これまで、何を読んでもチンプンカンプンでよくわからないとおもっていた村上春樹の小説。
それでも1Q84はとても面白く、ちょこちょこ読み進めてきました。
途中マインクラフトにはまってしまったのでもったいないことに読書の時間を持って行かれてしまいましたが、それはそれとして。
ここでその書評をすることなどとても私にはできませんし、そもそもまだ3巻までしか読んでません。
全体の半分です。
それでも私にはこの本を読んでの、ある種の面白い感慨がありますのでそれを書いてみたいと思います。
その面白い感慨とは。
うまそう
なのです。
話の内容に関係なく、この本を手に取ると、生唾が湧いてくるのです。
そして「うまそうだ・・」と感じるのです。
初めはその本がうまそうなのかと思っていましたが(そんなはずない・・・)、そうではありませんでした。
それはそうですよね。
ではなんだろう・・・
なんと、登場人物 青豆の食べる良質の野菜とか、豆とか、サラダとか、そんなものが本を手に取るときに脳に直接働きかけてくるのでした。「うまそうだ」と。
お話の中で,青豆や老婦人の食べる少量で良質の野菜中心の食事がとてもおいしそうに描かれているんです。
1Q84という魅力的なお話の内容とは別に、青豆の口にする食事のうまさがどうも私の中に残って決まったようです。
きっと,こんな味に違いない,という感覚が私の脳の中にできてしまいました。
こんなことってありません?
たとえば,「はじめ人間 ゴン」に出てくる「あのお肉」
ゴンたち原始人が食べる「あのお肉」は,私の中にはっきりと味があります。
たとえば,「おそ松くん」に出てくるラーメン好きの小池さんの食べるラーメン。
あの味も私の中でちゃんとした味があるんです。
「はじめ人間ゴン」のマンガを見ただけで,あんのお肉の味がしますし,
「おそ松君」と聞いただけで,小池さんがうまそうに食べるラーメンの味がしてくるのです。
1Q84はまだ半分しか読んでいませんが、どうやら「うまそう、うまそう」虎思いながら残りの半分を読むことになりそうです。
あの,豆料理が食べたい。
村上春樹さん、お書きになった小説をうまそうだと思って、どうもすみません。
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