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【写真】昭和63年のシステム手帳のリフィルなど、時を超えてまだ現役のリフィルたち

知的迷走日記保管庫

データベースとしてのシステム手帳

1987年の暮、システム手帳手に入れてから私の生活はがらりと変わったと言っていい。私には持ち歩ける強力なデータベースができたからだ。

私はシステム手帳を単なるスケジュール帳とかノートだとは思っていなかった。持ち歩けるデータベースであるという認識をしていたのだ。

そしてその時から蓄積し続けているリフィルたちは今でも時を超えて現役だ。

山根式袋ファイルに由来するインデックスをつけた自作リフィル

自家製のリフィルを作り、学んだことなどを1枚ずつインデックスをつけて書き蓄積し続けた。

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これは、シドニー日本人学校にいるときに、現地の教育を見てメモしたもの。自作リフィルで、上部に「山根式袋ファイル」に由来するインデックスのボックスがある。左側は日付。これは93年10月12日に作ったメモである。右はインデックス。山根式袋ファイルはあいうえお順に並べることになっており、そのファイルと同期させている。このシステムは20年たった現在でも継続している。右側の色のインデックスはあいうえお順になっている。

このようなリフィルがデータとして今でも現役で綴じられている。

頻度が少ないものは同じインデックスをつけた袋ファイルに入って本棚に並べられている。

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現役リフィルで一番古いもの

実際にとじているリフィルでいちばん古いのは1988年の研修会でのメモ。28歳の頃。

校内でのノート指導についての研修会で書いておいたメモをワープロ(当時はNEC9801 Windowsなどなかった)で打ちなおして熱転写プリンターで打ち出したもの。その後何度も参照することになった。右上の「ノート」という字は、袋ファイルと同期するためのインデックス。

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「トラペンアップ」など今はない懐かしい機械。時代を感じさせる。「労」が「老」になっていることに今気づいた。「イメージマップ」など当時からあった言葉なんだな。

バインダーから外して袋ファイルに入れているリフィルまで入れると、初めてシステム手帳を買った1986年暮のものが残っている。

その後26年間続いていくデジタル日記のスタートに「なったリフィル

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これも同じく昭和63年(1988年)だが、12月頃のものと思われる。

ここには「計画管理」「1日の記録」「教材研究」「評価」についての仕組みがかかれている。20数年も前から「仕組み」づくりが大好きで、それは今でも続いている。

特に「1日の記録」に書いてある「忍者」という言葉に注目。これが今に続くデジタル日記に直接つながる「可変長データベース忍者」への日記について記したものだ。ここに書いた仕組みがその後26年も続いていくとは、当時はまったく思わなかった。

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時間を越えて参照できるデータベース

このデータベースのおかげで、研修があるときにはそれを1冊持っていけばいつでも過去の研修会での勉強したことにアクセスすることができた。

その場でページをめくって何年前のこの会でどんなことが話し合われていたとか、今話し合われていることについてこんな関連事項があるとか、そのように時間を自在に行き来して参照することができた。

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これはとある勉強会での「生徒指導」に関する研修でのメモ。1999年となっている。そしてそのすぐ次に、それから8年後の同じテーマでの研修会のリフィルがはさんである。

 

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そしてEvernoteへ

持ち歩けるデータベース「システム手帳」。

その威力はすごかった。

いつでも参照でき、ほぼすべてがそこにある。

まるでEvernoteではないか。

これらの情報は、今ではEvernoteに収められている。

現在13000ノートを越えた。

いつでもどこででも参照できる偉大なデータベースだ。

しかし、私は今後もシステム手帳をすてることはない。

 

参照の速さ、「めくる」というリアル感。モノとして存在する安心感。

そしてずっしりとした存在感。

これらは簡単にEvernoteを凌駕してしまうのだ。

 

 

 

 

 

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