※2021年7月14日追記しました。
発売から5年経って学んだこと
この本は、僕の渾身の作品です。
初めてのKindle本であり、出版に際しては作家の倉下忠憲さんに原稿チェックまでしていただいた本です。
Kindle作家としてのLyustyleを誕生させてくれた本です。
出版当初はそこそこ売り上げがありました。
しかし、だんだん売れなくなり、2ヶ月もしないうちに,フェイドアウトしていきました。
その後,5年間ほとんど読まれていません。
このことからいくつかのことを学びました。
検索される言葉が入っていない
まずは,タイトルに検索される言葉をいれてなかったということ。
「25年前からのパソコン通信」って,どう検索してもこの本にはいきあたりません。
25年前で検索する人はいないでしょうし,
パソコン通信は検索されると思いますが,このタイトルを見ただけで,「あ,求めている情報とちがうな」と思われてクリックもされません。
ですから,僕のこの本は,検索経由で読んでくれる人はいない,ということになります。
実に当たり前のことを,5年前の私はしらなかったということです。
タイトルを見ても内容がわからない
「25年前からのパソコン通信」って,どんな本だと思いますか?
小説だと思いますよね。ミステリーはSFか。
でも,実はちがうんですよ。
なんと
「しっかりとメモなどの記録を残しておくと,25年経った今でもそれが役に立つんだよ」
というメモのとり方などのライフハック本なんです。
・・・だけでなく,海外引越の大変さとか
向こうでの生活の始め方とか・・・
まあ,いろんなこと満載の本なんですね。
内容が絞られていないので,量も膨大です。
これでは,たまたま関連などに表示されても,だれもクリックしませんね。
表紙が素人感丸出しで,買おうという気が起きない
表紙がどう見ても素人感満載です。
にぎやかだったら目立つだろうくらいにしか考えてなかったんですね。
というわけで,今,4冊目の電子書籍を書いている最中ですので,ふりかえってみました。
いまなら,ぜったいこれらのことはやらないなとおもって,振り返って追記したところです。
追記の方が,分量多くなってしまいました。
出版当日の記事
以下、2016年時点での記事です。
昨夜23時すぎ。
KDPの出版のページで震える指で「保存して出版」のボタンを押しました。(マウスクリックだけど)
その瞬間,晴れて私はKDP作家の仲間入りを・・・というのはまだ早く,その後アマゾンのレビューを経て,出版準備となりました。
結構時間がかかるのかと思っていたら,朝起きてみたらすでに販売が開始されていました。3時ごろ始まったようです。ボタンを押してから4時間足らず。結構早く始まりました。
おかげさまで,今度こそ,本当に出版することができました。
ここまでこぎつけるには,昨日の記事にありますように,2012年にKDPが始まって以来4年間にわたる産みの苦労がありました。
セルフパブリッシングへの道>KDP第1作目 その名は「25年前からのパソコン通信」 | 知的生活ネットワーク
みなさまお察しのとおり,昨日の記事に出てきた「さる方」「救世主」とは,倉下忠憲さんです。私がうまくまとめられずにぼやいていたら,原稿チェックのお申し出があったのです。
@Lyustyle もしよかったらどこかの区切りで原稿チェックしましょうか?
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2016年8月27日
こうなったらもう,絶対後へは引けません。
ここまでのご好意を決して無駄にしてはなりません。今回出版にこぎつけられたのは,この一言がとても大きかったのです。
おかげさまで,何度見てもスルーしてしまっていた誤字や記法の誤りなどを見つけていただき,また,「おもしろい」というお言葉で勇気もいただき,こうして4年間の思い,いや,20年間の思いを何とか成就することができました。
また,いつもお世話になっている,段差LOVEや,たすくま関係の方々にも私のぼやきTweetにいいねをしてくださったりコメントをくださったりで,ずいぶん沼に沈み込んでいく私を救い出していただきました。
昨日は販売が始まったときには真っ先に皆様にお知らせしたいと思いました。
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今日はたくさんの方からお祝いのコメントをいただきどうもありがとうございました。皆様のおかげです
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今回の本は,実は,25年前に書いた元の本から1/4だけ切り取ってきたものです。
今後,当時の学校のことや英語の習得のことなどおもしろいことがいろいろとありますので,同じシリーズで後2冊まで出そうと思っています。
今回とにかく1冊だせましたので,3冊目まで一気にやってしまいたいものだと思っています。
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このブログを始めて8年。(注 2016年時点で。2021年現在13年)「僕の知的生活の方法」を編んでいくブログとして静かに歩んできましたが,いよいよ知的生産のフェイズに入ってきたようです。
新しいことに挑戦するのは,わくわくします。
次は,ランディングページをつくってみようと思います。
更新履歴
2016-9-26 記事公開
2021-7-14 追記
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