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定年後は妻と同じ趣味を持つというのは勘違い

定年後対策部

はい。またまた「定年前」からのお話です。

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現役時代は,妻の話も聞いてやらず,家事もせず,あれやこれやいろいろと世話をかけてきた。

これからは,妻とも仲良くし,ふたりで同じ趣味でも持って,いっしょにでかけたりして楽しもう・・・。

著者は,そういうのはだめ,妻と同じ趣味を持つなんて勘違いというのです。

妻と同じ趣味をもとうとして何が悪いの?

はい,大半の男たちは,そのように思うでしょう。

これまでまったく相手にしてやれなかったのだから,今度はこちらから趣味も合わせて,一緒に活動してあげる・・・。

まあ,上から目線ですね。

きっと奥さんも喜んでくれると思いこんでいるんですね。

 しかし,よく考えてみてください。

奥様は長年放って置かれたのです。

なにか話したくてもろくに聞いてもらえない,土日はゴルフで家にいない。

そんなことが何十年も続いたのですから,妻は等に愛想を尽かして,自分の世界を構築しているのです。

いくら夫とはいえ,せっかく構築した自分の世界の中に,ズカズカと入ってこられるような気がするのでしょう。

「今更何よ!」というわけですね。

 

これまで長年放っておいた妻と同じ趣味を持とう,などということはいかに勘違いかよくわかりますね。

ココがダメ

「定年後は妻のことをかまってやったら喜ぶだろうと考えるのは,夫の勝手な思い込みに過ぎません。

妻とは適度な距離を保つべし

そこで,著者は,「濡れ落ち葉」にはなるな!と言います。

濡れている落ち葉は,ぺたぺたくっつきますよね。

アレと同じで,家の中でも外でも奥さんにぺったりくっつこうとする状態を濡れ落ち葉というのですが,それになるなと。

濡れ落ち葉はダメ

自分の居場所がないから,それを妻に求める

著者は,

一緒に過ごしていくからこそ,相手の領域に無遠慮に踏み込んでいくのは避けるべき

といいます。

無理に趣味を合わせようとせず,それぞれが自分の世界を持っていること。そして,お互いに自分の世界を持っていることを受け止め,相手を尊重すること。

それが大事なんですね。

適度な距離感。

ここで著者はひとつのエピソードを紹介しています。

夫婦旅行でシングルを二部屋取る夫婦

  • 旦那さんととても中がよく,しょっちゅう一緒に旅行する女性
  • 理想の中高年ライフ。
  • 仲良く観光し,食事を楽しんだ後,それぞれ別の部屋に分かれる。

これを読んでいかが思われますか?

この話は,男性は「信じられない」という顔をするけど,女性は「よくわかるわあ!」というそうです。

一緒の部屋だと,ついつい世話をしなくてはと気になって落ち着かないからだそうです。

男性は,女性のそんな気持ちに気が付きません。

だからこそ,このような適度な距離感を保つことで,よい関係が築けるというわけですね。

男性は独立心をもちたい

僕も随分前から感じていたことがあります。

それは,「男性は独立できなきゃなあ」ということです。

「メシフロネル」が一時話題になりました。

家に帰ればこの三語しか発しない男性の話です。

まあ,極端であるにせよ,そんな感じの夫は多かったんですね。

こういう夫は,なんでもかんでも奥さんから世話をしてもらわないと生きていけません。

熟年離婚でもつきつけられたら,滅亡ですよね。

自分のことは自分でする。

当たり前ですが,そういうアタリマエのことをして,きちんと家の中で自分の居場所を確立しておくことが大切なのだと思います。

ちなみに我が家では,土日はそれぞれが勝手なことをして過ごします。

私は早起きして,さっさと散歩に出ます。

妻は,ゆっくりとおきてテレビを見ながらゆったり過ごした後,買い物にでかけます。

お昼に一旦集合。

「何した?」「こんなことがあった」と報告会。

そしてまた,「それじゃまた,夕食で会おう」と言ってそれぞれ午後の活動へと別れていく。

そんな過ごし方をもう10年も続けてきました。

そして,定年退職後の今も変わりません。

 

こちらの記事もどうぞ 「定年前」準備

更新履歴

2019-11-27 公開

2021-2-24 追記修正

2023-1-19 レイアウト変更と追記

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