自分の追求したいプロジェクトと別のスキルや思考モードを使うか

現実問題として、多くの人にとっては、面白そうでない、やりがいが得られそうにない、という仕事がほとんどだと思います。

ついた仕事を「ほどよい仕事」に変える

ではそのような仕事を選ばざるを得ないマルチ・ポテンシャライトの人がアインシュタイン・アプローチを目指すためにはどうするか。

それは、就いた仕事を「ほどよい仕事」に変えることだと思います。

収入が足りないなら、仕事はほどほどにして、副業で稼ぐ。(それが他のやりたいことにつながるなら最高ー)

面白みややりがいが見つからない場合も同様。仕事をほどほどにする。ただし、やっているうちに面白みややりがいが見つかることがあるので、そうなればラッキーです。

肉体的、精神的に疲弊し、好きなことをする余力がないのなら、これも同様です。仕事の方を割り切る。仕事で栄達することを割り切ってしまうのです。

1.は、海外では可能かもしれませんが、日本ではそもそも無理だということが多いでしょう。

ですから、仕事でしっかりと生業を稼いで安定し、それ以外の時間でやりたいことに熱中するというアインシュタイン・アプローチを目指したいマルチ・ポテンシャライトの人は、就いた仕事を「ほどほどの仕事」に変換することを考えましょう

マルチ・ポテンシャライトの人たちにとっては、やりたいことをやる人生が幸せな人たちなのですから、上のような工夫をせざるを得ないとも言えますね。

わたしにとっての「ほどよい仕事」

私の仕事「教師」は,「ほどよい仕事」でした。

一人前のスキルを身につけた教師になるには、10年の修行が必要であるとよく言われてきました。

そして、自分から好んで授業能力を向上させるための授業研究に手を上げ、そのための研究や準備に膨大な時間を割いてきました。

しかし、それが全く辛くないのです。

午前3時ごろ家に帰るほど熱中したこともありますが、拘束されているわけではないので、まったく辛くはありません。

そういうことを繰り返しながら、生活費を得、午前3時に帰宅しても自分から好んで行ったことなのでフラフラになるような精神状態になることはありません。ですから「30分だけ絵を描いて寝よう」などと思うエネルギーも残されていました。

この仕事は、傍目にはとんでもない時間と労力を費やすことがある仕事ですが、「自己選択」が可能ということによって、エネルギーを温存させておくことができたのです。

上で上げたほどよい仕事の3つにけっこうあてはまっています。

  • 楽しい、やりがいや面白味がある。心から興味を持てる分野の仕事である。
  • 経済的な目標にかなう給料が出る。
  • 余力を残しておける。

その点では、私にとって「ほどよい仕事」でした。

更新履歴

2019-12-19 公開

2021-1-23 レイアウト等修正

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