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バレットジャーナルの要件を損なわずにシステム手帳を使うためには?

06-メモ・ノート・手帳部

そもそも、システム手帳でバレットジャーナルをやる、という言葉になんの意味があるのでしょうか。

「やればいいじゃん」で終わりのきがします。

ところが30数年間のシステム手帳使いと、5年半毎日バレットジャーナル使いのわたしは、これを両立させるわけにはいかなかったのです。

バレットジャーナルには、バレットジャーナルならしめている要素があります。

システム手帳を使うと、その要素に平然と足を踏み入れてしまい、もはやバレットジャーナルではない「バレットジャーナル的なシステム手帳」になってしまうのです。

その要素とは何か。

それは、自由なリフィル(ページ)移動です。

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自由なページの移動が、システム手帳をバレとジャーナルでなくしてしまう

こちらで詳しく書きましたが、改めて要点のみおさらいをしておきます。

システム手帳をシステム手帳足らしめているのは、自由なリフィル(以降ページといいます)の移動による、ページの入れ替え、ページのグループ化が簡単にできてしまうことです。

1980年代の日本のビジネスマンたちに狂熱的に支持され、その後40年以上にわたり、その間電子手帳や、ザウルス、パームトップパソコン、そしてスマホが現れても、頑としてその地位を譲らなかったシステム手帳です。その理由は、まさに自由なページ移動が可能ということだと思っています。

 

ところが、バレットジャーナルはまさにこの「自由なページ移動」をさせない上でシステムが構築されています。

自由なページ移動をゆるしてしまったら、「→」や「←」といった「キー」や、インデックスページなど、そのページがどこに有るかを示す要素が意味をなさなくなってしまいます。

例えば、インデックスページは、「このことについては何ページに書いている」ということを示す索引のようなものですが、勝手に移動されたら、意味がなくなります。

そもそもシステム手帳は、ページを移動することが前提なのですから、ページ数を打つ、という概念がありません。

しかし、バレットジャーナルは、ページは検索のための大事な要素です。

ここが大きく違うのです。

 

インデックスページやフューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログ、ラピッドロギングといった、バレとジャーナルのコアな要素についてはシステム手帳で可能です。

しかし、ページの自由な移動はダメ。

これでは、システム手帳を使う意味がありません。

つまり、システム手帳でバレットジャーナルをやるための最大の要件は「自由なページ移動を許しつつ、バレットジャーナルの要件を損なわないようにする」ということになります

 

では、バレットジャーナルの要件を損なわずにページ移動を自由に行うにはどうしたらいいか

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鍵は、移動できるページとしないページを明確にすること

システム手帳でバレットジャーナルをやるためには、バレとジャーナルの要件を損なわずに自由なページ移動をすることです。

バレットジャーナルにばれないように、こっそりとやるといったところでしょうか。

そのためには、「このページを動かしたら絶対ダメ!」というページと、「これ、動かしてもバレないんじゃね?」というページとを明確にしておくことですね。

 

移動禁止のページ

絶対に移動してはいけないページ、移動するとバレットジャーナルではなくなってしまう、というページ。

それは、「インデックスページ」「フューチャーログ」「マンスリーページ」「デイリーログ」といったほとんどのページたちです。

これらは、「→」や「←」といったそのページの位置を表す「キー」でしっかりと連携されているからです。

デイリーログのあるタスクに「これ、明日やろう」と思った場合、右にくるはずの明日のデイリーログに「移動した」ことを示す「右」キーをつけます。

また「これ、明日はできないけど、今月中にやろう」と思った場合、すでに左の方に存在しているマンスリーログに「移動した」ことをしめす「←」キーをつけます。

また「来月中にもやれないな。近い未来にやろう」と思った場合、これも左の方に存在しているフューチャーログに「移動した」ことを示す、「←」キーをつけます。

ここで「移動した」というのは物理的な移動ではなく、思いついたタスクをそちらに書き込むことで、デイリーログから送った、という意味です。

 

以上のことから、これらはその位置関係を移動することはできません。

そもそも、これらのページたちに、無理やり移動して位置関係を壊す意味もありません。

 

移動してもばれない(w)ページ

移動してもいいのは「コレクションページ」です。

コレクションページは、プロジェクトやあることについての考えなど、デイリーログから独立してつくるページのことです。

デイリーログから分離して別にページを立てるので、これらのシステムから自由になることができます。

「いや、インデクスページに書いて参照できるようにするだろう?移動させたらダメじゃん」と思われそうですが、大丈夫。

コレクションページだけを集めたセクションを作れば、すぐにアクセスできるので、インデックスページでわざわざ管理する必要がないからです。

デイリーログに最初の思いつきをメモしたら、「コレクションセクションに送った」という自分なりのカスタムキーをつければいいのです。

コレクションセクションの中で、アルファベットやかなの見出しを作り、それらを分類すれば、すぐに検索できるようになります。

 

システム手帳でバレットジャーナルをやる場合の要件は、自由なページ移動をやること。

しかし、コアコレクションである、インデックスページ、フューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログは動かしてはなりませんし、動かす必要はほとんそありません。

自由に移動して組み換えグループ化可能なのはコレクションページである、ということです。

 

デイリーログ、マンスリーログは、次ごとにまとめさえすれば、抜き出して別ファイルに閉じることは可能です。

ページ間の関係性は保たれるからです。

では、未来のことを記録したフューチャーログと、検索のためのインデックスページはどのように使ったらいいのか。

これは次回に考えていきます。

 

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