最近、動画生成AIの世界がものすごいスピードで進化していますが、中でも10月になってReference to Video「リファレンスから動画」という機能が話題になっています。
この機能は以前からViduにあったのですが、Vidu Q2にようやく搭載されたのです。
この記事では、このReference to Video「リファレンス機能」とは一体何なのか、何がすごいのか、そしてどうやって使うのかをまとめました。
目次
Vidu Q2のReference to Video「リファレンスから動画」って、一体なに?
Reference to Video「リファレンスから動画」は、1枚の画像から動画を作るのではなく、複数の画像を参照させて動画をつくる機能です。
1枚の画像からでは細かい指示をしにくかったのですが、複数の画像を参照させること「このキャラクターが」「これを持って」「ここに行く」というような指示を簡単にできるようになったんです。
この機能がようやくQ2でも搭載されたので、より動きのよい動画を作ることができるようになったというわけです。

「リファレンス機能」で、どんなことができるの?
では、この魔法のような機能で具体的にどんなことができるのでしょうか?
1. 決まったキャラクターを、思い通りに動かせる!
これが最大の特徴です。オリジナルのイラストや写真を「お手本」としてAIに見せれば、そのキャラクターがそっくりそのまま動画の中で動き出します。
表情が豊かに変わったり、自然な仕草をしたり、まるで命が吹き込まれたかのようです。
以前もできていたのですが、服装が微妙に変わっていたりでなかなか使用できないことがあったのですが、最新モデルのQ2に搭載された「リファレンスから動画」ではほとんどの場合、服装も保持されるようになりました。
2. 複数の「お手本」を組み合わせて、複雑なシーンも作れる!
Vidu Q2のすごいところは、お手本を最大7つも同時に指定できる点です。
例えば、
- 「このキャラクター(お手本1)が、この背景(お手本2)で、このリンゴ(お手本3)を拾う」
といったように、人、場所、物をそれぞれ画像で指定して、1つの動画にまとめることができます。
これにより、あなたの頭の中にある動きのイメージを、より忠実に再現できるようになりました。
7つも参照できるので、キャラクター、背景、小道具などを個別に指定できるわけですね。
3. キャラを保持したまま、プロが撮ったような映画みたいなカメラワーク
最新モデルQ2になってカメラワークがより自由になったことで、「リファレンスから動画」の機能の価値が更に高まっています。
「キャラクターにもっと寄って!」「被写体の周りをぐるっと回るように撮って!」といった、プロのカメラマンにお願いするような指示も、Vidu Q2は理解してくれます。
ただ動くだけでなく、より感情的でドラマチックな映像表現が可能になるわけで、これに「リファレンスから動画」が搭載されたことで、劇的な動きに元のキャラクターや持ち物、場所がしっかり追従してくれるようになるわけです。
4. キャラを保持したまま最長5分のストーリー動画
これまでのAI動画は数秒の短いものが主流でしたが、Vidu Q2は生成した動画の続きを、キャラクターや雰囲気を保ったまま延長していくことができます。
これにより、短いクリップをつなぎ合わせて、最長で5分間の本格的なショートフィルムやアニメーションを作ることも可能になりました。
しかし、無料では、1度に5秒までしか作れません。
基本の使い方は3ステップ
基本的な操作はとてもシンプルです。
お手本の画像をアップロードする
動かしたいキャラクターや使いたい背景の画像をアップロードします。
文章で指示を出す(プロンプト)
「男の子が街を歩いている。小さな鳥が飛んでいる」のように、どんな動画にしたいかを簡単な文章でAIに伝えます。
生成ボタンをクリック
あとはAIが動画を作ってくれるのを待つだけです。
これだけで、数秒後にはあなたのイメージが動画になって現れます。
気になる料金は?無料でどのくらい使える?
「こんなにすごい機能、どうせお高いんでしょう…?」と思いますよね。
Viduには無料プランが用意されています!
無料プランでも月に10枚までリファレンス画像を使えるので、まずは気軽に試してみることができます。
ちょっと興味があるなという方は、ぜひこの無料プランから始めてみてはいかがでしょうか。
もちろん、もっと本格的に使いたい方向けに、月額8ドル(約1,200円)からの有料プランもあり、使える機能や生成できる動画の量が増えていきます。
まとめ:AIが、あなたの創造性を加速させる
Vidu Q2の「リファレンス機能」は、単に動画を自動生成するツールではなくて、私たちの頭の中にある物語やイメージを、より忠実に、感情豊かに動画にしてくれるものになりました。
これまで専門的な知識や高価な機材が必要だった映像制作が、誰でも手軽に楽しめる時代がすぐそこまで来ているわけでワクワクしています。

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