僕が片付けられない人間ではないが、散らかしてしまう人間だ、ということは以前からここで記事に書いているところです。
テレビのリモコンを使ったらもとのケースにもどすことができません。どこかにぽんと置いてしまいます。はさみを使ったら机上にポンと置いてしまいます。元のケースに戻すだけなのですが、それができません。次の活動にうつることで頭がいっぱいで、ケースの中にしまうというほんの2、 3秒のことでさえもどかしくてとりあえずそこに置いてまま作業を進めてしまうのです。
これは私の子供時代から続く行動の傾向で、若い頃は一生懸命克服しようとしましたが、もうやめました。それよりもその場での作業の進行を優先して散らかすままに散らかしてしまうことにしたんです。
でも、それを片付けようとするスイッチが入らないままズルズルと先に進んでしまうので、いつの間にか机上はものでいっぱいになってしまうということを繰り返しています。
不思議なことに仕事場では全くそんなことはありません。使ったものは見事にきちっと机の引き出しの中の元の場所にしまうことができます。おかげさまで仕事場の机上はいつもクリーンです。
人間のメンタルというのは不思議なもので、家に帰ると同じことができない。
棚上げにするための「ガジェットボックス」
そこで私の場合は、「棚上げボックス」を作っています。
使い始めて、もう4年くらいになるでしょうか。
いった何かというと、実に簡単なことで、 100円ショップに売っている買物かごみたいなトレイを買ってきておいておき、机の上が汚くて何がどこにあるかわからなくなったあと思ったら、その箱を机の縁にあてがい、腕でざざざざっとその中に入れ込んでしまって一旦机上をクリーンにして棚上げするというそのようなありがたいボックスです。「ガジェットボックス」と名づけています。
なぜ「ガジェットボックス」という名前にしているのかというと、 iPhoneやiPad miniやそのような身の回りの小物たちも全部他のハサミやなんかと一蓮托生だからです。 ほぼ日手帳でさえ帰宅するまではその中に入っています。
これを使ってからはとりあえず机上はクリーンになるようになりました。なんでもかんでも、「ざざざ」ですから、それはきれいになります。実際は、「ガジェットボックス」の中に棚上げしただけなんですが。
しかし問題があったのです。
ガジェットボックスの中の物はいつもどすんだ?
お気づきと思うけれどもそのガジェットボックスの中のものを元に戻すタイミングが私の場合にはつかめないのです。
平気で2週間ぐらい棚上げし続け、何がどこに入ってるかわからなくなるくらいです。わからなくなっても必ずそこに入っているので探せばほぼ見つかるのですが。しかしやたらと溜まって行く。この中のものを戻さないといけないが戻すタイミングつかめない。
まあそれでもいいやと思いながら日々を過ごしていたんですが、下記の記事のように昨年「メンテナンスの日」を作ったことでこの点も一気に解消しました。
メンテナンスの日をつくったら万事うまくいくようになった
1週間に1回必ず1人ボックスがクリーンになる。
このようにどこかでリセットする日を自分の中に決めてをさえすれば、この手のガジェットボックスは僕のように必ず散らかしてしまう人間にとってはとても役に立ちます。
以上紹介でした。
追記 12月29日
いやあ、人間の記憶というのは本当に曖昧なもので、上のガジェットボックス、使い始めて4年と書いてますが、じつは7年にもなるのでした。
散らかさないではいられない私が、7年ほども続けている書斎の片付けの仕方とは・・・
おまけに、箱のなかのものをなくす日までちゃんと設定してたんです。近頃始めたことじゃなかった。
でも、途絶えてたんですね。だからスイッチが入らなかった。
今回メンテナンスのひをつくったことでそれが復活できたということなんですね。
本当に人間の記憶はあいまいだ。
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