福岡市の西にある飯盛神社。
毎年正月2日に初詣を行ってきました。
元日はかなりの人出になり、参道にびっしりと人が並び、数十分並ばねばならないからです。
分散参拝を長年行ってきたわけですが、それでもかなりの人が訪れます。
人出と境内の状況
しかし、今年は例年の半分程度の人出でした。
普段は、同じ時間では、鳥居を過ぎて人が並んでいますが、今年はまばら。
おそらく、2日の午後以降はさらに人が減るでしょう。
以下、境内の様子をお伝えします。
鳥居の下には、手洗い用の除菌液。
参道には、一定間隔でこのような立て札。
人が密集しないよう、この立て札を目印に間隔を空けるよう訴えています。
福みくじも健在。
山道への道にはいつものように出店があります。
まずは、ご報告まで。
飯盛神社とは
飯盛神社は、福岡の西の丘陵の一つ、飯盛山の中腹にある神社で、かなり古いものです。
そもそも主祭が「伊奘冉(いざなみ)大神」です。
イザナミといえば、古事記に最初に出てくる国生み神話の主人公。
全ての根源です。
見下ろす平野には、勾玉、鏡、剣といういわゆる「3種の神器」がセットで副葬されていた最も古い時代の墓がある、吉武高木遺跡があります。
この「飯盛山」の東側の平野部の「高木、吉武地区」には「弥生時代」の「甕棺墓群」と「倉庫建築の柱跡」が発見された「吉武高木遺跡」がある。いわゆる「三種の神器」がセットとして副葬されていたもっとも古い時代の墓が発見された場所である。
Wikipedia
神社自体は小さいのですが、その格はかなり高いです。
祀ってある神様が神様ですから。
また、付近には弥生時代の遺跡がゴロゴロしています。
相当前からある「神聖な場所」に作られたものだといえます。
福岡全体の包み込むように山々があるのですが、福岡平野の西の飯盛山をに相対する位置にある若杉山には、「伊弉諾(イザナギ)大神」が祀られています。
国生みに関わる二柱の神様が、西と東から福岡を抱き、守っている形です。
その一端を担う飯盛神社は間違いなく福岡自体を統べる神社であったと思います。
コメント