今回発売されたDJIのOM4。
今回の革新的なアイデアは,スマホをホールドする部分が着脱式になっていることです。
「ジンバルとはこんなもの」と諦めていた部分,つまり,ジンバルにとりつけて撮影している間は,スマホとしての使用はできないという諦めを一気に解決したのが,この「着脱式」という機構なんですね。
今回はこの部分を詳しく掘り下げたいと思います。
(数日うちに製品が届くので,写真等はその後にイメージ図と貼り替えます)
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OM4 着脱のふたつのやり方
磁力着脱式の威力は,今まで「スマホ」として使っていたスマホを,一瞬でジンバルにとりつけることができるということ。
ホルダーの上下についている強力なバネを押し開けてスマホをはさんだり,その後バランスの調整をしたりする必要はありません。
その取り付け方にはふたつあります。
この,ジンバル側の装着部分に下のような着脱アダプターをつけるわけです。
取り付ける際の,クランプ部分の角度が少々異なっても,この部分が自動的に回転し,ベストな角度で吸着します。
左が,磁気スマートフォンクランプ。
右下が,磁気リングホルダーです。
磁気スマートフォンクランプを使う
これは,一般的なジンバルの,ホールド部分を予めスマートフォン側にとりつけておくと考えるとわかりやすいですね。
普段は,上の図の左側をスマホとして持ち歩き,ジンバルとして使うときに,マグネット部分をカシャンとくっつけて使うわけですね。
見た頂いたほうがわかりやすいので,動画にしました。
説明欄から,「2:31 着脱マグネットの吸着力」をクリックしてください。すぐにマグネットの説明に飛べます。
「ホルダー部分をべつにしちゃえ!,なんならくっつけるところを磁石にしちゃえ!,そしたら一瞬でジンバルの出来上がりだ!」
というような発想でしょうか。
革新的だとしかいいようがありません。
よいアイデアというものはこうしてうまれるんですね。
磁気リングホルダーを使う
磁気リングホルダーは,スマホに最初から接着しておくものです。
下の図のように,ジンバルを使うときに,直接OM4の磁気接着部分にカシャンと接着して使います。
一般的に使われている「ホールドリング」と同じ形状をしていて,普段はホールドリングとして使います。
ですから,スタンドのようにして立てかけることだってできるわけですね。
磁気スマートフォンクランプに比べて,見た目もスマートですし,スタンドやリングホルダーとしての使い方もできて便利そうです。
磁気スマートフォンクランプを生み出した発想を横展開したものだと言えますね。
「おいおい!くっつけていいんなら,このリングホルダーそのものをマグネットにしちゃえばいいんじゃね?」という横展開です。
そして
「どうせなら,2つとも同行しちゃえば?」っていう展開でしょうか。
柔軟性がありますね。
さすがDJIです。
まとめ
以上,まぐねっとによる着脱の2つのやり方を説明しました。
この革新的なアイデアが,わたしがつい3週間前にiSteadyXを買ったにもかかわらず,ポチってしまった最大の理由なので,深堀りしました。
それでは!
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