マルチポテンシャライトのお話です。
マルチポテンシャライトについては、こちらを参照
マルチ・ポテンシャライトの,働き方への四つのアプローチ
マルチポテンシャライトの人たちにとって、仕事、プライベート含めてその人生には「お金」「意義」「多様性」のニーズがあると言われています。
お金があって、やることに意義がある、ということへのニーズはきっと誰でも持ち合わせているのではないかと思いますが、マルチポテンシャライトは、それらに「いろんなこと」という「多様性」が必要なんです。
いろんな方ができるというのが、マルチポテンシャライトにとだてのハッピー。
そのようなニーズを満たす働き方は四つ紹介されています。
マルチポテンシャライト四つの働き方
グループハグ・アプローチ
アインシュタイン・アプローチ
スラッシュ・アプローチ
フェニックス・アプローチ
今回は、グループハグ・アプローチについてのお話です。
グループハグ・アプローチとは
グループハグとは、みんなで抱き合うようなイメージ。
仕事がみんなで抱き合ってグループになっているイメージで,一つの仕事の中でさまざまな分野にまたがる経験ができる多様性のある仕事に就くこととと言えます。
世の中の仕事には、ある一つのことに専門性を発揮するものもあれば、いろいろな分野にまたがりながら遂行する仕事もあります。
その後者の方の仕事に就くというアプローチです。
たとえば、「教師」の仕事は実にわかりやすいグループハグ・アプローチのできる仕事だと言えます。
教師は、学ぶこと、教えること、話すスキル、見とるスキル、カウンセリング、コーチング、芸術、文学、科学、音楽、倫理、哲学など、あらゆる知識やスキルを生かし、ミックスして仕事に生かします。
このように、様々な分野にまたがって活躍できる仕事は,マルチ・ポテンシャライトにとって,とてもやりやすいアプローチの仕方です。
そんな仕事はたくさんあって、著者は、次のような仕事を挙げています。
建築,統合医療,環境政策,ロボット工学,ゲーム等ソフトの設計・・・・など。
具体例~都市計画の立案
著書には,ある都市計画の立案者の例が示されています。
彼女の1周間は,
調べ物をする。
地図を作る
実地調査を行う。
インタビューをする。
コミュニティと連携する
報告書を書く。
イベントの企画をする。
制作の実施計画を建て,設計する。
プロジェクトが認可されるよう求める。
完成したプロジェクトの評価を行う・・・
理論と実践の両方に渡る機会,状況のなかで働いているのです。
どんな仕事でも,グループハグ・アプローチはできる?
こうしてみると,自分の仕事だってそうだ,と思う方もいるでしょう。
大方の仕事は複数の分野にまたがっています。
それが顕著なほど規模が大きいのか,目立たないほど小さいのか・・・
もし「自分の仕事は同じことばかりの単調な仕事だ」と思う人がいたら,もう少しスコープを小さくしてみるといいかもしれません。
そこでは,いくつもの小さな分野が発見できるかもしれませんね。
ようは,自分の捉え方で,ほぼどんな仕事でもグループハグ・アプローチができるかもしれません。
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更新履歴
2020-1-7 公開
2021-1-17 レイアウト等、修正
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