筆者は2022年の7月にOpenseaとメタマスクをつないで、8月にNFTを初出品しました。
その後、ずっとNFTの売買にはOpenseaを使ってきました。
今回は、日本のNFTをマーケットであるHEXAで私のコレクション「ネコミミ神楽」を販売してみようと思いました。
理由は、
●HEXAでは、Twitterのアカウントと紐づければそのままNFTをを販売できること
●HEXAでは、ウォレットを介せず、日本円でクレジットカードを使って売買できること
●HEXAでは、ガス代がかからないこと
この3つのことを知り、一度HEXAで販売してみようと思ったのです。
そこで、HEXAで売買するに当たり、さらに深くHEXAのことを知るためにOpensea との違いについてまとめてみました。
ここまで読んでHEXAに関心を持った方は、HEX公式ページを御覧ください目次
OpenseaとHEXAの大まかな比較
OpenseaとHEXAの比較についてかいつまんで説明します。
OpenSea(オープンシー)はそれなりの知識や手間がかかり、初めての人は出品や購入までに時間と労力がかかるかもしれません。
かと言って、初心者には手が出せないほど難しいわけではありません。初めての概念がたくさん出てくるので、意味が理解できにくいことがあるだけです。
手順についてもたくさんのブログ記事やYouTube動画がデているのでこまることはありません。
私も知識ゼロから開設することができました。
一方で、HEXA(ヘキサ)はTwitterのアカウントがあれば、難しい知識や面倒な手続きをせず、クレジットカードで日本円で簡単に取引できるマーケットです。
価格やNFTの内容によるけれど、OpenSea(オープンシー)よりも手が出しやすいので、購入しやすいと言われています。
高額で販売したいならOpenseaが適しています。HEXAでは高額での販売が難しいからです。
また、全世界で販売したい場合、OpenSeaです。HEXAでは、国外への販売は厳しいです。
どちらにも良い点や悪い点があり、利用者のニーズや目的に合わせて選ぶのがベストですが、気軽にNFTを始めたいなら、HEXA(ヘキサ)を試すのが良いでしょう。
以上、大まかな違いをかいつまんで説明しました。
次に、OpenseaとHEXAの違いについて詳細に解説します。
Opensea と HEXA の出品・購入できるまでの準備
OpenseaとHEXAそれぞれの、開設や出品・購入前の準備について比較します。
Openseaの開設・出品・購入前の準備
- 国内通貨取引所の開設及と日本円入金
- イーサリアム(仮想通貨のひとつ)を購入
- MetaMask(ウォレット)の開設と設定
- 国内通貨取引所からイーサリアムをMetaMaskに送金
- OpenSeaでの設定
- OpenSeaをMetaMaskと接続する
以上の手数が必要です。
一つ一つのタスクを見て、何がなんだかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
1と2は、「仮想通貨の購入」です。
3は、仮想通貨を入れておいてそれをNFT購入に使うための「財布」のようなものです。
4は、仮想通貨を財布に入れるという意味です。
5と6は、NFTのマーケットであるOpenseaに出品・売買のためのアカウントを作るという意味です。Openseaの自分のアカウントに財布を紐付けることでNFTの出品や販売ができるのです。
Openseaの開設・出品・購入前の準備
- X(Twitter)のアカウントの開設
- X(Twitter)でHEXA(ヘキサ)にログイン
たったこれだけです。
仮想通貨を購入する必要も、購入した仮想通貨をウォレットに送金することも、アカウントにウォレットを紐付けることも必要ありません。
ブラウザでX(Twitter)を開いた状態で、HEX公式ページを開き、ログインするだけです。HEXAでNFTの売買を始めるまでのタスクに「はじめ出会う概念」はないので、出品・売買までのハードルがとても低いと言えます。
Opensea と HEXA でのNFT販売までの流れ
NFTの出品についてはどちらもさほど変わりません。
OpenseaでのNFTの販売まで
以下、Opensea公式のヘルプセンターに基づいて説明します。
Opensea にいき、右上の「ウォレトを接続」をクリックします。
どのウォレットに接続するか聴いてくるので、自分のウォレット(ここではMetaMask)を選択します。
MetaMaskのパスワードを入力したら、OpenseaとMetaMaskが接続され、以下のよに自分のアカウントページに入れます。
右上に表示されている自分のアカウントアイコンにマウスオーバーすると、下のようにメニューが現れますので「作成」をクリック。
MetaMaskが書名を要求してきますので、「書名」をクリック
新規アイテム作成画面からNFTを作成します。(各項目の具体的な記入の仕方は割愛します)
NFT化できたら、以下のように自分のNFTが並びます。ここでは、まだ持っている画像をNFT化しただけです。
売りたいNFTをクリックし、右上の「販売用に出品」ボタンを押すします。
価格を設定して販売します(具体的な販売の仕方は割愛します。)
以上が、Openseaにおける画像のNFT化と、そのNFTの販売のための大まかな流れです。
HEXAでのNFTの販売までの流れ
事前に、X(Twitter)に自分のアカウントでログインしておきます。
HEXA公式ページに入ります。右上の「NFTのを販売」をクリックします。
Twitterとの連携画面になりますので、確認の上、OKをクリック。すでに連携されている方は直接下のようなページが現れます。
ここから画像をNFT化できます。
販売はOpenseaと同じなので割愛します。
HEXAでの販売までの流れはTwitterと連携させていればとてもあっさりしています。
Opensea と HEXA のガス代のちがいとは
よく聞く「ガス代」について確認しておきましょう。
ガス代とは
Openseaのヘルプセンターによると、ガス代とは、
ガス (gas) 代とは、Ethereum (注:イーサリアム)上のバリデーターに支払われる取引手数料です。OpenSea がこれらの手数料を受領することはなく、返金することもできません。また、OpenSea はガス価格を管理しておらず、ガス価格から利益を得ることもありません。
Openseaのヘルプセンター
と「読んでもさっぱりわかりません」
ですので、こんな時は深掘りせず「取引手数料」とだけ覚えておきましょう。
「ヘキサ(HEXA)って何?初心者に向けて解説」には、わかりやすい説明がありました。
ス代とは、NFTの取引時などにブロックチェーンに取引履歴を記録するための手数料と言えます。
ガス代は一般的に、NFT等の取引をした際に発生します。
イーサリアム等の送受金をするとき
NFTの売買を行うとき
NFTを発行するとき手数料は、ブロックチェーン上で取引データが正しいことを証明する作業者への報酬となります。
ヘキサ(HEXA)って何?初心者に向けて解説
取引履歴を記録するために作業をする人がおり、その方々への報酬というわけです。
Openseaで支払うガス代
Openseaでは以下の場合にガス代を支払う必要があります。
イーサリアム等の送受金をするとき
NFTの売買を行うとき
NFTを発行するとき
Openseaのヘルプセンターには以下のように描かれています(なんだかわかりにくいので読み飛ばしても結構です)
Openseaのヘルプセンター
- オファーの受け入れ
- 他の人への NFT の転送 (または贈与)
- NFT の購入
- NFT リスティングのキャンセル
- 入札の取り消し
- WETH から ETH への変換 (またはこの逆)
- メタデータの凍結
- Polygon との間での ETH のブリッジまたは ETH の引き出し
NFTをプレゼントする時、NFTを買う時、いったんOpenseaに並べたNFTをキャンセルする時、入札をやめるとき、他の仮想通貨との間のやりとり・・・こういったときにOpenseaではガス代が必要なんですね。
HEXAでのガス代
これに対して、HEXAでは取引手数料としてのガス代は必要ありません。
売れたときに「調達手数料」が20%かかりますが、それだけです。
売れたら手数料を2割持っていかれると思っていればいいですね。
2割もとられるのか、という気がしますが、メルカリと同じと思えば納得ができます。
Opensea と HEXA それぞれのおすすめな人は
Opensea と HEXA について、それぞれにおすすめの人をまとめてみました。
Openseaがおすすめな人
- 世界の有名NFTを購入したい
- 世界の人と売買したい
- 仮想通貨、ウォレット、ガス代など、一般的なNFT関連の知識を身に着けたい
- NFT関連の話題を理解して話についていけるようになりたい
Openseaは売買までの手数が多く、初心者にはかなりの壁がありそうですが、ひとつひとつのタスク事態はネットにある手順を見ながらすすめていけばできるレベルです。
素人に手が出せないレベルという程のものではありません。実際、僕も本を買ってきて、それを見ながらなんとかMetaMaskでウォレットを作り、Coincheckを解説して仮想通貨を買ってMetaMaskに送金し、OpenseaでMetaMaskと紐づけ、もっている画像をNFTにするまでできました。
この過程で、これまでなにがなんだかわけが分からなかった「ガス代」とか「ブロックチェーン」とか「ウォレット」とかそのような自分にとって新しい概念を理解することができました。
概念を理解するということは、自分なりに応用が効くようになるということです。
それがOpenseaでNFTを始めるよさの一つだと思いました。
また、一通り理解したので、NFTについて自分で音声配信などで発信したり、人とコミュニケーションをとったりすることができるようになりました。
この点も、Openseaからはじめてよかったことの一つです。
HEXAがおすすめの人
- むずかしいことは飛ばして、とりあえずNFTの売買を始めたい
- 仮想通貨の購入には少し身構えてしまう。できれば買いたくない
- 日本円やクレジットカードが使えるならそれに越したことはない
NFTを始めるというゴールに向かって、最短の労力と時間、安心感をもって始めたいならHEXAがいいでしょう。
Twitterのアカウントを持っているだけで、数分でNFTを販売したり、売買したりすることができるからです。
手数料である「ガス代」も払わなくていいので気にすることもありません。
私は身の回りにいる人に「NFTやってみたいけど難しいことはわからない」と相談されたら、HEXAをおすすめします。
HEXAでとりあえずNFTをというものの感触を掴んでから、必要ならOpenseaで売買を始めればいいからです。
まとめ
以上、OpenseaとHEXAの違いについて解説しました。
「仮想通貨」「ウォレット」「ガス代」など、馴染みのない概念を乗り越えて売買にたどり着かねばならないが、世界を相手にしての大きな売買ができるOpensea。
TwitterのアカウントとクレジットカードさえあればすぐにNFTにふれることができ、売買できるが、海外相手に販売したり、大きな売買をしたりすることはむずかしいHEXA。
双方のメリット・デメリットを理解してNFTの世界に入っていけばいいでしょう。
まずはHEXAからはいってNFTについての概念を理解し、その上でOpenseaで売買するという流れもいいかもしれませんね。
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