Osmo Mobileのスティックの形状は、ふた昔ほど前に流行ったジョイスティックのようで、手元に必要な機能へのトリガーが集められている感覚はなかなかいいです。
私はフライトシミュレーター大好き人間で、それこそ毎晩のように寝る前にはたった30分だけでもソフトを立ち上げ、ジョイスティックをグリグリ動かしながら大空を飛んでいた人間です。Osmo Mobileのホールド感はその頃のことを思い出させてくれます。
それでは、Osmo Mobileの手元にはどんな機能が集められているのでしょうか。
まずは起動ボタンです。下の写真右側にある押し下げるようになっているものです。
iPhoneを取り付けただけではグターっとしているだけですが、このボタンを押し下げると、キーッガシャッというような音を立てて、起き上がり、スマホがピシャッと正面を向いてくれます。
ターミネーターやロボコップに出てくるロボットの動きを彷彿とさせるその動きには心からしびれます。
次に、動画ボタン。
上の写真では赤のマークがあるボタンですね。
これを押すと録画が始まり、もう一度押すとストップです。
録画を始めるために画面の録画ポアンたんをタップする必要はありません。片手だけで済んでしまいます。
静止画用ボタン。
下の一番大きなボタンです。
これも同じです。
静止画を撮りたい時にはこれで撮ります。スタビライザーですので、ブレなく撮れます。少しくらい暗くでも大丈夫です。
Osmoの純正アプリには、長時間露光で写真を撮る機能だってあります。さすがスタビライザー。
前回説明したパノラマ写真もこのボタンで撮ります。
左上にある大きな網掛けのあるボタンは、これぞまさしくジョイスティックです。
これをグリグリ動かせば、iPhoneがその通りに動いてくれます。
正面に構えたままで、左から右に静かにパンする、とか、木の根元から上にチルトするいったような操作をすることができます。それも正面に向けたままで。
さて、コンソールにあるのはこれだけですが、実はグリップの裏側に一つのトリガーがあります。
グリップを握れば人差し指がかかる位置です。あたかも、ピストルのトリガーのようです。
これには便利な機能が割り当てられています。
トリガーを押しながら撮影すると、iPhoneがある一定の方向を向いたままその角度で固定されます。たとえば、川の対岸を写していて、トリガーを引いたままからだと機械を前に向けると、iPhoneは追随して一緒に魔縁向くのではなく、対岸を向いたまま固定されます。
だから、前に向かって歩きながら、対岸を撮ることができるのです。
また、この状態でジョイスティックを操作すると、パンやチルトではなく、ズームになります。
次にトリガーを2回カチャカチャと引くと、あちこちに向いたままになってしまったカメラを一瞬でデフォルトの位置に戻してくれます。
3回引くと,カメラがギュイーンとまわって,こちらを向き地鶏モードになるのです。あ,自撮り。
このように、手に持ったまま、大方の動画の操作ができるようになっています。
なかなかかっこいいですし、便利です。
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