Kindle出版をすることを決心した時,つい書いてしまいがちなのが「自分の集大成」
本を最初に書くときには,今の自分の集大成をかいてしまいたくなるんですよ。
なんといっても,本なんて書いたことがないんだから,その一冊は自分の人生の金字塔のようなものです。
なので,集大成を書いちゃうんですよね。
でも,ちょっとまってください。
そんなのだれも読んでくれませんよね。
その本,だれからもみつけてもらえない
まずは,その本には,あらゆるものが詰め込まれていますので,タイトルがぼやっとしたものにしかなりません。
「50代の肩こりの治し方」というようなタイトルだったら,50代の人が,肩凝り直したいなーと思って検索した結果,表示されるでしょう。
なので,見つけてもらうことができます。
ここに,
- 50代の肩こりの治し方
- 電車の中での勉強法
- 味噌汁のおいしい作り方
みたいな,自分の知識をあれこれつめこんでしまうと,
「私のライフハック」みたいなぼやっとしたタイトルしかつけることができません。
なので,集大成をつくると,検索でみつけてもらうことができないのです。
あなたという人間には何の興味もない
始めて書く記念の本なので,自分のことをあれこれ書いてしまいがちです。
しかしそれは読んでもらえません。
あなたは,誰か知らない人の人生の足跡に興味はありますか?
その人がいつ生まれて,何という学校に入学し,何歳の時にがんばって学級委員長になり,何年のときに初恋をして,それが今のつれあい。
そんなストーリーなど,だれからも興味を持ってもらえませんよね
でも,人生の金字塔である本の出版です。
ついこのようなことを高らかな気持ちで書いてしまうんです。
しかし,そんな人生,だれからも興味を持ってもらうことはできません。
その結果,そのほん大失敗します。
それを読んで何の役に立つのかわからない
あれもいいたい,これも書きたいと思って詰め込みすぎ,肥大化してしまった本は,読者を戸惑わせます。
ある部分は役に立っても,大部分は自分が欲しい情報でもなんでもない本を前にして,それをどう役に立てていいのかわからないんです。
その結果,役に立てられない情報ばかりが詰まったその集大成の本は,だれからも読もうと思ってもらいないということになります。
自分自慢にしか見えない
自分自身の金字塔という意識で書く最初の1冊は,つい自分語りをしてしまいがち。
そこでは自分の人生が高らかに歌い上げられます。
でも読む人にとっては,ちょっと鼻白んでしまいます。
えんえんと自慢話をきかせラ得ているみたいで,読んでいる自分には何も役立ちません。
それで,初期に読むのをあきらめられてしまいます。
まとめ
最初の一冊は,自分にとっての大きなできごと。
なので,華々しく大著をもって市場に躍り出たいことだと思います。
あなたがコミュニティの中で大きい存在であれば,きっと興味を持って読んでもらうことができるでしょう。
しかし,そんな,だれからも知られていない貴方の集大成は ,自慢話の集大成になってしまっていることが往々にしてあります。
コメント