あの哲学者にでも聞いてみるか (祥伝社新書) という本を3年ほどまえにおもしろくて夢中になって読んだことがあります。
その中に、こんなことが書いてあり、当時の私にとって大切なことだったので発想メモにつけておきました。
ときどきめくり返しては、転記を繰り返してきました。
それは次のような言葉です。
学問が好きになるには、好きなおいしいところだけをかじっていてはだめだ。無味乾燥と思えるものも飲み込みよくよくかみしめなければならない。
好き嫌いにとらわれず、いやも応もなく続けていくと、そのうちおもしろみが出る」
好きな本ばかり読んだり学んだりするのは、勉強と言うよりも趣味に近いでしょう。
もちろん、趣味がそのまま勉強になればそれにこしたことはないですが、ここでは、基礎・基本、土台を作るための修練のステージにある勉強を指します。
「好き嫌いにとらわれず、いやも応もなく続けていく」
これは、20数年間続けてきた私の勉強についての考え方の根幹をなすことですのでメモしておいたのでした。
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とはいっても、毎日仕事で疲れて帰ってきてからも不断にやるのはとても骨が折れます。
それでもやっていくところに、人生の妙が歩きがしますね。
まいた種を刈り取れる一部の人は、やめずに不断にやり続ける人ですからね。
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