Androidの音声入力はかなり敷居が高いです。
「グーグル音声入力」にしても、ドコモの「しゃべってキー入力」にしても、困った点があります。
「しゃべってキー入力」は、少しでも音声のレベルが低いと認識されませんでした、と出たり、長い文を受け付けてくれなかったりします。
本を読んでいて気になる箇所を入力しようとして音読していても、途中で勝手に変換がはじまって、気づいたら変換候補が出てます。こちらはそれに気づかずどんどん読み続けたりすることがあります。
また、変換の効率もよくありません。
「しゃべってキー入力」は検索など、単語単位での入力には適しているかもしれませんが、長い文の入力には適していません。
Google音声入力
「Google音声入力」はとりあえずしゃべっているあいだじゅう、勝手にどんどん変換して確定し、入力を続けてくれるので、誤変換をあとから直せばいいならば、喋り続ければ長文の入力ができるので少しは入力の役にたちます。
しかし、変換の精度はこれもあまりよくありません。
Siri
iPhoneのSiriは、長い文の入力も簡単にできますし、おまけにびっくりするほど変換精度がいいです。
下のスクリーンショットは、iPhoneのSiriで上の「Google音声入力」と同じ文章をしゃべってみたところ。
「てん」といったら「、」、「まる」といったら「。」に変換してくれます。
「0点」は、「まるやてん」といったものを「。や、」とせず。誤変換したもの。
これだけ喋って、誤変換はこれだけです。
長いので2画面に分けました。
下のは後半。
「また
してくれません。」となっているのは、「また」のあとに「かいぎょう」といったので、それを受けて実際に改行されているものです。「かいぎょう」といったら改行してくれるのです。
この画面には誤変換はありません。
つまり、これだけ喋って、誤変換はたった1箇所なのです。
いかにSiriの変換がGoogle音声入力に比べて「使える」かお分かりだと思います。
読書をしているときに抜書きしたいことがありますね。
私はSiriに向かってその部分をよく音読してメモに残す(Evernote)ことがありますが、このSiriの変換の精度には助けられます。
こういうわけで音声入力に関しては、私はSiriのあるiPhoneを離れられないでいます。
もしAndroidにSiriのように、音声入力においてかなり長い文章でもとりあえず確定してくれ、変換精度もよい、というようなプログラムが出たら、私はandroidとiPhoneの二台持ちからアンドロイドだけに変えてもいいと思ってます。
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