知的生活を希求していふ私や皆さんには全くと言っていいほど縁のない世界がありました。
ボイスチェンジャーというカテゴリーのお話です。
自分の声を女性の声や男性の声に変えてしまうというニーズがこの世界にあるのです。
そしてそれを叶えるためのアプリが用意されているのです。
「恋声」というアプリです。
こちら
なお、この記事は、「恋声」の使い方の説明をするのものではありません。
声を変えることにそんなに需要があるのか?
ボイスチェンジャーと言われて、いったいそんなものにどんな需要があるのかピンとこない方もたくさんいるでしょう。
テレビの芸能人がヘリウムを吸って声を変えて、その意外性を楽しんで見ていた記憶もあると思います。
パーティ用などのグッズとして売られていたりします。
声を変えるというエンターテインメントがあるのです。
しかし、それ以外に一体何があるのでしょうか?
そうです。
VTuberの世界に需要があるのです。
YouTubeを見ていると、可愛いアニメの女性がモーションキャプチャーを通した精巧な動きで踊ったり身振り手振り、果ては表情まで絶妙に変えながらパフォーマンスをしている動画に出会うことがあります。(こんな感じ)
そして、いかに可愛いアニメでも、実際に喋ったり動作をつけたりしている人はいい年したおじさんだったりするのです。
このVtuber,2016年あたりから話題に上がり始めました。
最初にVtuberを名乗ったのは,キズナアイと言われています。(上にあげた動画の人)
せとこうじさんなどがいち早く自分の動画に取り入れて試していました。
僕も、面白いなぁと思って見ていました。
そう、ボイスチェンジャーは、この世界において需要があるのです。
可愛いアニメとモーションキャプチャーの装置を手に入れたおじさんたちにとって、声を変えるというのは当然の課題だったわけですね。
このニーズについてはCevioなどの音声創生ソフトを使う手があります。
Cevioとは・・・
これをつかえば,かなりよい品質の声をつくることができます。
しかし、
🍏AIに読み上げさせるテキストを打ち込んで
🍏喜怒哀楽に合わせてパラメーターを微調整して
🍏できた音声をファイルにエクスポートして、
🍏premierなどに読み込む
という、まあ、面倒な作業を必要とするんですね。
おまけに、これを使っているYouTuberの動画の声は似たり寄ったりの声になりめす。
その上、思い通りの喜怒哀楽を伴った声になかなかなりません。
なかなかハードルが高いです。
では声優を頼んでシナリオを渡して声の出演をしてもらったら?
その方法を取るのが一番自然の声を得られますね。
でもそこには報酬の支払いが発生します。
プロでない限りなかなか難しいですね。
Vtuberの皆さんたちは、なぜ自分がアニメのような可愛い女の子に生まれなかったのかと悔しがっているわけです。
そこにボイスチェンジャーという救世主が現れたのも時代のニーズそのものです。
おじさんたちは、ボイスチェンジャーによって自分の低いガラガラ声を、透き通った可愛らしい女性の声に変換して録音し、そのまま動画編集に読み込むことで、より自然な声を効率よく使うことができるようになったのです。
ボイスチェンジャー「恋声」
どうやらその救世主の定番は「恋声」というフリーソフトのようです。
このソフトは、マイクを通した声の「声の高さ(ピッチ)」「声の質(フォルマント)」を調整してくれるソフトです。
これを調整することによって、おじさんの声を女性に、女性の声を男性に、などといった変換をしてくれるのです。
その説明をするのはこの記事の趣旨ではありませんので、紹介動画だけいくつか挙げておきます。
どれほどの効果があるのかということにつあても、これらの動画目見ることができます。
下の動画の10分15秒あたり。はじめの声がここまで変換されます。
下の動画では,いろいろと設定を試していてよくわかります。
下のは,もともと女性じゃないかとおもってるんですが・・・
なかなかおもしろい世界です。
なんでLyustyleがこの道に迷い込んだのか?」
そもそも、なんで私がこのボイスチェンジャーの道に迷い込んだのでしょうか?
Vtuberになって、可愛いアニメの女の子になりたいからでしょうか?
や、さすがに定年前のおっさんですので・・・。
30くらいの人たちが自分のことを「おっさんになった」などと言いますが、それとはおっさんの格が違います。
本物のおっさんですので、とても可愛らしいアニメ顔の声を,なんて考えること自体恥ずかしいです。(上にかわいらしい動画を貼ることも勇気がいりましたよ)
そんなLyusytleがボイスチェンジャーに迷い込んだ理由は、動画「マイクラ攻略日記」ですね。
マイクラ攻略日記では、「アレックス」という主人公が登場します。
これはマイクラやってる人には誰にでもわかるのですが、初期状態で入っているきゃらくたーなんです。
それをなんのいじりもせず、名前もそのままで使ってるんです。
マイクラの初期キャラクターにはもう一人「スティーブ」というのがいるんですが、彼はいかにも男男してきて愛嬌がないんです。
それで、癒し要素もあるアレックスの方をよく使ってるんです。
で、このアレックス、男だと思ってるんですが、グラフィック上は女性に見えなくもないですよね。
最初の頃は、ナレーターを僕の生声でやってたんですよね。
こちらで聞けますよ。
でも、あまりにもおっさんの声すぎて情けなくなりました。
そして,このアレックス自信に喋らせたくなったんです。
僕のマイクラ実況には、やっぱりベースとなる女性の声が必要なんです。
そこで、Cevioという音声創生ソフトを買って、女性の声をベースにして彼の声を出してるんですよ。
それらを使った動画がこちら。
ね?
なかなかうまくいってるところもあるけど、抑揚が少しおかしいですよね。
それに、手間もかかるんです。
上の方で書いたように、いちいちテキストに入力しないといけないし、パラメータ調整ないといけないし。
一本の動画でそんな声を50〜60個作らなければならないんです。
でも、そんなことやってる時間もないし。
マイクラ実況は、毎週一本の動画を出したいのに、全然追いつきません。
そこでたどり着いたのがボイスチェンジャーというわけです。
作った動画を見ながら実際に声でアレックスのセリフを喋って、リアルタイムで女性声に変換。そのファイルをpremierに貼り付ければ、Cevioを使うよりも簡単。
そう思ってこの道に迷い込みました。
次の動画から、「恋声」を使った攻略動画を作ってみようと鋭意作業中です。
まとめ
また,新たな世界に迷い込んでしまいました。
[st-kaiwa1]ごいっしょに![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]また何かはじめた![/st-kaiwa2]
この,ボイスチェンジという世界もかなり奥が深いようです。
「両声類」という言葉の存在を初めて知りました。
彼らは,「両声類」になりたがっているのです。
つまり,男性の声も女性の声もどちらも出せる人類という意味ですね。
そうなるための,声の鍛錬法などもYoutube界では開発されているようです。
まだまだ世の中にはいろいろと知的迷走心をくすぐることがたくさんありますね。
ではまた!
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