昨日書いた以下の記事は,chatGPTに書かせたものに,私が加筆修正したものです。
chatGPTが6割,私が4割といったところです。
この記事をどのようにしてchatGPTに書かせたのかを解説します。
目次
chatGPTにブログ記事を欠かせるにあたっての大事な考え方
なんのためにchatGPTを使うのでしょうか。
それは,一つには
効率化を図るため
です。
代わりに書いてくれたらとても便利です。
しかし,さらに重要な理由があるはずです。
SEO対策された,検索上位表示をねらえる記事をかいてもらうため
上位表示をねらうのでなければ,わざわざchaGPTに書かせる価値は10分の1以下になってしまうといっても過言ではないと思います。
chaGPTにブログを書かせるのは,効率的に,「読んでもらえる記事」を書いてもらうところにあるんです。
それでは,どのようにしてchatGPTに検索上位をねらえる記事を書かせるのか。
単に,「◯◯についてのブログ記事書いて」でもとりあえずは書いてくれます。
しかし,それは質も量もとても満足できるものではありません。
とても検索上位などねらえる記事はできてきません。
そこで,以下のように段階を踏んで進めていきます。
- 検索上位をねらう記事を書くための約束事について理解させる
- SEO対策された記事を書くためのテンプレートを示す。
- 必要に応じて深掘りする
- 加筆修正する
以下,それぞれについて解説します。
検索上位をねらう記事を書くための約束事について理解させる
最初から「ブログ書いて」というのではなく,約束事を理解させることから始めます。
約束事を示す
プロのブロガーとして,SEO対策された記事を書いてください。
テーマは,「chatGPTでできること」です。
目的は,chatGPTが流行っているけど,今更聞くのは恥ずかしいのでそっと「chatGPTでできること」と検索しているひとに、やさしい言葉で答えてあげる記事を書くこと。
したがって、専門家向けではなく、中学生に基礎を話すつもりで,なるべく専門用語を使わずにやさしい言葉を使って書く。
語尾は敬体で書く。
ここまで理解したら「はい」とだけ、返事をしてください。
まず,chatGPTに,「自分は何者として文章を書くのか」を示します。
ここでは,「プロのブロガー」として,「SEO対策された記事を書く」者という設定を示しています。
次に目的を示します。
最初に,対象者をしめしています。対象者は「今更聞くのは恥ずかしいのでそっと「chatGPTでできること」と検索しているひと」です。
目的はそのような対象者に「やさしい言葉で答えてあげる記事を書くこと」です。
その上で,約束事として以下の2つを指示しています
- 専門家向けではなく、中学生に基礎を話すつもりで,なるべく専門用語を使わずにやさしい言葉を使って書く。
- 語尾は敬体で書く。
ここまでを一区切りとしてchatGPTに理解を求めます。
それが,「理解したら「はい」とだけ、返事をしてください。」という箇所です。
chatGPTは,以下のように答えてきました。
SEO対策された記事を書くためのテンプレートを示す
「自分は何者として文章を書くのか」
「この記事のゴールはなにか」
「文章を書くに当たっての約束事」
これらが理解できたようなので,次に記事を書くための手プレートを示します。
収益化を目的としたブログを書くためには,
- ネタの選定
- キーワードの選定
- ライバルチェック
- タイトルや見出しの選定
- 冒頭文執筆
- 本文執筆
などの段取りを丁寧に行っていく必要があります。
これらを,ひとつひとつ実行させていくためには,それらの手順を示したテンプレートが必要です。
前出の記事を書かせるために,次のテンプレートを示しました。
SEOを意識したプロとして,以下の手順に沿って書いてください。
[C1]この記事が検索されるためのキーワードは何か,SEOを意識して列挙する
[C2]chatGPTがらできることを列挙する
[C3]今更人に聞けないのでそっとchatGPTの使い方について検索してきた人の気持ちに共感して書き出しを書く。
[C4]キーワードを入れ込みながら,chatGPTでできることを説明する記事の目次を書く。
[C5]各目次について、それぞれ具体事例を入れて、500文字で本文を書く
[C6]まとめを書く
このテンプレートを入力し,送信ボタンを押すと,自動的にこれらの手順をひとつひとつ実行しながら最後まで進めてくれます。
以下,chatGPTが実行した結果を示します。
なお,一段回ずつ説明していますが,実際には,chatGPTが[1]~[6]までを一気に出力しています。
[C1]この記事が検索されるためのキーワードは何か,SEOを意識して列挙する
chatGPTの答え
[C1]この記事が検索されるためのキーワードは何か,SEOを意識して列挙する
chatGPT, chatGPTの使い方, chatGPTでできること, 自然言語処理, AIチャットボット
chatGPTは,以上のキーワードを考えてくれています。
実際にこれがキーワードとして使えるのかどうかは,ラッコキーワードなどをつかって,こちらで確認する必要はあると考えていますが,今回はこのまま受け入れています。
[C2]chatGPTがらできることを列挙する
chatGPTの答え
[C2]chatGPTがらできることを列挙する
・質問や会話に対して応答を生成することができる
・文章の生成や要約を行うことができる
・翻訳や文書の分類を行うことができる
・音声認識や音声合成を行うことができる
・自動要約や抄録生成、自動記事作成を行うことができる
以上のことを列挙してくれました。
[C3]今更人に聞けないのでそっとchatGPTの使い方について検索してきた人の気持ちに共感して書き出しを書く
chatGPTの答え
[C3]今更人に聞けないのでそっとchatGPTの使い方について検索してきた人の気持ちに共感して書き出しを書く。
「chatGPTって最近よく聞くけど、具体的に何ができるのかよく分からないし、人に聞くのもちょっと恥ずかしいな…」と思っている方も多いのではないでしょうか。
でもご安心ください!この記事では、chatGPTがどんなことができるのかや、使い方について分かりやすく解説していきます。
[2]でできることを列挙したあとにこれを書かせることで,何ができるのかを考えた上での冒頭文をつくることができると考えました。
この冒頭文はこのまま使っています。
[C4]キーワードを入れ込みながら,chatGPTでできることを説明する記事の目次を書く
chatGPTの答え
[C4]キーワードを入れ込みながら,chatGPTでできることを説明する記事の目次を書く。
1.chatGPTとは?
2chatGPTでできること
2-1. 自然言語処理について
2-2. AIチャットボットとしての活用方法
2-3. 文章の自動生成や要約について
2-4. 翻訳や文書分類の応用例3 chatGPTの使い方
3-1. GPT-3 APIの登録方法
3-2. Pythonを用いたプログラムの実装方法
必要なキーワードは先に[1]で出させているため,それを外さない目次をつくってくれています。
キーワードが意識されていることで,検索にひっかかる見出しができます。
[C5]各目次について、それぞれ具体事例を入れて、500文字で本文を書く
chaGPTの答え
[C5]各目次について、それぞれ具体事例を入れて、500文字で本文を書く
chatGPTとは?
chatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語処理技術を用いたAIチャットボットです。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、大量のテキストデータを学習することで、自然言語処理のタスクを高度に実行できるようになります。
chatGPTは、GPTを応用したAIチャットボットであり、自然な対話を行うことができます。
・・・・以下略
目次をすでに示させていることで,それに基づいてかっちりと記事を書いてくれます。
初めての人に,敬体で優しい言葉でかく,という約束事を理解した上で書いています。
しかし,「自然言語処理技術」など,初見ではわからない言葉を使っています。
そこで,一連の実行が終わって方,あとから別に優しい言葉で言い直させています。
[C6]まとめを書く
chatGPTの答え
[C6]まとめを書く
以上、chatGPTについてご紹介しました。
hatGPTは、自然言語処理の分野で幅広く活用が可能であり、AIチャットボットとしての活用や文章の自動生成、要約、翻訳などのタスクを実行することができます。
GPT-3 APIの登録やPythonを用いたプログラムの実装方法などもご紹介しました。
これからchatGPTを活用する方は、ぜひ参考にしてみてください。
ひととおり,記事が生成されました。
必要に応じて、深掘りする
chatGPTが生成したテキスト,指定した通り,かなりわかりやすい言葉で書かれていました。
しかし,中には,初めての人が首を傾げたり,難しく感じたりするのではないかと思う言葉も混じっていました。
そう言う言葉については,更に詳しく書いてあげなければなりません。
まずは,「自然言語技術」という言葉について掘り下げをしました。
以下のように「自然言語処理とはなんですか?わかりやすく優しい言葉で教えてください」と尋ねてみます。
すると,以下のように返ってきたので,これでよしとしました。
自然言語処理とは、人間が日常的に使っている自然言語(言葉)をコンピュータに理解させるための技術のことです。つまり、コンピュータが人間と同じように言葉を理解し、処理することができるようにするための技術です。
説明の最後で,
今後ますます様々な分野で活用されることが期待されています。
と返ってきたので,さらに深掘りしました。
以下のように「今後,自然言語技術は,どんな分野で採用されることが期待されていますか?優しい言葉で列挙してください」と尋ねます。
すると3つ目に列挙された「法律分野」で「法律文書の自動生成や・」という言葉に引っかかりました。
そこで,さらに「法律文書の自動生成とは具体的にはどんなこと?」と尋ねてみます
以上のような深掘りを経てさらに深まった理解について,最初にchatGPTが作ってきた記事に,追記して行きました。
まず,記事の最初の方に,「自然言語処理技術とは」についての項目を追記
さらに,法律分野については,下図の緑のリスト部分を追記するなどして深掘りしたことをさらに追記しています。
こうして,chatGPTが出してきた記事文例について,読者が分かりづらいと思うであろう箇所は,さらに深掘りしてわかりやすくしていくことが必要だと思います。
加筆修正する
最終的に出てきたテキストは,やはりそのままではブログの記事にすることはできません。
現時点では,いかにもchatGPTが書いた文章だということがわかってしまいます。
そこで,加筆修正が必要です。
語尾を変える
語尾を,自分がしっくりくる語尾に変えていきます。
今のchatGPTは,「◯◯が期待できます」のような決まった言葉を乱発してきます。
自分で読んでいてとても違和感があります。
この「違和感がある」と感じるところが修正ポイントです。
自分の書き方ではない,ということだからです。
そこを,一旦書き直します。すると,自分がしっくり来る書き方にになります。
文を切る
chatGPTが書いてくる文は,段落が長くなりがちです。
なので,句点のところで文を区切って短くします。
それだけでも,chatGPTくささが抜けるように思っています。
実例,経験,考えを加筆する
実際の事例,自分の経験や考えは,chatGPTには書けない部分です。
ここで,自分の記事としてのオリジナリティを出します。
これは,chatGPTを使って記事を書くことにおいて必須事項だと思います。
イラストなどのアイキャッチを入れる
最後に,見出しごとにアイキャッチを入れていきます。
これもchatGPTにはできないことですから,他のブログの記事との差別化,自分の記事としてのオリジナリティ化になります。
まとめ
以上,chatGPTを使ったブログの記事のテンプレートと掘り下げ方,そして加筆修正の考え方について述べてきました。
現在,chatGPTとの共同作業は,chatGPT6割,自分4割と言っています。
ほとんど半分は自分でやるということですね。
chatGPTの割合を少しずつ伸ばしていきたいところですが,いくら伸ばしても,何割かは自分の手で行うということは現時点では必要だと思います。
現時点では,というのは,そのうちきっと,経験や事例,考えまでchatGPTが渡し専用にチューニングされ,私の代わりにそれらを正確に出してくるときが来ると考えるからです。
それはおそらく夢物語ではありません
そんなに遠くない将来,私専用にチューングされたchatGPTが生まれてくると思います。
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