この記事は,メルマガに書いたものをリライトして投稿した記事です。
Twitterで流れてきたtweetに,こんなのがありました。
「若者たちが駅のホームで、 「令和で会おう!」 「良い平成を!」 って挨拶してて幸せな気持ちになった。
改元が人の死とセットじゃないって素晴らしい。
天皇陛下のご尽力に感謝しないと。」
「令和で会おう!」も,「よい平成を!」も若者のグッドな表現で,それ自体とても素敵です。
でもそこで終わらずに,
それをアンテナに引っ掛けて幸せになった自分を見つめ,
その幸せの元が人の死とセットじゃないからだということに気づいたこと,
そしてさらに天皇陛下への感謝につなげたこと。
これは,まさに「メモの魔力」でいうところの,ファクト→抽象化→転用が行われたtweetだと思いました。
そのわけを述べてみたいと思います。
このTweetを,メモの魔力で言う「ファクト」「抽象化」「転用」の視点から見直してみます。
ファクト
「若者たちが,令和で会おう!良い平成を!っていってた。」
ここで終わるtweetでもいいですね。
それだけでも多くのいいね!やリツイートがされたと思います。
ちなみに現時点(めるまが執筆時点)で,リツイート24000以上,いいね67000以上になっています。
抽象化
「なんか,幸せになった。改元が人の死とセットじゃないのは素晴らしいからだ」
ここまで含めると,さらにたくさんの同意が得られるでしょう。
改元が人の死とセットじゃないという気づきは「原液」を抽出したということですね。
他にもそれが当てはまるものはたくさんあるでしょう。
「平成最後の昭和の日に,大正駅で明治のR-!をのんだぜ!」
というtweetが大量発生したのも,まさに改元が人の死とセットじゃないからですよね。
前回の改元の時にはまさかこんなことしようと思うような気持にはなれませんでしたから。
当てはまるものがいくつもある,ということはそれらの上位概念を抽出したということであり,
「メモの魔力」でいうところの「レイヤーを上げる」ということをしたということです。
とするとあとは転用です。
転用
「天皇陛下のご尽力に感謝」
人の死とセットじゃない素晴らしい状態を生み出した天皇陛下に感謝するという行動をとることで,
一度あげたレイヤーを行動に落とし込んだわけです。
最初の「単によい話」から行動へと結び付けていったtweetですね。
すばらしいtweetだと思いました。
Twitterもこういう使い方をすればいいと考えています。
「こうだよ。それはこうだからだよ。 だからこういうことができるよ」
という一連のツイートができれば,
メモの魔力は,「tweetの魔力」へと転用することができるわけですね。
まとめます~Twitterはすばらしい
「ファクト」で止めておいたっていいんです。
自分でその後の抽象化→転用をしておけばいいんですからね。
Twieveのような,あとから一日分のツイートをエバーノートに送ってくれる機能があります。
僕は当初から使っていますので,もう相当のツイートがEvernoteに蓄えられています。
これを抽出して,WorkFlowyにでも持っていき,抽象化,転用への展開するセッションを自分でセットしておけばいいんですね。
もしそのための時間がとれなかったり,忘れてしまったりするような場合は,tweetの時に,そこまでやってしまえばいいですね。
この方のツイートのように。
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