フリーライティングという手法

Takさんの「アウトライナー実践入門」という本にフリーライティングという手法が紹介されています。

ご本人のブログでも紹介されています。
フリーライティングの道具:Word Piece >>by Tak.:So-netブログ

また,10年以上も前のページですが,ここにもフリーライティングについての記述がみられます。

フリーライティング

「創造と訂正のプロセスを分離する」

心の中にあるものをどんどん書き出し,それをノンストップで行う第1段階。

そして第2段階として,それがグループ化され並べ替えられ,ラベルが付けられてひとつの文章にまでたかめられていきます。

アウトライニングの手法に基づいて,縦横無尽に文章が紡ぎだされるその手法はとても鮮やかです。

何かを書かざるを得ない私が,紡ぎだしてきた膨大な断片の数々が,フリーライティングという手法により,いつのまにか形になっていく。

まさにそういうことを,私はずーっと,ずーっと行ってきたのです。私はずいぶん長い間フリーライティングを楽しんできたのでした。

断片的に書いた文をアウトライナーの中であれこれといじりまわしているうちに何かの形ができていく。その時間は実に極上の幸せです。

特に,「何かのために」ではない,このような行為は高度な知的遊びであるかのように感じることがあります。

昔からなにか文を書かないと落ち着かない人間でした。このブログでもそういうことをあちこちで書いています。それはノートであれ,デジタルであれ,何らかの言葉をつなげて文を紡ぎだすことができればいいのであり,その時間は極上の幸せの時間でした。

書くことにこだわり,書くものにこだわり,書く場所にこだわり。そんなことばかりして生きてきました。

文を書くのは楽しいのです。今こうやっている間も幸せでたまりません。

書いてどうするの,という問いはありません。書くこと自体が楽しいのです。

だから,私のPCには昔からそういう断片がいっぱいたまっていました。

何かを書かずにいられない私のこれまで

1986年まではメモ,手帳,システム手帳に私の文が書き連ねられました。

1986年からは,パソコンのワープロでも文が書き連ねられるようになりました。

1991年からは,すべてのメモや考え,レポートなどを,パソコン通信のPC-VANからダウンロードしたオンラインソフト,Dbiというお化けデータベースソフトにすべて入力するということを始めました。長大なレポートも今日のたった一行の日記も一元管理できるのです。夢のようでした。

1994年にWindowsを手に入れてからは,Wordで文を紡ぐようになりました。特にアウトライナーをここで初めて知り,翌年これをつかって自費出版という形ではありますけど,初めて本を表すことができました。

2001年の3月にシグマリオンというPDAを得てからは,どこでも書けるようになりました。

2004年の5月にブログを始めてから,それらの断片が形になり,発表の場所を与えられて断片ではなくなりました。しかし,断片はさらにいくらでも増えていきました。

2009年にEvernoteを使い始めてからは,ここに断片がためられるようになりました。以前夢見ていたすべての情報を自分のデータベースで,ということがあっさり解決されたうえ,テキスト以外のものもすべてデータベース化できるようになりました。

また,2009年にはTwitterに断片が連ねられるようになりました。この断片はのちに自動的にEvernoteに蓄積される仕組みをつくりました。

2010年にPosteverを使うようになってからは,アイデアの断片の量は加速しました。

2011年にSIRIが誕生してからは,しゃべることで文字を書けるようになりました。

2013年の冬,Workflowyに出会ってからは,それらの断片の落ち着き先ができました。

2015年の冬,Memoflowyの登場により,さらに断片の量が加速していきました。

サメが生きるために泳ぐように,書く

これらは,何かのため,という文もありますが,多くは何のためでもない,ただサメが生きるために泳ぐように,私は心地よく生きるために文を書き続けてきたのでした。

書斎でノートを開き,またはPCでワープロを起動し,なんらかの思いを紡ぎだしていくときの感覚は実にジェントルな気分です。時間が豊潤に圧縮されたかのようです。

その結果,何かが生まれようと,それで終わろうと,それでいいのです。

◇ ◇ ◇

ワープロを手に入れた1986年の春,リスティングされた断片を文章に形作るという新たな文章の作成技法を手に入れた私でしたが,アウトライナーを手に入れてからはさらにそれが容易になりました。Wordのアウトライン機能がそれです。

Workflowyに出会い,私はフリーライティングに最良の場所を見つけました。ただ文を書くだけではなく,書いたものをアウトライニングして形に仕上げるところまでできるのです。そして,その作業はいつでもできるのです。

いつでもできるけれども,そのうち放置されて忘れ去られてしまうということもありません。Workflowyという一つの巨大なアウトラインの一部として必ずどこかにあるからです私の場合では「未分離」というトピックの下にあることが多いようですが。「書きかけ」というトピックの下にもあります。ブラウズしていて一人でポツンとあるトピックがたまにありますが,拾い上げて未分類などの中に放り込んでやります。こういう作業もまた楽しいものです。

本の紹介

25年前の海外生活,PC事情,メモや手帳のことなどについて書いてます。

「私のシドニー派遣教員日記」
現地の児童相手になんとか楽しい授業をしようとジタバタしたことが,今の自分をどのように作っているのか。




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