2012年KDP開始からこれまで
2012年冬にKindleでのセルフパブリッシングへの道が開かれてからすぐに挑戦しました。
当時
Kindle Direct Publishing 個人出版への道〜1〜Wordでつくった文書で出版できる可能性 | 教師の知的生活ネットワーク
WordのファイルをKindle形式に変換してダウンロードするツールがKindle内にあったようで、すぐに20年前に書いた本の原稿をKindle形式にしてみました。日本人学校での経験を本にしたもので、当時A4で200数十ページほどの分量の本です。
できた本をダウンロードしてKindleで読んでみました。初めてKindleで自分の本を読んだ時の感動は忘れられません。
これをきっかけにこの本をきちんと作りなおしてKindleの棚に並べようと決めました。そして上のブログの連載を考えたようです。
しかし教師向けのレポート色の強かった本を、一般の人にとって意味のあるおもしろいものに編集し直すのは思いの外時間がかかりました。
モチベーションの維持も難しく、もとからあるコンテンツを編集しなおして本にする、ということの難しさを知りました。いわゆる編集作業というものだと思いますが、並大抵のことではありませんね。
この作業は実は今でもつづいています。
Scrivenerとの出会い
2014年に入り、Scrivenerと出会ってから直接Kindle形式にコンパイルできるようになって、ローカル上で何度も出来上がりをためすことができるようになりました。これで編集にも拍車がかかりました。
また、あたためてきた企画も含めて3冊の執筆を並行して行うようになりました。
Scrivenerにはそれだけのポテンシャルがあると思います。
Wordもすぐれたアウトライナーで、実際に20年前にはWordのアウトライン機能を使って本を作ったのですが、今回はKindle形式にすることを想定していますので一気にローカルのままKindle形式にコンパイルできるScrivenerで執筆を続けています。
現在執筆中の本について
現在執筆中の3冊とは以下の様なものです。
1冊めは上述した日本人学校の本ですが、これについてはコンテンツの構成にまだ時間がかかりそうです。以前の時のグループ化による章立てではあまりにも教師の専門書っぽくておもしろくないし、かといっておもしろいトピックばかり集めた本にしてもあまり価値がありそうにない。
いっそのこと、シリーズにして本をわけてはどうか、などということを考えたりしてScrivenerであれこれ入れ替えをしながら楽しくなやんでいます。
コンテンツがあるからといってすんなり出版にもっていけるわけではないですね。
編集の偉大さを感じています。
2冊めは継続することでどれだけの成果を得られるかということについて書いた本です。
これは私の人生そのもので、ほぼなんのとりえもない私がそこそこ何らかの成果物を回収できるフェーズに入ってきたのはひとえにさまざまなことを継続してきたからです。このことから着想して書き始めた本です。
70%くらいはできあがっていますが、ゼロから書いている本なのでまだ時間がかかりそうです。
これは教師向けの本ですが、一般の方にも十分に読める内容にしているつもりです。
3冊目はEvernoteの本。教師の仕事にEvernoteはどれだけ役に立つか、ということについて書いた本です。
実は、最初はこのブログで連載しようと思っていた本で、本ブログのカテゴリにもそれが残っています。「教師はEvernoteを使いなさい」というカテゴリです。
そして本のタイトルはそのままこの名前を使いました。
実に上から目線っぽいタイトルですがこの手のタイトルがいくつか出されているので便乗しました。
このタイトルで検索したが、出てくるのは私のブログのカテゴリーやタイトルだけなので、これでいくことにしました。
また、教師にとってのEvernoteの便利さを書いた本はまだなく、そのことについて言及したブログもそれほど突っ込んだ内容が書かれているわけでもありません。
だから、この本を教師にとってのEvernote本の最初の本にする意気込みですすめています。
今後の展開について
どれが最初に完了するのかはまだわからないのですが、できあがったら、まずKindle形式のファイルをこのブログにおいて自由医ダウンロードしていただき読んでいただけないかと思っています。そしてコメントなどをもとに校正や編集のしなおしを行ってから最終的にKindleにアップロードしようと考えています。
日頃は遅いのでなかなか書き進めることができません。週末に少しずつ、と決めて書き進めています。
夏ごろには最初の一冊がだせたら、と思っています。
追記 20140621
下の関連書籍の著者、倉下さんから以下のようなご示唆がありました。
@Lyustyle ありがとうございます。ブログでレビュアーさんを募集するもの、とても良いと思います。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2014, 6月 21
レビュアーさんを募集する、というのがいいかもしれません。
関連書籍
先日、買い求めました。企画からコンテンツ作成、編集など、実際の例を元に説明してあります。
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