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「リスト」は,小さな知的生産物である~「リスト」の魔法から

知的迷走日記保管庫

堀正岳さんの「リスト」の魔法を読んでいます。(2020年1月時点)

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僕たちは,あまりにも普通に,生活の様々なところでリストをつくっているので,息を吸うようにリストを使っているわけです。

そのリストの意味や価値なんてあんまり考えてこなかったんですね。

ですから,リストの本が出るということにびっくりしました。

手にとって開いてみると,古今東西のさまざまなリストが紹介され,意味づけられています。

読みすすめるにつれて,「僕の生活はまさにリストでできているんだなあ」という思いがだんだん強くなってきました。

 

それと同時に,「リストって僕たちが自然につくる知的生産物でもあるんだな」と思いました。

それは,51ページ,「遊び心のあるリストも作ってみよう」に掲載されている,劇作家でエッセイストのカレン・リッツォさんの本のことを知ったことがきっかけでした。

その本の中で,彼女は,子どもの頃からおとなになるまでにつくったリストがいろいろと紹介されていたんですね。

そこには,

「なぜ私はロサンゼルスが嫌いか」

「なぜ私はロサンゼルスが好きか」

「今週,私が子供に対して本当に叫んでしまった5つのこと」

などのリストが紹介されていました。

それを見たとき,なんとも言えない気持ちになりました。

これまで自分が作ってきた膨大なリスト。

それらの中にきっとこのようなユニークなリストもあったんじゃないだろうか。

自分の生活から価値を抽出しているというような,そういう意識でリストをつくったことがなかったんです。

しかし,この本で紹介されているリストを見ると,これはまさに知的生産物です。

僕は,このようなリストは,日々何万とつくられているんじゃないか,そして誰もそれを知的生産物だとは思わずそのまま廃棄されているんじゃないかと思いました。

「リストは知的生産物である」

そのような意識を持つと,いてもたってもいられない気持ちになりました。

これは,もったいないことですよね。

僕たちが意識せずに使っている知的生産物であるリストに意識の光を当て,表の世界に引っ張り出してみたいものです。

そこで,次のようなTweetをしました。

「#今日のリスト」というハッシュタグでみんながなにかのリストを蓄積していったら,いったいどんなことになるんでしょうか。

Twitterで検索しましたが,なぜか「今日のリスト」というハッシュタグ,ないんですよね。

それでつくりました。

そして,さっそくリストを作ってみました。

「リスト」の魔法から学んだことをリストにしたものです。

もともと,Twitterは,リストによる知的生産と親和性がありますからね。

いわゆるお役立ちTweetと呼ばれるのは,ほぼみんなリストですよね。

それを「人類に叡智を集める知的生産だ!」という意識でつぶやくのが「#今日のリスト」です。

よろしければ,いっしょにリストづくりをしませんか?

Podcastも配信しています

第21回【知的生活回】リストの魔法を読んで〜前編

更新履歴

2020-2-3 公開

2021-2-2 現状に合わせて修正

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