記事内に広告を含む場合があります。

天体物理学者ブライアン・メイがクイーンのソロとして21年ぶりに新曲発表〜二つのことに打ち込む生き方

知的迷走日記保管庫

※2019年1月に書いた記事を、2023年12月2日加筆しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天体物理学者ブライアン・メイと書いたのはわざとです。

Queenのブライアン・メイといったほうがわかりやすいとは思うのですが、ブライアン・メイにとって天体物理学者であることは決して余暇の片手間で行なっていることではありません。

今回の新曲「New Horisons」は、天体物理学者ブライアン・メイが発表した曲なのです。

新曲「New Horisons」とは

21年ぶりとなる新曲「New Horisons」は、2006年にNASAが打ち上げた無人探査機の名前であり、計画の名前です。

2015年に冥王星に接近通過(フライバイ)した無人探査機「New Horisons」は、2019年1月1日、その16億キロ先にある天体「ウルティマ トゥーレ」にフライバイしました。

この12年間に及ぶ計画とその先に達成した偉業を讃えるためにブライアン・メイは新曲を作曲したのです。

ブライアンは、単に天体物理学者としての立場からその偉業を讃える音楽を作ったわけではありません。ブライアンは、このNew Horisons計画の共同研究者に名を連ねていたのです。

この曲の中には、2015年に冥王星にフライバイした時に故ホーキング博士からチームに送られたメッセージも入れられています。

この曲は、2019年1月1日、NASAのゴダード宇宙センターから、New Horisonsの最接近の瞬間から演奏が開始されました。
そして、演奏終了と同時にダウンロード配信が開始されたのです。

音楽と天体物理学の融合です。

ブライアンだからこそできたことだと言えます。

すでにYouTubeのQueen公式チャンネルで聞くことができます。

「二足のわらじ」でなく、ひとつのことに打ち込んだ人生が二つあったのだ

世界的な伝説のアーティストQueen。
そして天体物理学博士のブライアン・メイ。

かれはいかにも二足のわらじを履いているように見えます。

しかし、どうも私には二足のわらじというイメージではない。

確かに彼は、インペリアルカレッジで、天体物理学の博士号を取るために学んでいました。
論文も残しているそうです。

しかし、Queenを、立ち上げてからは学問の道を一旦離れています。
そして、Queen一筋に打ち込みました。

世界的な名声はその先にありました。
ブライアンが学問の道に戻ったのは36年を経てからです。

一つの道Queenが成功を収めたのち、昔途中で中断していた学問を再開し、見事修めたのです。

再開力、回復力。

私がこのブログでよくいう言葉です。

やめていても再開すればそれは継続。
最終的に極めたらよい。

ブライアン・メイはまさにそれを行いました。

学問を修めている最中は、Queenの活動も休止し、学問に打ち込んでいます。

この生き方は、私には複線とか二足のわらじには感じられません。

時間をかけて一つのことに打ち込んだ人生が、二つあったのです。

現在は、極めた二つのことを一つに融合し、そこから価値を生み出しています。

その一つが、この新曲なのです。

 

二つの人生を歩むことを応援したい

僕は、一つの人生で教育者としての研究と実践に打ち込みました。

そして、それなりの成果を出してきました。

そして、定年後は二つ目の人生を歩む準備をしています。

ひとつ目の人生とは全く違うことに打ち込んで生計を立てたいと思っています。

ブライアン・メイにあやかって、36年前まで目指していたことをもう一度修め直す人生になるかもしれません。

そしてそんな人はたくさんいていいと思います。

そんな人たちを応援したいですね。

コーチングというスキルを修めていることにもそのような意味があります。

 

二足のわらじを履くことの勇気も応援したい

二足の草鞋を履くということは、それなりの勇気が必要です。
中途半端にやると、すぐに、「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言われるからです。

すぐに頭に思い浮かぶのは、アイドル「仮面女子」のメンバーであり、格闘家でもある川村虹花さん。
大晦日のRIZINに出場し、アマレスから来た「あい」選手に敗退しました。

彼女を見ていると、とても片手間には見えません、
忙しいアイドルの仕事と厳しい格闘家としてのトレーニングをしっかりと両立しようとしているのです。

売名だとか、中途半端にこの世界に入ってくるな、とか様々な批判は、もとより覚悟の上で、それらを受け止めながら前に進んでいます。

この先には、本当に強い格闘家であり、アイドルという素晴らしい掛け合わせの姿が待っています。

ぜひ頑張って、またRIZINに戻ってきて欲しいと思います。

 

まとめ

ブライアンは、人他のことに打ち込む人生を二つ行なった後、二つとも手に入れそれを融合させる生き方を。

川村虹花さんは、複線でどちらも手に入れる生き方を。

そのどちらも尊い。

心から応援したいと思います。

私も頑張ります。

マルチポテンシャライトについての記事はこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました