退職後の学びの人生のために,在職中にどれだけ学びを進めておくのかは大事な鍵だと考えてきました。
仕事に必要な学びから人生をかけて学び続けたい分野が生まれることは,これまでに読んだ伝記などでよく言われていることだからです。
2020年に、私の生涯をかけた学びのテーマリスト2020年版を整理してみました。
すると,すでに自分のライブラリーにコーナーをつくっているものがほとんどであることにあらためて驚くとともに,学ぶための書棚と,人生を豊かにしていく知的生活のためのライブラリーとを整理し直す必要があると考えました。
知的生活のための読書は,自然にそこにむかう読書です。
その読書により,何らの成果も求めません。
読書自体を目的とします。
しかし,学びのための読書は,成果を求めます。
それは,知的生活のための読書をさらに深いものにするという成果です。
学ぶこと自体は楽しいですが,学んだ先には,何らかの目的があるのです。
そう考えると,知的生活のためのライブラリーと学びのための書棚とはやはり分けて考えておきたい。
私の「図書館」は,アクティブな本棚としての基本構造があり,3つの書架がその柱となっています。
[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]1つ目は,「カレントの書棚」です。[/st-point]
[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]2つ目は,「メインの書棚」です。[/st-point]
[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]3つ目は,「寝室書庫」です。[/st-point]
今日は,1つ目の「カレントの書棚」について述べます。
「カレントの書棚」は私の書斎の執筆用の机の背面にあります。
椅子をぐるっとまわせば,そこには書棚があり,必要な文献をすぐにとれるようになっています。
並べてあるのは,辞書,年表,コーチング用のクライアントさん別のノート,これまでにつくった大量のノートや手帳,図鑑です。
毎月変わる20冊並行読書の今月のセットもそこにあります。
ここに,今学んでいる本もおいてあります。
今,必要な本が並べられている本棚。 ですから「カレントの書棚」という言い方をしています。
課題
今学んでいる本について,学びの時間をきちんととっていないために,20冊並行読書と混ざってしまっています。
20冊並行読書のための選本の中に,学ぶための本も選ばれてしまって同列になっているのです。
そこで,学ぶための本と20冊並行読書のために選びだした本は,棚をわけて管理したいと考えています。
先日買ってきた「すごい物理学講義」は,楽しむための本ではなく,今後の私の学びの土台となる科学史を学ぶ本として,今日からきちんと明窓浄机で背筋を正して読みたいと思います。
更新履歴
2020-4-13 公開
2021-4-4 追記修正
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