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メモの魔力を読んで②~ラクガキをアイデアへと昇華させる

知的迷走日記保管庫

ラクガキには価値がある

私は,ながいことラクガキ帳を持ち歩いています。

それに,サメが生きるために泳ぐように,ラクガキをし続けてきました。

無地のメモ帳を持ち歩き,見つけた何やかやを見てラクガキするのです。

リラックスノートはここから派生しています。

リラックスノートとは,心の中のもやもやを丸や線や点などで形にしながら,すくいとっていくノートです。

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これらのラクガキ帳やリラックスノートは,ラクガキすること自体が目的だったので、つまり、なんのためでもなかったので、描いたまま放置し,時に見返すことはあってもそれらを使うことはありませんでした。

リラックスノートは特に描くことでもやもやを消したり,リラックスしたり,潜在意識に刻み込んだりすること自体が目的でしたから。

その先はありませんでした。

ところが、メモの魔力を読んでから、これらのラクガキをもう一度見直してみることが頭に浮かびました。

それは、ラクガキは私の「思いのメモ」ではないか、という視点を持ったからです。

メモの魔力には,

「想いの言語化は、その絵が思い浮かぶくらい、想像しきらないといけません。・・・目で具体的にみた映像のように」

とあります。

私は,ラクガキやリラックスノートによって「想いの言語化」を可能にしようとしていたのではないのか,そう考えたのです。

何かを思ったらラクガキをする。

それは,絵のフリーライティングともいえます。

「リラックスノート」もそのような価値を持っていたのではないでしょうか。

絵で描くことでイメージがより強くなります。

「直感と論理をつなぐ思考法」の中にも、イラストを描くことの大事さが書かれています。

私のラクガキには価値があるのです。

ラクガキは、私が対象に何か興味を持ったからです。

または,心の絵、つまり何か心の中に渦巻いたからです。

言葉を使って形にするのではなく,イメージを使って形にしていたとのです。

これら,描いたラクガキをほったらかしにしないで、それを吟味することで,メモの魔力でいうところの「抽象化」「転用」ができるのではないでしょうか。

私は,そのように考えてみました。

思考実験「私にとっての落書きは、メモの魔力におけるメモと同じである」

ファクト

いつも紙を持ち歩いていて、目の前のファクトを絵で捉える。

また,リラックスノートのセッションにおいて,心の中にある何かもやもやしたものに形を与える。

抽象化

「私は、何故この絵を描こうと思ったのだろうか」

「何に興味をもってこの絵を描こうとしたのだろう」

「この絵から読み取れることはなんだろう」

「この絵に気づきはないだろうか」

転用

「この絵は何に使えるだろうか」という絵自体の用途からの転用。

「この絵から得た気づきは何に使えるだろうか」という気づきからの転用。

描いたスケッチ帳に、それらを書き付けます。

 

まとめます

描いたラクガキを放っておかないで,そこまでやってみることで,ラクガキはメモへと,さらに転用可能なアイデアへと昇華するはずです。

リラックスノートの場合は,セッション中に言葉も書きつけているので,事後にそれらを吟味して,抽象化,転用を考えてみるといいのです。

 

これで、ただのラクガキが宝の山に変身するかもしれません。

リラックスノートの意義や価値も上がるのではないかと考えていますので,電子書籍の方に書いたリラックスノートの価値について,「メモの魔力」の内容をもとにリライトしてみようと考えています。

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コメント

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