
僕は、よくセルフコーチングをやります。
PCMレコーダーであるDR-07xを車中に持ち込み、ピンマイクをシートベルトに取り付けて、ペラペラしゃべるんです。
話すのは、用意しているトリガーリストの質問への答え。
それは,次のような「自分への質問」の一つのリストです。
- 「今日の出来事は?」
- 「今、最も重要だと思うことは?」
- 「それをどのようにやる?」
- 「いつ、やる?」
- 「うまくいかないとしたら、何が原因?」
- 「うまくいかないとき、どうやって乗り越える?」
こういうことを、マイクに向かってしゃべり続けるわけです。
僕はずっと「セルフコーチング」とか「自分への質問」という言い方をしていましたが,堀正岳さんの「リストの魔法」に,「トリガーリスト」という名前で紹介してあったので,その言葉を使うようになりました。
トリガーリストの質問に答えるのをきっかけとして、思いもしなかったような言葉がどんどん口をついて出てくるようになります。
メモをするより,言葉にするほうが,自分の潜在的に持っている「未だ考えに至らない思いのタネ」のようなもの,つまり潜在意識を意識化に持ってきやすくなります。
言葉の力ってすごいのです。
昨日は、親戚の家までの往復90分間、ずっとこれをやっていました。
上の内容について次々に答えていくわけです。
トリガーリストの一通りの質問が終わるまでを一つのセッションとします。
昨日は一回のセッションで20分ほど喋っていました。
「そんなにしゃべるの?」
と思われるかもしれませんが,喋っていると次々に芋づる式に言葉がでてくるんです。
これを出てこなくなるまで延々とやるんですね。
無理してえんえんとやるんじゃなく,やめたくなくなる,というのがあたっています。
ずっと喋っていたいんです。
頭の奥深くにあることが芋づるのように次々の引きずり出されてくるのがとても心地いいんですよね。
最初は,気恥ずかしいです。
「ヒトカラ」なんて考えたこともなかったわたしですから,一人で質問し一人で答えるなんて,とても恥ずかしくてできないと思っていました。
ところが,次のようにすると,できるようになりました。
一人で質問と応答のセッションをするには
- 車中など,完全に一人になれる場所を確保する(当然ピンマイクなどでウェアラブルに話せる環境をつくる)
- 「え~」とか「う~」とか「・・・・・」など,いくらいれてもかまわない。うまく話そうとしない。
- 人と話しているように話す。「~と思います」「○○についてどうするかというとですね・・それは・・・あの・・」など。
- マイクに向かってインタビューに答えるように話す
一人で誰もいない場所で,質問に答えるセルフコーチングをえんえんとやる。
これ,思っても見なかったようなアイデアが次々とでてきますよ。
ぜひ,行ってみてください。
なお,このセッションの肝は,「マイクに向かって話す」ということです。
これでものすごく言葉の出方がよくなります。
マイクには,PCMレコーダーがおすすめですよ。
音がいいので,あとからイヤホンなどで聞いた時,声だけがきれいにはいります。
僕は,PodCastもこれでやるときが結構あります。