ポメラを持って、ワープロ時代に行ってきました。
各時代の皆さんの反応をお届けします。
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目次
1984年の人がポメラを見たら
「おー!画面が大きい!一行のワープロしか見たことなかったよ!!
全体が見えて読みやすいよね。
あたらしいワープロはすごいなあ。
何、電源をオフにしてもそのまま画面に残ってるんだって?すごく便利!
いったいどうなってるの?
そういえば、印刷はどうやるの?プリンターがついてないみたいだけど」
※
はい。
まだ、画面が一行しかなかったんですよね。
電源が切れたら、書いたものはみんな消えました。
本体内に保存するメモリーもなかったので保存する手段はなし。
だから、書いたら印刷。
ワープロはそのための機械でした。
新し時代に備えるためのおもちゃの時代でした
1986年の人がポメラを見たら
「新型ワープロだね。
あれ?フロッピーを入れるところがないね。ICカードかな。でもカードスロットがないね。
本体内に保存?
いや、そんなにたくさん書いて保存できないだろ。
クラウド?雲?何それ。
プリントは?外部プリンターに接続するの?」
※
この頃になると、1D 750KBのフロッピーが認知されるようになりました。
一枚フロッピーにA4書類が70枚も入る!と言って未来を感じた時代。
そして、それ後から読み出して次の年に使いまわせることに気づいて身が震えた時代。
それまでは、前の年のをコピーして修正して刷り増しするのが普通でしたので。
次の年に、また呼び出して使えるって、すごいことなんですよ。
1987年の人がポメラを見たら
「おー!画面が明るい!」
やっぱりバックライトはいいな!
※
この頃、バックライト液晶が出始めました。
それまでは、画面が光らなかったので、あかゆいところでしか打てなかったんです。
1988年の人がポメラを見たら
「画面が小さいね。
本体に文書をいくつか保存できるんだね。
フロッピーがないからね。
印刷はプリンターを接続するんだね。
あれ?フォントの大きさ変えられないの?
イメージリーダーはつけられる?
え?表が書けないの?
テキストだけ?
へーこれ、ワープロ?」
※
一気にワープロの機能が各拡張され始めた時代。
イメージリーダーで写真を取り込めるようになったり、
フォントをいろいろ変えられたり、
色、斜体、縁取り、白抜き、1/4文字、横長、縦長など。
表現力が広がりました。
その頃の人がポメラを見たら、時代遅れのワープロに見えたかもしれませんね。
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1990年の人がポメラを見たら
「おお。テキスト専門のワープロか。
パソコン通信でパソコンに送って印刷するんだね。便利だね!
あれ?モデムはどこにつなげるの?
え?無線?Wi-Fi?音質がいいの?何それ?」
※
パソコン通信が広がり始めたので、フロッピーがなくても通信で送る、というソリュージョンが登場。
ただし、通信はモデムから電話線につなげて、という有線でした。
1994年の人がポメラを見たら
「カラーじゃないね。
モデムは内蔵か。書いたテキストはインターネットでメールするんだね。
でもモジュラージャックがみえないね。どうやって接続するの?え?Wi-Fi?音質がいいの?何それ?」
※
パソコンの画面もカラーになり始めました。
インターネットも少しずつ浸透。
しかし、Wi-Fiはまた、オーディオ用語。
いい音アピールの時代。
2000年の人がポメラを見たら
「ああ、モバイルギアみたいなものだね。
でも無線カード用のスロットがないね。
どうやって通信するの?
WinCE機かな。
でもホーム画面がないね・・・え?テキストだけ?なんだか昔のワープロみたいだな」
※
ザウルスの登場以来、人は本格的なモバイル時代に入った事を認識。
PCもモバイル時代に入り、ワープロ専用機の時代は終わりを迎えます。
私はシグマリオンというWinCE機を使い始めました。
当時のネット環境は、無線カードスロット。カードについているアンテナを立てて使いました。
2008年の人がポメラを見たら ポメラ発売
「今度売り出されたやつだね。
テキストだけか。
ホーム画面にいろいろアイコンがあったら何していいかわからなくなってしまうからね。
テキストしか打てないっていいね。」
※
その後クリエなどのPDA時代を経て、携帯全盛時代へ。
iPhone発表前夜のガラパゴス熟成の時代。
どこかで、ワープロ専用機への憧憬もありました。
そこで登場したポメラは、多くのワープロ専用機づかいの心を掴みました。
私も一旦は買おうとしました。
しかし、時を同じくして登場したスマートフォンにより、私はまた迷走時代に入っていきます。
その後10年に渡る迷走の末、私は2019年にようやくポメラを買ったのでした。
1980年代に戻ったような気がしていました。
更新履歴
2019-4-24 公開
2021-4-18 各時代に追記
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