こんにちわ。 lyustyleです。
今日は、私が24年間続けているデジタル日記を、わざわざ印刷して「モノ」として残していることのわけについて考えて見たいと思います。
便利で場所を取らないデジタル日記を、わざわざ印刷して本にして残す
私は、１９８８年からワープロで記録を書き始め、現在１９８９年からのデジタル記録がPCに閲覧できる形で残っています。残念ながら１９８８年の１年間に書いた日記はNinjaという可変長データベースで書いたため、後々閲覧するためにはText書き出しが必要でしたが残念ながら書き出しをしないままでしたので、WindowsPCには残っていません。
これらはデジタルという形で残しており、クラウド上で管理しているため、iPhoneなどで、どこからでも見ることができます。２４年間の日記をどこにいても見ることができる。これはすごいことです。どこに行くにも２４年分の日記を持ち歩いているようなものですから。
でも、それだけの便利な特性がありながら、やはり私はこのデジタル日記を１ヶ月分ずつ印刷して綴じて残しているのです。なんで、そんなことをしているのか。それは「ぱらぱらとめくりたい」からなのです。
以前、上のようなエントリーを書きました。ここにはEvernoteに集まってきた情報を印刷してぱらぱらとめくる、そのために印刷をして残す。Evernoteは私の入力情報の最終地点ではない、ということを書いています。
数年前の記事なので、今とは違うライフログの仕組みです。当時はFriendfeedで、すべてのTwitterアカウントやFlickr、ブログ投稿情報など考えられる限りのRSSを吐き出すサービスをすべて集めており、Evernoteに入ってきた情報はEvernoteがRSSを吐き出さないため、コピー&ペーストでFrinedFeedに持っていくということをしていました。Evernoteはそこに集まる情報の通過点の一つに過ぎないという位置づけでした。 デジタル日記はずっと書きつづけていたので、それにFriendfeedに集まった情報を付け足して補完することで１９８８年から続けてきたデジタル日記はさらに充実したものになりました。
現在は、「Evernoteにすべてのログを集める！」ということはしていません。FlickrやInstagaramなどの投稿ログはMOMENTOにまかせてあります（IFTTTを使えばこれらをEvernoteに集めることは可能です。FlickrやInstagaramに写真を投稿すると同時にEvernoteにも送るようにすればいいのですから。でも、今はそこまではしていません。）
しかし、Tweetでの行動ログやキュレーションの内容は「ツイエバ」でEvernoteに集まりますし、siriに話しかけたことはPosteverやDraftsを通じてEvernoteに入ってきます。しかし日記アプリDayOneは、何かのイベントや特筆すべきことを写真とともに書いていますがEvernoteには入りません。
こうしてEvernoteに来るものもあれば来ないものもある、というのが私のログの集め方です。
かならずデジタル日記に集約される安心感。そして「モノ」として残す安心感。
こうして１日の間に集まってきたこれらの情報を、「日次処理」において、ずっと続けてきたデジタル日記にコピーします。また、DayOneに書き溜められた日記は1週間毎にPDFにExportし、AcrobatでWordに書き出してからデジタル日記に合流させています。
そしてひと月に一度、これを印刷して本にするのです。だいたい５０ページ。裏表印刷で２５枚程度の本です。そんなにかさばることはありません。これを本棚に並べておくと、とりだしてパラパラとやりたくなります。そうして過去の自分に出会い、忘れていたことを思い出したり、アイデアの再発見をしたりといったことをしています。これは、なかなかデジタルの日記ではやりにくいことです。「モノ」として保管しておくからこそできることです。この、「最後はあちこちからすべてを集めてきて本にする」というのが私の情報の終着点となります。
デジタルは、「とってある」という安心感を生み出すもの。実際に使うのは「モノ」といったところでしょうか。
この考え方は「シゴタノ！」などでデジタルとアナログのハイブリッドを推奨されていることに通ずるものがあります。
私は手帳についても同じように頑固にアナログの手描き手帳を続けてきたからです。iPhoneを使ってがんがんEvernoteに情報入力を行いながらも手帳にものを書かない日はないからです。
ずっと「ハイブリッド」でやって来ました。
２４年間。
追記 2017年4月1日
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