こういう時こそ勉強をする人に

コーチングのセッションで,あるクライアントさんの言葉から学びました。

学ぶということは、人間として立つ重要なことであり、学べるということは、人間としていられているということです。

  • 心配や不安に向き合える知恵と心
  • 過去の人々の知恵に学ぶこと
  • 安心を得ること
  • 右往左往しなくて済む情報収集力、判断力、整理力、そして表現力。そのようなスキルを身につけること
  • それらを超越した世界に身をおくことができる自信
  • 右往左往しなくても判断に困らない知恵と世界を持っているという自信

学ぶということは,このような力を持つことができるということです。

科学を学ぶことは,事態を冷静に把握する力を身に着けます

古典文学を読むことは,過去の偉人と対話し,心の平静を覚えることができます。

経典を学ぶことは,心配の心の手放し方をみにつけることができます。

何を学んでも,心,精神,判断力,思考,表現力,それらが見についていくのだと思います。

おそらく,このような未曾有の国難に際して,不安と向き合い,克服することができる最もよいことは,勉強です。

こんなときに脳科学を勉強する。

初めてのことを経験しアウェイに身を置くことが,脳を鍛えるものであることがわかります。

昨日までのぬるま湯のような日常にひたっていた人(私)は,いやおうなしに与えられる初めての経験に遭遇し,ぐんぐん脳が鍛えられているんです。そんな捉え方ができるようになります。

こんなときに,万葉集を読む。

僕の好きな歌に,柿本人麻呂の次の詩があります。

磯城島(しきしま)の 日本(やまと)の国は 言霊(ことだま)の 

たすくる国ぞ ま幸(さき)くありこそ

日本の国は,言霊が助ける国なので,みんな無事であってほしいという歌です。

これから旅立つ遣唐使に向けて歌った歌です。

ことばそのままの内容なのですが,僕の心を昔からずっと掴んでいる歌です。

よい言葉を使いましょう。きっとその言葉が私達を助けてくれます。

千数百年前から,語りかけられているような気になります。

そして勇気が湧いてきます。

こんなときに物理学を読む。

目に見える世界の物理学を好んで追究した寺田寅彦と同時代,目に見えない世界の物理学の端緒をひらいたアインシュタイン。

彼の一般相対性理論を読みすすめると, 自分の身が今ここにあるということへの確実感がぼんやりしてきます。

宇宙において,「今ここ」という同時性は意味を持たない。

距離が離れれば離れるほど,今このときという,過去でも未来でもないこの一瞬は,どんどんながくなり,200万光年離れたアンドロメダ大星雲あたりでは,私の「今ここ」は200万年に広がる。そんなことを教えてもらったら,今ここでわたしがなやみ苦しんでいることなど,大きな時空にすーっときえていくような気がするんです。

何かつらいなと思ったら,物理学を学ぶことは有効だなと思います。

こんなときに伝記を読む。

こんなときにプラトンを読む

こんなときに聖書やコーランを読む。

こんなときだからこそ,もう一度学び直しをしたいと強く思っているのです。

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