セルフコーチングとは,クライアントである自分とコーチングすることです。または,自分をコーチにしてコーチングすることです。同じことを双方向から言っています。
今日は,ドライブをしながら,6時間も自分への質問に答え続けていたお話です。
いったい,6時間も何話していたんでしょう。
そして,その後,何が変わったんでしょう。
目次
セルフコーチングで6時間自分にし続けた質問とは
毎週,土日のどちらかでドライブにでかけ,PCMレコーダーを用意して,運転しながらぺらぺらと自分質問,自分回答を繰り返しています。
ただの独り言ではなくて,セルグコーチングですから,それなりに質問を用意しています。
その質問は,「週次レビュー」としての質問です。
内容は,
自分の生き方の根幹にかかわること。自分のあり方,人生のミッション
- 健康へのとりくみ
- 勉強のふりかえり
- 最重要課題4つのとりくみのふりかえり
- 第2階層(最重要課題が達成できた余力でやること)のとりくみふりかえり
- フリートーク
こういう内容になります。
上の5つのまるのうち,上4つには,それぞれ小項目が2~4つずつありますので,それぞれについてその取組の振り返りと課題,改善点を自分に尋ねます。
僕は,その質問に丁寧に答えていきます。
それを声を出して行うのです。
文字で書くことよりも大量のことをアウトプットすることができます。
それにしても,6時間ってかかりすぎでは・・・?
そうですね。昨日は,福岡市の北半分,北九州から豊前を回って,筑豊を横断して帰ってくるというプチドライブを計画していましたので,それが6時間かかったわけですが,その間,気持ちよくて喋り続けていた,ということです。
週次レビューの上4つの質問にこたえているうちに,5つ目のまる「フリートーク」がどんどん増えてきて,思いもかけないアイデアがぽろぽろとでてくるのが心地よいんですね。
ですから,時間とガソリンがあるなら,ぼくは,10時間でも走り続けながら,喋り続けると思います。
セルフコーチングを6時間やって変わったこと
変わったといえば,ドライブ前と後の僕は大きく違います。
- 声によるデトックスができたので,心も頭も爽快になったこと
- 取り組んでいる活動の,今の段階での軽重がはっきりし,優先順位を入れ替え,いくつかのことは棚上げにして身軽になった音
- おぼろげながらみえていたゴールがはっきりし,具体的な段取りが明らかになったのでとりくみやすくなったこと
こういう事が挙げられます。
声によるデトックス
誰も聞いていない空間で,車の小さな振動を感じながら,一人で喋り続けるのは,ものすごく気持ちいいです。
声を出すということは,自分の思考を紡ぎ出すということですから,その分もやもやが少なくなっていくんですね。
ですから心地いいんです。
デトックスって,毒抜きみたいな意味がありますけど,もやもやがそのまま脳内にあったら,淀んで毒みたいになっていきますよね。
それを,言葉にして出しちゃうことができるので,それは爽快になります。
文字に紡ぎ出すのもいいですね。
マインドマップなどは最適です。長年続けてきました。
近頃の僕は,文字ではなく声で出しています。
そのことで,文字では追いつかない思考のものすごいスピードについていくことができるので,文字では取りこぼしているようなことも,拾えていく良さがあります。
後で聞いてみると,途中,脈絡もない気づきやメモ的な言葉が入り込んでいることがあります。
文字にしていると,このあたりは意味が通じなくなるので,省略して,きちんと意味の通る形にしてしまうんですね。
声に出すと,意味が通るとかそんなことはお構いなしにどんどん出せていくので,ポロッと顔を出した小さな思いの萌芽を取り残さないで住みますね。
優先順位の変動と棚上げ
毎週週次レビューをすることでとりくみの振り返りを行います。
今の自分が,何を重要課題にして取り組めばいいのかということは,時によって変わります。
だから,僕は並行して取り組んでいることを,最重要課題と第2階層(第3階層まである)に分けて取り組んでいます。
ほうっておけば,その優先順位のままずっとやりつづけてしまいます。
僕は,今電子書籍「50歳からのブログ運営戦略」を執筆中ですが,これは第2階層に入っていました。
気を楽にして少しずつやっていけばいいと考えて執筆しています。
ところが,自分の中で完成を7月末と決めたら,今の進行と気持ちの込め具合では難しいことがわかりました。
そこで,今現在の重要課題として,第2階層から最重要課題へと格上げする必要に気が付きました。
限りある時間やエネルギーをうまく振り分けないと,疲弊するか,達成できないままズルズルといってしまうか,ということになります。
セルフコーチングで週次レビューを行うことにより,その振り分け度合いを変えることができます。
ゴールが明確になり具体的な段取りができる
セルフコーチングで,自分に結局何がやりたいのか,何のためにやりたいのか問いかけていくと,おぼろげながらやりたいなと思っていたことの価値がはっきりします。
そして,それはやらなければならないことへと変わっていきます。
その後は,「どうやってやるの」の質問に,あれこれ言葉を出していきます。
文字だったら書かないような小さなひらめきってあるじゃないですか。
ひらめいても文字にするまでに頭の中のフィルタでこされてしまい,「これは今,いいよね」みたいに整理されてどこかに消え去ってしまう。
そういう小さなひらめきまで全部声なら拾えていきます。
そういう断片が,声に出しているうちにだんだん形をなしていきます。
一旦声に出すと強いです。
記憶にはっきり残ります。
すると,あとからでてきた小さな断片とくっついて,「あ!」というようなことが頻繁におこるようになります。
そうやって,思いもかけない切り口,考え方が生まれ,目標達成への段取りが明らかになっていきます。
ドライブ前には思いもしていなかった,あるyoutubeチャンネルの運営の仕方について,その具体的なゴールと計画,日々の取り組み方にまで落とし込めたのは収穫でした。
これは,セルフコーチングで声を出していなかったら出てきていないはずです。
まとめ
文字に出すときには,文にするのではなく,位置も特定せず,単語単位でどんどん白紙に書き出していきます。
そうしないととりこぼしができてしまいます。
でも,文字に出しているときは,脳がそのスピードにあわせてくれているように感じることもあります。
少し,能力を落としてくれている感じですか。
しかし,声に出した途端,俄然スピードアップしますので,脳は全開でどんどん外に出してくれるようになる気がします。
高速で井戸水組んだら,高速で補給されるような感じ。
声にだすというのはとてもよいですので,ぜひお試しください。
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