※2007年2月22日に書かれた記事を,2020年9月22日に,13年ぶりに更新しました
積極的に転記するノート術
僕は,よくノートに書いたことを転記します。
研修会や講演会などに出かける時,そのへんにあるノートを持っていくこともあれば,外出用のノートを持っていくこともあります。
「どれにどのノートを使う」ということは一切決めていません。
そこにあるノートを使うんです。
(コンテキストノート術 どんなメモや手帳に書いてもOK!ノート術を定めないコンテキスト・ノートという方法の提案 )
ですから,大事な内容だったら,然るべきノートに転記します。
僕はノートを転記することを「効率が悪い」と考えたことがありません。
何らかのノートに書いたことを別のノートに転記する時,学びの定着がすすみますので,むしろ学びにとっては効率がいいと考えています。
以下,2007年時の記述です。
考え方は変わりません。「ナビ・バイブル」といっているのは,システム手帳薄型バイブルサイズの勝手な呼称です。
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今日は、夜、研修で講演会に参加しました。
特別なノートは持って行きません。
いつもの、ナビ・バイブル(薄型6穴)をもっていきます。
これにどんどん書いていき、後日必要な内容だったら別リフィルに転記します。
ぼくの手帳やノート術のキモは「転記をおそれない」、むしろ「積極的に転記する」ことですのであれこれ頭を悩ませる必要はありません。
「写し書きが天才をつくる」と何かの本にありましたが、同感です。
後日、転記して写し書きすることで、長期記憶として脳に残ると考えています。
長期記憶に役立つノートのとり方3種
転記とともに,僕の場合は,長期記憶のために,いくつかの方法を組み合わせています。
○ノートに連番をつける
「1月の発想は239個でした」 に書いているように、僕は手帳のメモに連番をふっています。
一項目一つずつ連番を降りながら、学んだことや聞きながら考えたことを書いていきます。
この連番は,あとから見返す時のレファレンスなります。
また,「これについては,No.20を参照」
などと書くことができます。
また,「いくつのメモを書いた」という,メモ書きのためのモチベーションにもなります。
No.4,000なんて書く時は,「今年もよく書いたなあ」という達成感があります。
こちらの記事にも,連番のことを書いています。
メモの取り方おすすめテクニック2選 楽しく効率的に継続! /
○タグをつける
「転記をおそれないこと」と併せて、僕の手帳の取り方の要諦は、「タグ」です。
これは、ほぼ日手帳の記帳をする中でできたやりかたで、 「食」「人」「考」「金」「記」など様々なタグをつけてノートをとります。
あとで見返すときに、タグに目を走らせながら検索するのでとても便利だし、書くときにも「食」とか「人」とかまずタグを書いてみれば、そこから発想することができるので、ずっと続けています。
マインドマップを混ぜる
上の手法にマインドマップを混ぜながら、ノートしていきます。
マインドマップについては、「講演会の記録をマインドマップで」で少し書いています。普段のmemoにもどんどんマインドマップを使っています。
まとめ
システム手帳に書いておいて後から転記するというのは,1980年代からかわらずに続けている方法です。
今でもその時のノートが残っていますが,書いた時の様子までありありと思い出すことができるほどです。
連番をつけるのは,2000年代の終わり頃から,毎年4000個のメモをとろうと考えてからです。
4000個ですから,1日11個をひねり出さねば4なりません。たんなる備忘メモではなく,アイデアメモですから,それはけっこうな知的訓練になりました。
その時の必須ツールが「連番」でした。
なお,この訓練は,今はツイッターにうけつがれています。
タグは,2007年にはじめてほぼ日手帳を使った時,あまりにごちゃごちゃになるので,タグで省略できるようにしたのが始まりです。
これも,あとからのリファレンスにとても役立ちました。
そして,現在のバレットジャーナルにもそのまま生かしています。
更新履歴
2007年2月22日 記事公開
2020年9月22日 大幅修正,タイトル変更
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