データ,データというけれど
昨日,データに「萌えて」ましたというような記事を書いたんだけど,データといえば,以前@ruu_emboさんと以前話していたとき,こんなことをつぶやいてました。
@ruu_embo Evernoteに保存するデータって3種類くらいありますね。参照するためのデータ、参照されるかどうかわからないけど保存してみたデータ、そして参照するほどのものではないアイデアっぽいもの。超データベースだなと思います。だから、スクラップに入れるものが増える。
— Lyustyle (@Lyustyle) 2015, 11月 25
で,それぞれをもう少し詳しく見てみた。
参照するためのデータ
これはもう,いわずと知れた,いわゆる「データ」。
「データ」と同じくらい心をぐっとつかんでいた言葉である「情報」。
Evernoteやシステム手帳に,あとから必ず参照されることを前提に保存したもの。
仕事上必要な手順,法規,規定とか,よく使う電話番号とかそういったもの。
後から参照されることを前提にしているので,参照するときの「浮き」としてのタグやカテゴリなどの属性をつけやすい。
検索開始から10秒以内に見つけられるように日々メンテナンスされている。
私のEvernoteの中の一角に正統的なデータベースを形作っている。
参照されるかどうかわからないけど保存してみたデータ
Evernoteに入っているデータは,もうこれがほとんど。
サイトを見ていて,「お」と思ったらすぐにEvernoteにページごとおくっちゃうし,人に紹介したいおいしい料理を食べた時はFastEverSnapで撮影してEvernoteに送っちゃうし。
それらは,後から検索されるのかどうかすらわからないが,「この料理だよ!」って人に見せる時には参照されるデータであるわけだから,一応データベースに放り込んである。
でも,この手のデータは,ほぼ後から検索したことがない。Evernoteを使い始めて6年になるけれども。
いわゆるライフログとしてあとからぱらぱらと見返すことはある。
そんなデータ。
参照するほどのものではない,アイデアっぽいもの
「ひらめいたアイデアを逃さない!」
「忘れないようにすばやくキャッチ!」みたいな宣伝文句につられて,道を歩いていたり,電車にゆられていたりするときぼんやり頭に浮かんだものを「すばやくキャッチ」してきたが,これが後々すごい生産の種になった,というようなことはほぼない。
でも,あとからぱらぱらとめくってみると「なんだか妙なものキャッチしてるなあ」と自嘲的に笑える種になっておもしろい。
そのときはきっと,「かっこいい!あとから何かにつかうぞ!」と思ってキャッチしていたのだ。
「超」データベース Evernote
こうしていて思ったのだが,2番目3番目を同居させることができるのが,Evernoteの「超」データベースなところ。
とにかくいれておけば,なんらかの形で引っかかってくる。
それがおもしろい。
そのうち,何らかの生産の種になるといいなと思いながら蓄積しているが,でもそんな日は簡単にはやってこないだろう。
システム手帳をいじりまわしていたころのように,Evernoteを毎日いじりまわしていて,ようやくそんな生産の種になるようなデータがひっかかってくるのにちがいない。
過去にはそんなことをやっていた形跡がある。
すきま時間に、evernote | 知的生活ネットワーク
個人データベースの蓄積は1995年でやめたのだが,いつのまにやらまた再開していたことが面白い。それに6年間気づかなかったことも面白い。
私は,やめたはずの個人データベースの蓄積をいつのまにかまた始めていたのだった。
そういえば,6年前は風呂の中に防水ケースに入れたiPhoneを持って入って,お風呂タイムにEvernoteのタグつけをやりながら埋もれていくデータに浮をつける作業をしながら過去に蓄積したデータに再会していたんだったっけ。
また始めて見るか・・・
コメント