2021-2-14 加筆しました
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Lyustyleです。
フランクリンプランナーはあらゆるところにその思想を具現化するこだわりがちりばめられています。
その中でも、最も強いこだわりを感じたのがこの「1週間コンパス」です。
コンパスと言ったらすぐに円を描く道具が頭に浮かぶのですが、ここではもちろん方位磁針のこと。
1週間、自分の方針がぶれないように、自分の役割や価値観などによって決めた目標が達成できるようにナビしてくれるのです。
具体的には、しおりです。デイリーページの今日のページを直ぐに開くためのしおりとしてはさむものです。
そのしおりに主に自分のいろいろな役割についての,この一週間の目標を書いておきます。
これで、デイリーページを開くたびにそれが目に入り、軌道修正ができるようになっているのです。
仕事もプライベートもバランスのとれた生活を目指すためには、様々な役割を満遍なく担っていかなければならないという思想が具現化された一週間コンパス。
その役割には、例えば僕ら教師ならば、学級担任として、教頭として、校長として、生徒指導主任として、教務主任として、人権教育担当として、などの、仕事上の役割があるでしょう。
また、○○研究会の事務局員としてなどの外でのサークル活動の役割もあります。
しかし,仕事上だけではなく,プライベートにおいての役割もあるわけです。
自治会役員としてなどの町内での役割、父として、夫としてなど家族の中での役割など、わたしが社会生活を営む上で担わなければならない役割があります。
その一つ一つについて、今週できることは何かということを目標にして書き出し、並べたものが1週間コンパスです。
コンパス、つまり指針のことです。
これは一番使う今週のウィークリーやデイリーのページに挟むので、いつも目にすることになります。
そして見るたびに自分の今週の指針を確かめ直すことになるわけです。
今週は仕事上の役割は担うことができているが、家庭での役割がおろそかになっているな、などということに気づくことができる。
これはなかなかうまい考えだと思います。
このような指針があると、何を優先しなければならないのかがはっきりするので、小さなことで右往左往させられることはないというわけですね。
まだこれを使う経験はないが、今週使ってみるとその効果がわかるだろうと思います。
(注 この記事を書いた時点ではまだつかっていませんでした。)
このしおり、中身を毎週書き換え、入れ替えることができます。
そのためにコンパス用の用紙52枚が同梱されています。
初めてこれを目た時、このこだわりは何?ここまでやるの?とびっくりしたことを覚えています。
本当に面白い。
こういう工夫を考えつくことが面白い。
きっと考えるとが楽しかっただろうなと思いました。自分が思いつきたかったと思います。
きっとワクワクしたことと思います。
そして、これが単なる思い付きではなく、考案以来20数年間使い続けられているわけですから、長い年月と支持によってシステムの中で確固たる高い価値を持っているのです。
役割からの目標を書くことで、単なるタスクリストではなく、自分にとっての意味あるタスクリストになります。
私は、教育者としてという役割を一番上に書きました。
それから学校での役割をいくつかと学校外でのサークル活動等の担当などの役割。
プライベートでは,夫として,父としてなどの家庭での役割。
そして,「知的生活探究者として」「知的生活ネットワーク運営者として」「アシタノレシピ執筆者として」「挿絵描きとして」などの役割を書き込みました。
実にわくわくします。
更新履歴
2016-6-19 公開
2021-2-14 追記
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