ノートについては,以前以下の記事を書き,よく読んでいただきました。
では,メモや手帳はどうなっているんだ,ということで,一度まとめておきたいと思います。
記録をとり続けることは素晴らしい,というコンセプトで以下の電子書籍を書きました。
25年前に書き続けてきた記録が今でも生きて働いており,そこから生産を行った足跡について書いたものです。
25年前からのパソコン通信: 1990年代初頭のシドニーから Kindle版
記録を撮り続けることは,生み出す力を持ちます。
すばらしいことです。
だから,メモ術,ノート術,手帳術といったことに大勢の関心が集まります。
しかし,そこで得られるのは,あくまでも「その人の経験からよかったことは,私にとってもいいかもしれない」という希望や期待です。
そのバックに,行動経済学やある種の哲学,脳科学などさまざまな叡智があれば万人に役立つのでしょうが,なかなかそういうわけにもいきません。
「術」は各人で磨き上げ,その結果それぞれの方法や良さが生まれるのです。
この記事もそういうものの一つとして書きました。そのつもりで読んでいただければ幸いです。
ところで,私は,このブログのカテゴリーで,メモ・手帳とひとくくりにしています。メモと手帳の明確な区別をしていないのです。
ニュアンス的にはわけられます。
メモは,きれっぱしで一時的なものであり,
手帳は,何か意味のあるものを書きつけるもので,保存されるもの。
そんなイメージがあります。
でも,ひっくるめてます。
私が何か書くとき,それがメモなのか手帳なのかというようなことは考えてないからです。
ここからここまでがメモ帳で,ここからは手帳,その先がノート,というようなことは考えるのもしんどいことです。
ということで,メモと手帳はひっくるめて考えてます。
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目次
私のメモ術はもちろんコンテキスト・メモ
ノートのとり方と同じように,2018年の私のメモもまさにコンテキスト仕様です。
どれか一つのものに一元管理というのが無理なのもノートと同じ。
いろんなものに書き散らします。
iPhoneにメモすることもあり,それこそ「箸袋」のような紙切れにメモすることもあり。
そんな状況です。
パームトップメモ帳 Rollbahn
でも,「何か価値あるもの」はできたら「綴じてあるもの」に書きたいなと思います。
メモ「帳」であり,手「帳」であり,ノートであり,そういったものに書きたいです。
そういうわけで,私は,上のような綴じた小さなメモ帳をなるべく持ち歩いています。
だいたい私は,うろうろしていますので,このように手に収まるメモ帳がいいのです。
どちらも「パームトップメモ帳」です。
上のは無印のものですが,表紙がプラスチックになっていて堅牢。12月31日から使い始めて1月11日ごろ使い終わりました。
下のは,Rollbahn ポケット付メモ
1月12日から使っています。
この手のミニ「パームトップ」のメモ帳は私の手に収まりやすくてよく使いますが,Rollbahnのミニはとても気に入っています。
内容については,見返してからScrapBoxに転記しています。
僕は転機を恐れないのです。
2007年ごろの記事ですが,10年たっても全く変わっていません。
モレスキンはどうした
モレスキン,使っていますよ。
上のパームトップメモ帳に比べて一回り大きいので,ウォーキングにはあまりもってでなくなりましたが,「今日はもっていこうっと!」という日は持っていきます。
それじゃ,あちこち書いたものが分散してしまうじゃないか,ということになりますが,いいのです。それでも。
どうせ家にあるのですから,2,3冊のメモ帳を持ってきてパラパラやれば,書いたものはでてきます。
一元管理しようとしないコンテキスト・メモのよさです。
「どこに書いたかわからなくなった」ということはこれまで一度もありません。
ScrapBoxにほとんど転記してますし。
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iPhoneへのメモとの折り合いは・・?
MemoFlowyやScrapBoxに始めから入力した方が転記しなくてよくて便利なのではと思います。
そうとも言えますし,そうでないとも言えます。
iPhoneでメモしておけば,あとからそれをすぐに使えます。
メモ帳に書くと,「書いた!」という書くことへの満足が得られますし,パラパラめくる楽しさも味わえます。
どっちもいいですからどっちも味わいたいものです。
だから僕の折り合いのつけ方は,
[st-kaiwa1]持ってる方に書く[/st-kaiwa1]
です。
どうせあとからScrapBoxを経て,Workflowyに行くのです。
転記もおそれてませんし,「持っている方で書く」にしておくと,いらない迷いが生じません。
「どれにかくんだったっけ」「どれに書こう」などと一瞬でも迷うことなく,さっと持ってる方に書く。
最強です。
まとめ
メモ・手帳ひっくるめて考えてます。
何か「価値がありそうな」メモは綴じたものに書きたいです。
手に収まる「パームトップ」のメモ帳をよく使います。
Rollbahnのミニ・メモ帳が近頃のお気に入りです。
iPhoneのメモとの折り合いはコンテキスト・メモの考え方で,「持っている方」に。
転記をおそれない
以上です。それでは!
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記録を撮り続けることはいいことだ
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