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「調べる技術書く技術 佐藤優」書評動画の台本を書くことで理解の質をさらに深める

知的迷走日記保管庫

この動画チャンネルでは,書評動画に力をいれています。

現代人がこの動画を本のダイジェスト代わりに視聴することで,読書に興味を持ってくれることを願っての知的生産の蓄積を続けています。

この知的生産は,私自身の知的生活の質を高めることにも役立っています。

それは,この動画を作るためにたくさんのアウトプットを行っているからです。

🍏読書メモ

🍏Podcastで話す

🍏台本を書く

🍏マインドマップをかく

🍏プレゼンする

🍏動画にしあげる。

仕上げたのがこれです。

これだけのアウトプットをしていると,本の内容はしっかりと定着します。

以下に上げるのは,この「台本」にあたるアウトプットです。

台本「調べる技術書く技術」

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リード

みなさんは、本を読んだあと、それが自分の教養としてみについているという感覚はありますか?

もし読みっぱなしでほとんど内容を覚えていなかったり、自分の教養としてちゃんと身についていなかったりするような感覚があるなら、いったいどうしたら読んだ本が教養として身につくのかを知りたいですよね。

今回ご紹介する佐藤優さんの「調べる技術書く技術」は、良質のインプットとアウトプットを繰り返して、総合力を鍛え、教養として身につけ、人生を豊かにする持続的な知的生産を行う方法がよくわかります。

著者紹介

佐藤優氏は,「知の巨人」と言われていますね。知らない方はいないのではないでしょうか。

作家にして,もと在ロシア日本国大使館三当等書記官,外務省国際情報局分析第一課主任分析官,外務省大臣官房総務課課長補佐。

鈴木宗男元議員と関係が深く,鈴木宗男氏から「外務省のラスプーチン」あだ名を付けられていました。

鈴木宗男氏の疑惑に連座うする形で背任容疑で逮捕,512日間の勾留を経験。外務省職員を失職した経歴があります。

その後の論壇での活躍はご承知のとおり。

近頃では池上彰さんといっしょに,教養,学び,知的生産などについての本をよく出されています。

毎月90もの連載やコラムを書き,毎月平均2冊ペースで本を書き,そして,執筆のために多い月では500冊以上の本に目を通す知の巨人。

この本はそんな佐藤氏の,読んだ知恵を本物の教養に変える極意が書かれた本です。

知的生産の必要性

現代はフタコブラクダ。

もてるもの,もたざるものとの二極化が進んでおり,今後ますますすすむと考えられます。

佐藤さんは,「後ろのコブ」にならないためには、知的生産の濃さを高めることが必要だと言っています。

それはAIにはできないことだからです。

AIは分析をすることが得意です。

しかし、さまざまなことを統合して付加価値を作ることは人間にしかできないことです。

これがすなわち知的生産です。

この人間にしかできない知的生産の質を高めることがこれからの時代,後ろのコブにならないために必要なことなのです。

そうして,知的生産の質を高めるために必要な力が、インプット力、アウトプット力、そしてそのインフラとしてのコミュニケーション能力です。

この本は、より良い知的生産を生むための、質の高いインプットとアウトプットをいかに行うか、ということについて書かれた本です。

質の良いインプットとは

インプットとは、読む、聞くことで理解することです。

質の高いインプットとは,より深く広く理解できるということです。

一を読んで,十の理解ができるということですね。

どうすれば,いいのでしょうか。

インプットには二つあります。

一つは理解を深める土台となるインプット。

もう一つはアウトプットのためのインプットです。

理解を深める土台となるインプットとは、基礎学力。

高校の日本史A、世界史A、政治経済、数学1A。

この教科書を学び直すことです。

さらに、ブルーバックスの物流、地学、生物、化学,哲学の入門書もやっておきます。

新聞は、偏らないように2紙以上の購読が望まれますが、新聞ダイジェストでもいいです。

これらは、佐藤氏は「知的基礎体力をつける」と言っています。

こうして土台を作るとともに、無益なインプットをしないことも良質のインプットのためには必要です

ネットから情報を得るにあたり、Wikipediaは使いません。信頼性が低いからです。

まだ、Google検索は一般的に行われていますが,佐藤氏は使いません。ノイズが多いからです。

信頼できるソースとして佐藤氏がすすめているのは,

NHK NEWS WEB

ジャパンナレッジ。

ネットで独学するなら

iStudyU

スタディサプリ。

なぜかというと、講師が勝ち残っている人ばかりだからだということです。

こうした無駄な情報の排除と,信頼できるソースからのインプット,そして先に上げた知的基礎体力は,知的理解における下駄のようなものです。

これらの基礎学力があると、最初から高い下駄を履いているようなものです。

本を読んでも新聞を読んでも、それらの土台の上に理解できるので、さらに学びの質が良くなるし、フェイクに惑わされることもないわけです。

元々の知識が多いため、脳内の知識のネットワークの組み替えも頻繁に起こる。

すなわち、発想が豊かになるといことだ。

これが,

「一を読んで十を理解する」ということです。

こうしてインプットの質が高まり、そこから生まれるアウトプットの質が高まっていくわけですね。

アウトプットの仕方

一般的に「知的生産」と「アウトプット」とは同じことのように思われがちですが,佐藤氏はこれを使い分けています。

🍏知的生産・・・人に向けて公開され、評価を得るために描いたり作ったりされた生産物

🍏アウトプット・・・話す、書くなど、理解を定着させたり、思考したりするために行われること。

わたしは,以上のように理解しました。

知識の定着のためのアウトプット

・手書き

・一冊にまとめる

・日誌

が、紹介されています。

「手書き」という行為で理解したことを「記す」ことが,定着のための効率をあげます。

また,学んだことを記す先を一冊にまとめることで,あれこれノートをさがしたり何に書くか迷ったりせずにすみますし,「ここになければどこにもない」という自信を持って検索することもできます。

思考力を高めるアウトプット

・読書ノート

・参照不可で書く

が、紹介されています。

読書ノートは,先に述べた「手書き」「一冊にまとめる」ということともつながります。

ここでは,抜書きだけでなく,必ず自分なりのコメントを入れることを推奨しています。

賛成,反対だけでもいいのです。

このコメントが批判的思考力を育てます。

また,読んだことを人に話すことで理解は定着しやすくなりますが,それよりも「参照不可で書く」ことをすすめています。

この記事も実は参照不可で書いています。

たしかに,書く過程で「そうかな」「自分とは考えがちがうところがあるな」と批判的思考が働きます。もちろん理解の定着にもとてもいいです。

インフラ整備の仕方

これらのインプット・アウトプットから得られる知的生産を持続可能にするために二つのことが必要と解説されています。

・お金

・人脈

知的生活のためにお金が必要だということは,「知的生活の方法」の中で,渡部昇一氏も述べています。

ここではお金のため方,増やし方,賢い使い方等についてのべられていますが,ここではもうひとつの人脈の方について解説します。

人脈は、安心して暮らし、働くことができるためのものであり、持続的な知的生産を可能にする重要なインフラです。

自分の視野が狭くなることを防ぐという価値もあります。

さまざまな課題を助け合って乗り越えるための関係性を築くことが知的生産を持続的にするセーフティネットになります。

そのためには,コミュニケーション能力が必要ですね。

プライベートのときに,友人を招いて食事を振る舞うなど,自分の時間を友だちと共有することで,人間関係の構築をすすめていきましょう。

これらの土台の上に,持続可能な知的生産が可能になります。

知的生産の質を高めることで人生を充実させることてできます。

そのために,良質なインプットと良質なアウトプッを繰り返していくことが重要です。

わたしがどう思ったか

近頃,アウトプットが大事という本がどんどん出てきています。

先日も,成毛眞氏の「黄金のアウトプット術 インプットした情報をお姉に変える」を読んだところです。

そこには,インプットばかりでは損するばかりで,情報を吐き出すことでセンスが磨かれアイデアが生まれ,人脈が広がり,評価が上がり,結果がついてくると述べてありました。

私達には,もうインプットは十分に足りているといいます。

また,「仕事ができる人の鬼インプット」には,アウトプットなきインプットはただの娯楽であると述べられています。

もちろん,娯楽としてのインプットは認められていいです。

小説や映画鑑賞,漫画などは娯楽としてのインプットであり,それ自体よくないことではなありません。

しかし,現代においてはそれだけではもったいないという知見なんです。

娯楽のためのインプットでも,なんらかのアウトプットをすることにより,さらに面白さが増したり,気づかなかった面白さに気づいたりなどインプットの質が高まるはずです。

また,アウトプットにより,人脈の構築もできるわけですね。

やはり,娯楽のためのインプットであっても,何らかのアウトプットにより質を高めるほうがよりよい人生を送ることができるのは間違いないと思っています。

自分のこと

わたしにとっての知的生産は,このブログや,動画チャンネル,Podcastや電子書籍によいコンテンツを残すことです。

それにより,人生も充実していくと考えています。

この動画という知的生産を生むために,わたしは,

🍏本を読む時間をつくり,

🍏本の読み方を工夫し,

🍏メモをとって,理解したことをPodCastで話し,

🍏この台本を書き,

🍏MindMapに表し,

🍏それを元にプレゼンを行って撮影し,

🍏最後にそれを編集して動画投稿する。

一つの動画を作るためにそんなアウトプットをたくさんおこなっています。

こうして何度も書いたり話たりする自分メディアの方法を持っています。

このチャンネルの動画も充実するとともに,ブログやPodcastも充実し,そこから人のつながりが生まれ,人生が豊かになっているという実感があります。

次にマインドマップを書く

以上、台本の紹介でした。

台本は、なるべく「参照不可」で書きました。

このアウトプットをもとに,今日は,マインドマップを書き,その後プレゼンを行って動画の完成となります。

なかなか濃い過程を経て,これらの動画がつくられています。

完成

動画を投稿しました。

更新履歴

2020-6-14 公開

2020-6-18 追記

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