2020年の1月から、バレットジャーナルを始めて、2025年の1月で5年過ぎました。
7月時点で、5年半書き続けたことになります。
この間、1日も休んでいません。毎日書き続けて、現在35冊目となっています。
5年間のバレットジャーナルから生まれたこと
この間、多くのプロジェクトがこのバレットジャーナルから生まれてきました。
一番多いのはKindle本の企画です。「鬼実行力」「バレットジャーナルで人生を前に進める」
という2冊の本に詳しく書きました。

また、このブログにも30以上の記事を書きました。▶「バレットジャーナルで検索したページ」
僕のバレットジャーナルは、生みの親であるライダー・キャロル氏の提唱した書き方に基本的に忠実です。
バレットジャーナル「的な」ものではなく、フューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログ、インデックスページ、コレクションページなどの、バレットジャーナルたらしめる基本的なページはつくってきました。
それらにプラスして「ミッション・ステートメント」「ウィークリーログ」などを、ノートを新しくするたびに書いてきています。
また、「ラピッドロギング」や、1日の振り返りによる処理なども忠実に行ってきています。
インスタなどで検索してくると出てくる「きれいな」バレットジャーナルではなく、黒一色の「映えない」バレットジャーナルですが、バレットジャーナル愛に溢れた運用の仕方をしてきました。
5年間一度も使わなかった「システム手帳」
この間、一度もやらなかったことがあります。それは30年近く続けてきた「システム手帳」を使わなかったことです。
使ってきたのは、モレスキンとRollbahnのみ。合計35冊です。
なぜかというと、バレットジャーナルでは、システム手帳のようにページを取り外して移動し、選りすぐりをつくったり、ひとところに集めたり、といったことをやらず、すべて「インデックスページ」で検索することになっているからです。
バレットジャーナルのコア要素である、キーと呼ばれる「バレット」つまり行頭文字ですが、このなかに「送る」ということをしめすものがあります。
「←」・・・メモにこのキーを付けると、そのメモはそのページ以前にある、マンスリーログやフューチャーログに移動し、未来に向けて実現可能な状態にしたことを表します。
「→」・・・メモにこのキーを付けると、そのメモはページの右に来る明日のデイリーログに送り、「明日実行される」ことを可能にしたということを示します。
つまり、ページを動かさないことが前提になったキーなのです。
これをシステム手帳のようにどんどんページを移動したり取り外したりすると、このキーは意味をなしません。つまりバレットジャーナルの基本的な思想からはずれてしまうのです。
このキーがあるからこそ、単なる思いつきが、実行可能なプロジェクトになって、確実に実行されていくのです。
これがシステム手帳を一度も使わなかった理由です。
しかし、バレットジャーナル開始から5年半たった今、ぼくはシステム手帳でバレットジャーナルを行うことにしました。
バレットジャーナルにシステム手帳を使うわけ
ライダー・キャロルの提唱したバレットジャーナルの基本にほぼ忠実に、5年半もバレットジャーナルを行ってきたのですが、なぜ今になってその基本からはずれるのか。
それは5年半という歴史の重みです。
物理的な重みです。
僕の本棚には35冊のバレットジャーナルがずらっとならんでします。
この中には素晴らしい言葉たちや、大事にし続けたいメモがたくさん散らばっています。
しかし、それらを検索するのがとても難しくなってしまったのです。
「総合インデックス」のようなノートを作り、各ノートから選りすぐりのメモたちへのインデックスとつくることも考えました。
でも、システム手帳で選りすぐりのページのセクションを作り、そこに集めて持ち歩いたほうが簡単ですし、実用的です。
そんな簡単な理由で、僕は5年半続けてきたバレットジャーナルの基本である、1冊のノートを積み上げていく形式からはずれようとしています。
システム手帳とバレットジャーナルをどう折り合いつけていくのか
システム手帳の、ページの自由な移動はバレットジャーナルをバレットジャーナルたらしめるキーシステムから外れてしまいます。
しかし、僕は「システム手帳でバレットジャーナルをやろう」としているのです。
これを潰してしまっては、バレットジャーナルではなくなってしまいます。
バレットジャーナル自体をやめてもいいのですが、やはり多くのプロジェクトを成功させてきたバレットジャーナルは手放したくありません。
しかし、システム手帳のやり方で運用すると、それは自由なページ移動を意味することになり、バレットジャーナルではなくなってしまいます。
結局、バレットジャーナルに「似た」、システム手帳になってしまうかもしれません。
ここは、どのように折り合いをつけて進めるのか、工夫しなくてはなりません。
ワクワクしてきました。
ここから、また面白い挑戦がはじまります。
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