TRFは,今年25周年を迎えるんですね。
あっという間でした。
1995年のTRFと僕(とドリカム)
僕が1995年の春,Sydneyから帰国したとき,「今一番流行っているアーティストは誰なの?」と友人に聞きました。
即座に帰ってきた答えが TRF でした。
ぼくはその足で,「dAnce to positive」を買いに行きました。
これは,TRFのアルバム売上トップとなったアルバムで,
CRAZY GONNA CRAZY
Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜
などのミリオンセラー曲が収められていました。
同時に僕は,80年代の終わりからこよなく愛していたドリカムの「DELICIOUS」も買いに行きました。
どちらも当時話題になり始めていたMDに録音し,車の中で常にどちらかをかけていました。
後から分かったことですが,この「dAnce to positive」と,ドリカムの「DELICIOUS」は発売日がほぼ同じだったんですね。
そこでこのふたつは激戦となり,「dAnce to positive」はなんと200万枚を超える大ヒット。
1995年のオリコン年間アルバム2位となりました。
1位はどこかって?
「DELICIOUS」だったんです。
ちなみに,ドリカムは,朝の連ドラ「まんぷく」の主題歌を担当。1992年の「ひらり」でも担当していました。「晴れたらいいね」をSydneyからオセアニアテレビを通じて毎晩楽しみに聞いていたことを思い出します。連ドラの曲を2回担当したのは史上初めてだそうですね。
そんなドリカムと売り上げを二分するほどの人気絶頂だったTRFは,AIVEXの邦楽アーティスト第1号でもありました。
そして,日本初のRAVEユニットでした。
ダンサーのSAMさんは,安室奈美恵さんの元ご主人としても知られています。
また,メインボーカルのYU-KIさんは,元ZOOのメンバー。私がTRFをこよなく愛したのは,メンバーに元ZOOがいる,というのも一つの理由でした。
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TRFデビュー25周年
1993年に小室プロデュースでデビューしたTRFは,今年25周年を迎えます。
当時ほどの人気はありませんし,今の若い人がどれだけ彼らのことをしっているかはわかりませんが,彼らは確実に活動を続けてきました。
浜崎あゆみは, TRFが振り付けを担当しています。
SMAPも, かつてSAMが振り付けを担当しました。
工藤静香は,かつてCHIHARUが振り付けを担当しています。
また,V6も 数々のプロモーションビデオでSAMが振り付けやレッスンを担当しました。
僕にとっては,「昔慣れ親しんだユニット」で郷愁を覚える人たちなのですが,現役でずっと活動を続けて来られ,いつの間にか,25年も経ちました。
そのメンバーたちもみな50代を迎えました。
SAM56歳
ETSU 54歳
CHIHARU 51歳
YU-KI 51歳
DJ KOO 57歳
当時20代だった若者たちが,いつの間にやらこんな年です。
しかし,今も切れ味の鋭いダンスを披露し続けています。
CHIHARUは「疲れが抜けにくくなった」
SAMは「踊るのは大変。若い時より,トレーニングやストレッチに倍くらいの時間をかけてます」
と言っています。
SAMもDJ KOOも私と年が変わりません。
でも,元気な50代です。
そしてそのままいつまでも彼らなりのダンスを見せ続けてくれるでしょう。
海外のアーティスト並みになってきました。
日本って,40過ぎたらおじさん,おばさんのような印象がありませんか。
そして,そう思っているのが,まわりだけではなく,ほかならぬ自分自身も。
僕みたいに58歳なんていう人間は,もう老害の極み,赤いちゃんちゃんこを2年後に控えた生ける屍のような印象ではないでしょうか。
そして着るものも,なんだかじいさんばあさんらしい色のものを好んで着るようになりますよね。
自分で自分をそんな印象に合わせているというか・・
でも,前から思ってましたけど,海外のアーティストって,70歳すぎても「自分の齢わかってんの?」と思うくらい,20代30代のころとまったく同じような服着て,同じようなことしてますよね。
ローリング・ストーンズとか見てて本当にそう思います。
しかし,TRF見てると,日本もようやくそんなふうになってきたのかな。
(あ,内田裕也さんがいましたね。)
年齢に左右されずに,自分の最高のパフォーマンスを追い求めていく姿を見せてくれるようになったんだなって思います。
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そして名もない50代の諸君!
僕たち名もなき50代も,そのようでありたいとは思いませんか?
僕は,58という,ブロガーの中では高齢に蔵する部類ですけど,頭の中はまーだ20代です。
60は「第2 20歳(はたち)」だと思っています。
そして定年したら,「第2の人生」ではなく,「新しい人生」をまた一から作ります。
僕は,これから自分の最高のパフォーマンスを追い求めていきます。
50代のみなさん。
いっしょにがんばりませんか。
人間,定年してからが面白いんです。
僕ら高齢のものだからできるパフォーマンスがいくらでもあります。
そんな僕たちを作りましょう。
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