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Kindle本で無料キャンペーンをするわけ

03-Kindle出版部

Kindle本を出版する時、Kindleセレクトに参加するかどうかを選択する場面があります。

参加すると、kindle unlimitedで無料で読んでもらえるとともに、90日に一度無料キャンペーンを行うことができるようになります。

無料でキャンペーンを行う「ことができる」という表現に少なからず違和感を覚える人がいるのではないでしょうか。

なぜ、何もしなければ500円で売れていく本をわざわざ無料にしなければならないのでしょうか。

そして、それが「できる」というような、なにか特別な権利であるかのような言い回しができるのでしょうか。

そして、そもそもkindle unlimitedですでに無料で読んでもらっている本を、なぜわざわざ無料にする必要があるのでしょうか。

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「無料」で購入すると、読者にとって自分のものになるというよさがある

無料キャンペーンは、読者にとっては、いくら無料であったにしても「購入した」ということになるのです。つまり紛れもない自分のものとなります。

なので、kindle unlimitedで無料で読める人も、すでに自分のライブラリに入っている人も、気に入った本なら無料キャンペーンの機会に「無料」で購入しておくといいのです。

 

無料で買っても、kindle unlimitedで無料で読んでも、無料であることにはかわりありませんが、kindle unlimitedとの大きな違いは、

  • 「返さなくてもいい」
  • 「kindle unlimitedをやめても読み続けられる」

というところです。

kindle unlimitedをやめると、自分のライブラリに入っている本は全て読めなくなります。しかし、無料で購入して自分のものにしておくと、kindle unlimitedをやめてもライブラリには残ったままいつでも読むことができます。

 

さらに、kindle unlimitedの制限である20冊を期にしなくてもよくなります。

kindle unlimitedでは、新しい本を読もうとしたときに、すでにライブラリにkindle unlimitedの本が20冊入っていると、どれかを返して次の本を借りなくてはなりません。

このとき、けっこう悩むんですよね。せっかくライブラリに入れているのに返したくないなあという気になるのです。読みたくなったらまた借りなくてはならないからです。

しかし、無料で買っておくことによってそのジレンマがなくなるんです。

 

そのようなわけで、無料キャンペーンで無料で購入することと、kindle unlimitedで無料で読むこととには大きな違いがあるということです。

 

無料で購入してもらっても販売実績になるという、販売者にとってのよさ

無料キャンペーンで500円の本を200冊売りました。本来なら10万円入るところ、無料キャンペーンなので収益は0です。

これは、無料キャンペーンをすることによって10万円の収益をふいにしたということでしょうか。

そうではありません。

なぜなら、何もしなければおそらくその本は200冊どころか2冊も売れていないかもしれないからです。

無料キャンペーンをしたからこそ、200冊も買ってもらえたのです。

 

しかし無料でいくら売れても収益0では話にならないんじゃないか?

そのように思われていますよね。

実は、無料での購入であっても、Amazonは「売れた」とみなしてくれるのです。これが、「無料キャンペーンを行うことができる」という言い回しの理由です。

収益0でも、この本は200冊も売れた、とAmazonが実績にカウントしてくれるからです。

実績に慣ればどうなるかというと、売れ筋順位があがります。そのため、より人の目に触れやすくなるというわけですね。

その結果、より読んでもらいやすくなるので、収益が0どころか大きな利益があるというわけです。

 

まとめ

以上、無料キャンペーンが読者にとっても販売者にとっても利益があるということをお話しました。

もし気に入った本が無料キャンペーンででていたら、すでにkindle unlimitedで読んでいても、この機会に「無料」で買っておくといいですね。

現在、この本が無料キャンペーン中です。11月7日までです。

 

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