もうすぐAppleWatchをつけ始めて一月ほどになります。
この間、朝起きてから寝るまで、風呂以外はすべての時間をAppleWatchを腕につけて生活していました。
ここ10年以上は腕時計をはめる習慣がなかったにもかかわらず、腕に違和感なく過ごすことができています。
腕時計で時間を見るということがこれほど快適なことだということをずっと忘れていたんだなぁと改めて思っています。
さて、そんな私であるなら普通の時計を買ってはめても同じことを感じるはずなのですが、普通の時計ではなく他ならぬAppleWatchならではの機能により、「買ってよかった!」と思っていることがたったひとつあります。
それは、ムーブやらスタンドやらを測ってくれた上で、サークルをぐるっと描いて見せてくれる、あのアクティビティー・・・ではありません。
よくブログで紹介されてますけどね。
では、ウェアラブルデバイスならではの「ワークアウト」かといえば、それでもありません。
たしかにある程度使っていれば、GPSのないAppleWatchでも精度が高まり、AppleWatchだけ持って出てもある程度の精度をもった距離や消費カロリーを示してくれます。
ウォーキング好きの私には最適な機能です。
でもそれではない。
ではTwitter野良最新トレンドの表示?
新着メールの通知?
リマインダーの通知?
それぞれ便利だけどなくても困りません。
これらの便利機能を軽々と抜き去って他の追随を許さないひとつだけの理由。
それは電話の着信通知なのです。
電話の着信が何故そんなにいいのか
私には仕事柄結構大事な電話がよくかかってきます。
仕事上大事な電話は職場の電話にかかりますので大丈夫なのですが、携帯番号を教えてある方から携帯にかかってきた電話は結構ロストします。
人混みの中でかかってきた電話などはまず気づきません。
こうやって、ああすまんかった!というような思いを何度もしてきました。
スマンカッタではすまんというほどのことはこれまではなかったのですが、やはり気持ちの良いものではありません。
なんのために携帯持ってるんだ?と信頼を失ってしまうことにもなりかねません。
ところがAppleWatchをつけ始めてから、私の不在着信は完全にゼロになりました。
カバンの奥深くに入れていても、机の上にマナーモードのままおいてある状態であっても、手首のトントンで着信を確実に知らせてくれるからです。
実は、昨晩、職場を離れている時に超重要な電話がかかってきました。
そんな電話があるとわかっていたら携帯を手に持ち続けるなどして気を付けておくのですが,全くの青天の霹靂のようなタイミングでかかってきました。
街の喧騒にいたので、普段なら絶対に気づかないシチュエーションです。
そしてこの電話を逃していたら結構面倒なことになっているはずでした。
それがAppleWatchのおかげですぐに気づいてことなきを得ることができました。
手首にあの、トントンが来たのです。どんな喧騒の中にあっても,あの「トントン」は確実に気付きます。
私がAppleWatchをつけてよかった!本当によかった!と思った瞬間でした。
そして,これがたったひとつの,そして重要な理由になりました。
別にAppleWatchじゃなくてもいんだけど
こんなこと,職場を離れていてもいつ大事な電話があるか気をつけておかなきゃ、という意識の問題といえばそれまでですし、着信をロストしないための他の工夫もあるだろうといわれればそうだろうとも思いますが、少なくとも、私は24時間携帯が鳴るかどうか意識し続けることはできませんし、iPhoneを着信があればすぐに気付けるような小さなものに買い換えることも考えていません。
そんな私には、このAppleWatchはとても頼りになるものでした。
AppleWatchじゃなくったって他のウェアラブル・デバイスでもできることだと思うのですが・・・。
「何かあったら携帯に電話してくれ」と自信を持って言えるのはとてもありがたい。
いつでもどんな状況でも不在着信にならない。
これが、私がAppleWatchを手にして一ヶ月後に「よかった!」と思えたただひとつの理由です。
逆に言えば・・・
逆に言えば,今のところそれくらいしか「買ってよかった!」と思えるファクターはありません。
ほかにあるさまざまな便利機能は,「それがなきゃこまる!」というまでの域にはありません。
今後改善されていけば,新たな需要を生み出す力を持つことができるかもしれませんけどね。
でも今のところは,あったら便利。なくても困らない,といったところです。
しかし,私にとってはこのiPhoneの電話の着信通知というたったひとつのことで,AppleWatchは私にとって「ないと困る!」ものとなりました。
買ってよかった!
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