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「書く」習慣で脳は本気になる〜茂木健一郎

知的迷走日記保管庫

Twitterにメモしたことをまとめておきます。

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脳を本気にするというのはどういうことだろうか。

それは,脳が本当にそのことに集中し,フロー状態になることをつくりだすこと。

やろうとしていることを,コンプレックス,単調さ,矯正・命令からできるだけ遠ざけ,できれば遊びの要素を取り入れていくことで,脳は夢中になる。

すると脳はパフォーマンスをあげてくる。

すなわち,本気モードに入る。

遊び性やゲームせーや,「制約」が要件だ。

制約があるからこそ,脳はそれを乗り越えようとして自由に働く,

それを記録することで,さらに脳はパフォーマンスをあげることができる,という解釈か?

ここのところは,少しつながりがよくわからなかった。

世の中は,予測できないことが起きる。それを偶有性という。

本来不安なことであるが,人間はそれを楽しんだり喜んだりすることができる。

予想通りの中に,予測できないことがあると,赤ちゃんでも喜ぶ。

 

この能力で,人間は,不確実性な世の中を乗り越えていける。つまり状況の変化に飲み込まれずにすむ能力を高めることができるのだ。

それを高めるために行うことが「書く」ということなのだ。

 

書くことで,ごちゃまぜな脳の内容が整理され,わかっていること,はっきりしていることを固めることができる。

このことにより,さらに不確実なものがきても,それを受け入れることができる余裕が生まれるわけだ。

そうやって書いたものは,その人の資産となっていく。

書かれたことのみが,自分の考えになる。書かれないと,考え以前の思いや感じのまま,無意識の中に埋もれていく。

書くことによってそれを掘り起こし,また意識の中にピンで止めておくことができるのだ。

書くことで,自分が何を考えているのか発見できるのだ。

 

これは,言語化するという意味では,言葉にすることでも同じだ。

だからコーチングの意義がある。

書くことは,達成できるということだ。

なぜかというと,脳は,未来や過去は認識できず,何かを考えたり感じたりしたことは,今ここで起こっていることだから,達成したい夢を言語化して先取りさせることによって,脳はすでに目標を達成したものと認識し,報酬物質のドーパミンが放出され,脳が本気を出して行動しはじめるからだ。

これが,書くことで夢が叶うということの脳科学的な説明だ。

だから,どんどん書くことが大事だ。言葉でもいい。言語化するのだ。

書くことによって,自分が何を考えているのか,何を願っているのか始めて意識上に浮かびあがってくる。

モヤモヤしていた感じが,明確になってくる。

とにかく書くことだ。

書くことで脳に回路ができる。回路ができると,書くことが見つかり始める。

書いたものは未完成でもかまわない。

そこから,アイデアは考えに育っていく。

夢や目標がわからない人は,次の手順でひとりブレストをすると良い。

下にまとめている。

この先どうなるかわからない偶有性の世の中で,脳にとって確実なものを残していくためには,「早すぎる自伝」を書くことだ。

書いた時点までの自分の脳に確実性を与えてくれるからだ。

だから,自伝を書くの早いほうがいい。

早すぎる自伝の書き方は,以下の通りである。

書くだけで願いが叶うのはなぜか。

脳が,未来を先取りして,すでに起こったことと認識して本気モードを出す,ということの他に,

その事によって,新しい脳の回路が立ち上がるからだ。

これまでスルーしてきたことを,それ以後は前頭葉が即座にキャッチして脳に置く込むようになるから,行動への気付きやモチベーションが継続し行動しつづけるからだ。

言葉の力は,脳を本気にさせる。

これからの人は,偶有性の荒波をかいくぐらなければならない。そのためには偶有性を楽しめることが必要だ。

偶有性を楽しめる余裕は,自分の中に確実なものを持っていることからうまれる。

そのために,「書く」ことが大切なのだ。

茂木健一郎さんの脳科学の本は大好きでよく読みます。

今回は,よくいわれるところの「潜在意識に働き変えたら実現する」ということを脳科学から説明し,そのために何をしなければならないのかということについて言及されています。

 

わかりやすく,「脳が本気を出す」ということの意味と方法を教えてくれる本です。

 

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Lyustyleの読書まとめ

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更新履歴

2020-1-6 公開

2021-1-15 追記

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