2024年4月8日追記
この記事にメモの実写を豊富に追加し、Kindle本として出版しました。
以下、記事本文です。
あなたにはこんな悩みはありませんか?
- 考えないといけないことで頭がごちゃごちゃしてるけどうまく整理できない・・
- 物事を決める時、失敗したらどうしようかと思うあまり、なかなか決められない
- 失敗したらいつまでも公開してしまう。
ゼロ秒思考メモを始めてから2年8ヶ月経ちました(注 2017年時点で)が、今では上のようなことはすっかりなくなっています。
あなたがもし同じような悩みを抱えているなら、ゼロ秒思考の実践を選択してみてはいかがでしょうか。
2年8ヶ月の間、毎日やっていたわけではありませんが、できるとき、必要なときに、空気を吸うように自然にメモ書き用の紙の束に手が伸びています。
何か早急に物事を決めなければならないとき、これをやっていたことが思考の訓練になり、いくつもアイデアが出てみたり、出て来たアイデアを実行に移すときにその判断に不安かなくなったりといった変化を感じています。
失敗したときの後悔を恐れなくなり、果断に考えを決めることができるようになってきていますが、それはこのメモ書きの効果であると自分では感じています。使い始める前は、明らかに失敗したときには公開していましたし、あれこれまよってなかなか考えを決められなかったりしていたからです。
そのような変化を生むゼロ秒思考メモのメモ書きの仕方について、やり方を実例を話しします。
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※2023年8月28日追記しました。 紙がない時のメモの仕方等。(以下の記事は2017年時点での内容ですが,2020年になっても基本的にはかわっていません。)
目次
ゼロ秒思考メモ書きをするため用意するもの
職場や自分の部屋など、執務する場所や書斎などの居場所にバインダーに挟んだA4の紙の束とボールペンを置いています。
A4の紙
20冊並行読書用の本が置いてある本棚や場所には,一緒にメモ書き用のメモのバインダーがあるようにしています。
出来事の意味を考えたり、急に頭に浮かんで不安に襲われた仕事の段取りを立てたり、浮かんだ考えを展開させたり、学んだことをまとめたりするときにバインダーを目の前に持って来て書き始められるようにです。
ボールペン
僕の愛用は,水性でするすると書けるJetstream Uni 0.7 です。
赤羽雄二さんは,PilotのVコーンをすすめています。
僕もためしてみました。
するすると書けて確かに良かったです。
その上で,僕は,JetStream0.7の方が使いやすくてずっと使っています。
コンビニで気軽に買えるので,バレットジャーナルなど,他の用途でも Jetstream一択となってます。
バインダー
A4の紙を最初から10枚以上はさんだものを,複数用意して家にばらまいています。
どこででも書けるし,さっと手にとって書くのにとても都合がいいです。
タイマー
タイマーは,iphoneのタイマーアプリをつかっています。
ゼロ秒思考メモの書き方
書き方は、著者の赤羽雄二氏が何度も書いておられるように、やり方をアレンジしてはなりませんので、本の通りに忠実にやっています。
詳しくは,下記の本をご参照ください。
書き方
- A4用紙を横置きにする。
- 左上にタイトルを書いて下線を引く。
- 右上には,年月日 「2017-12-4」のように。
- 1件1ページ。1ページに4~6行 各行20~30字。
- 1ページ1分以内。タイトル,日付,本文まで含めて
- 毎日10ページ
【著書より抜粋】
「タイトルはなんでも良い。頭に浮かんだまま、躊躇せずに書く。」
「難しく考えることは何もない。難しく考えてはいけない」84
「今日あるタイトルで書いても,明日またその言葉,あるいは似たような言葉・フレーズが浮かぶことがある。そういう場合は躊躇なく,もう一度書く。85」
「思いついたこと、気になること、疑問点、次にやるべきこと、自分の成長課題、腹が立って許せないことなど、頭に浮かんだことはなんでも書く。頭に浮かんだそのままフレーズを書き留める。」101
「もう1つ大事なのは、メモは思いついたその場ですぐに書くことだ。夜寝る前にまとめて10ページではなく、原則、思いついたその瞬間だ、何かが気になったその時、擦れる前に書き留める。このやり方が一番新鮮な気持ちで書くこたもができる。」114
大切なことは、脊髄反射的に書くこと。
考えながら書くのではなく、ペンの方が先に動くくらいのスピード感で書くことが大事です。それが「ゼロ秒思考」の所以です。
即断即決はこの書き方が訓練となって身につきます。
A4の紙がないとき
動き回っていたり、研修中であったりなど、紙の束がない場合があります。結構な頻度であります。
その場合は、常に胸ポケットに入っているメモ帳にタイトルだけ書いておきます。
結構タイトルがたまりますので、メモ書きセッションができる時間になったら、一枚1分で一気に片付けていきます。
赤羽雄二氏は,その場ですぐに書くことを推奨されており,A4をおりたたんだものを胸ポケットにいれておいてさっと書くという方法が説明されています。
しかし,仕事によってはそれは難しいです。
仕事によっては,作業服に着替えていないといけないこともありますし,接客業の場合には難しいこともあるでしょう。
そんな場合には,小さな手帳にタイトルだけ。
これはゼロ秒思考を効果的にそれぞれの仕事に合わせて行う上で,大事な工夫だと思います。
ゼロ秒思考メモを書いた後の紙の処理と利用
1日10枚のメモ書き。
それを書いた後はクリアファイルに放り込んできました。
いっぱいになったら、また別のクリアファイルを用意して放り込みます。
一度書いたメモ書きは後からあまり参照することはあまりありません。どんなこと書いたのかな、とめくってみることはありますが。
例外的に、仕事の段取りとか、急な判断が必要になった場合のアイデア出しなど、利用せねばならないメモは、別に綴じて使います。
ゼロ秒思考を続けてきての効果
最初に述べたように,ゼロ秒思考を2年8ヶ月やってきて次のような効果が現れています。
- 何か早急に物事を決めなければならないとき、いくつもアイデアが出てくる。
- 出て来たアイデアを実行に移すときにその判断に不安かなくなっていたりする。
- 失敗したときの後悔を恐れなくなり、果断に考えを決めることができるようになってきている。
これらは,ゼロ秒思考を始める前にはもっとも苦手としていたことです。
アイデアは出ないし,判断したことに自身が持てず不安が続いたり,後悔するということをおそれて果敢に考えを決められなかったり。
そういうことがこの2年8ヶ月の間になくなっているので,ゼロ秒思考の効果だと考えています。
以下の記事で効果をまとめていますのでご参照ください
まとめ
毎日やらなければ、と自分を追い詰めることもありません。できるときにやり、できないときはできないでいいのです。
やめなければ大丈夫です。
ゼロ秒思考メモ書きは、確実に思考を活性化するので、おすすめです。
ゼロ秒思考関連記事もいかがでしょうか?
🍏まずは,本ブログのゼロ秒思考に関する記事をまとめた記事です。これで,全容がわかります。
🍏 ゼロ秒思考のやりかたについては,こちらに詳しく書いています。用意するものなどについても。
🍏 ゼロ秒思考を始めてから,2年8ヶ月後までのレビューです。効果がどのように現れていくのかという実例を紹介しています。
- 1週間後 ゼロ秒思考をやってみて1週間目の悩みとその解決 /
- 1ヶ月後 ゼロ秒思考メモを始めて一ヶ月。私にあらわれた三つの変化 /
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- 2年8ヶ月後 ゼロ秒思考のやり方の実例と,2年8ヶ月続けた効果 /
🍏 ゼロ秒思考最大の壁ともいえる「1分」をどう乗り越えたらいいのかということについてまとめています。
何度も同じテーマで書くことや,書くことを決めておくことによって,だんだんできるようになっていきます。
🍏 ゼロ秒思考メモ書きについての補足的なとりくみです。
更新履歴
2017年12月4日公開
2020年8月25日 タイトル変更と,効果の項目追記
2020年8月27日 内容を各箇所に追記
2021年6月15日 レイアウトを見やすく修正
2023年7月28日 見出し順番等調整
2023年8月28日 現時点での調整